猛暑、台風を乗り越えて今年も直売所オープン!採れたてレモンを使ったドリンクを新たに11月1日から販売スタート

松戸市役所のプレスリリース

松戸市では20年以上前からレモンが栽培されており、新たな特産品として期待されています。防カビ剤、ワックス不使用で皮まで美味しいレモンを販売する鵜殿シトラスファームの直売所「MONPE(モンペ)」に、レモンドリンクを販売する「M+(エムプラス)」が11月1日(火)にオープンします。

■今年から6次産業化に家族で挑戦
新松戸で栽培したレモンのドリンクを販売する「M+」がオープン。直売所「MONPE」に併設し、採れたてのレモンをふんだんに使用します。まずは、モヒート(500円税込)、レモンミルク(600円税込)の2商品から販売開始。今後、ホットレモンの販売も予定し、さらに新品種のレモン「璃の香(りのか)」、キンカンライムを使った商品も開発中です。

〔日向夏とレモンを掛け合わせた新品種「璃の香(りのか)」〕
苗から植えてから5年、新品種「璃の香(りのか)」は、今年から来年にかけて50キロの収穫が見込めるまでになりました。まだスーパーなどでは販売されていない貴重な品種で、千葉県を直撃した今年の大型台風の際は、支柱を立てて対策したことで大きな被害はなく、収穫を迎えるまでになりました。

〔年々進む温暖化に加えて6月の猛暑が影響〕
今年は6月の猛暑が影響しました。市内5カ所の鵜殿シトラスファームの畑は、平地では水をあげて木の生育を促した一方、斜面では思うように水があげられず手入れに苦労し、新たに水を引く工事も行いました。昨年10トンのレモンを収穫しましたが、今年は約5トンと、4~5トン減少する見込みです。

■ 1カ月遅れのオープン、レモン木の再利用
6月の猛暑の影響でレモンの葉と実が大量に落ち、7月末まで約1カ月半かけて、大量にレモンの木を剪定し、枯らさないよう対策したことで現在は再生しました。昨年、直売所は9月中旬にオープンできましたが1カ月遅れでのオープンとなります。レモンは気候の影響を敏感に受ける作物で、猛暑の影響から、実が大きくなるのを待って販売を開始する判断となりました。現在は、黄色くなる前のグリーンレモンとして、キリっとしたフレッシュな香りと味でファンに喜ばれています。11月下旬には黄色く見慣れたレモンが収穫できる見込みです。

〔レモン木の枝のチップを販売〕
大量に剪定したレモン木の枝のチップを使ってナッツやカマンベール、ウインナーの燻製を楽しむことができ、本来は産廃になるものを再利用する取り組みを行っています。チップは直売所で販売予定です。

〔鵜殿さんコメント〕
「年々進む異常気象、農業人口の減少、そして農地自体の減少と問題は山積です。数十年前と気候がだいぶ変わったことを実感します。住宅街の畑でレモンを栽培し、直売所を始め、そして今年は収穫したレモンを使ってドリンク販売を開始する6次産業化に家族で挑戦することになりました。作物はとても敏感です。近年の異常気象に加えて今年は猛暑に台風もありましたが、来年は、2021年ベースに戻せるよう今から準備しています」

■買えるところ
「MONPE(モンペ)」
2018年9月に鵜殿さん一家がオープンさせた柑橘類直売所。レモンのほか、キンカンライムなど新松戸で生産された柑橘類を年明けまで期間限定販売中。
住所:松戸市新松戸6-16
営業時間:10:00~17:00(月曜定休)
https://udono-citrusfarm.com/
 

鵜殿シトラスファーム
生まれも育ちも松戸市の鵜殿さん一家。
地産地消で需要もあり、市街地にある新松戸の畑でも栽培できる作物を探していた新松戸の農家、鵜殿さん。28年前、当時運営していた園芸店で売れ残ったレモンの鉢植え3本を育てたのがきっかけでした。日本では広島県に代表されるように、温暖な地域が適しているレモン栽培。鵜殿シトラスファームでは、マイヤーレモンという比較的寒さに強い品種をメインに栽培しており、長い年月をかけて試行錯誤を繰り返した結果、いまや400本、年間10トンの収穫量にまで拡大。2018年にオープンした直売所では今年、レモンを使ったドリンクを販売する「M+(エムプラス)」をオープン。

レモンドリンクを販売する「M+(エムプラス)」
 

(商品イメージ)
・モヒート(500円税込)
・レモンミルク(600円税込)

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