大東建託のプレスリリース
大東建託グループ(本社:東京都港区)は、10月2日と10月23日の2日間、佐川急便株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:本村正秀)のご協力のもと、同社が所有する『高尾100年の森』(東京都八王子市)にて、当社グループ従業員とそのご家族を対象とした森林保全体験活動を実施しました。
本活動は、里山でのアクティビティを通じて従業員の森林・里山への理解と環境意識の向上を目的に開催したもので、2日間で95名の従業員とそのご家族が参加しました。
当社グループは、今後も企業活動を通じた環境課題解決を目指し、従業員が環境について考え、行動する機会を創出していきます。
高尾100年の森での森林保全活動 植樹体験後の集合写真
- 木を使う企業として、森林・林業保全の意識を高める
当社グループは、年間約4万戸の賃貸住宅を供給しており、そのうち約8割が木造です。多くの木材を使う企業として、当社グループはこれまでも、当社グループが使用した岩手県産木材と同量のスギを同県へ植林したり、自治体との共同による「植林体験・伐採見学ツアー」を開催するなど、従業員の森林・林業保全意識の向上を目指した取り組みを進めてきました。
一方、「高尾100年の森」プロジェクトは、佐川急便様が所有する東京都八王子市高尾の山林50ヘクタールを、佐川急便様と地域市民、大学などの教育機関、専門家、NPO法人などが協働で管理し、100年先も続く持続可能な里山の再生・保全を目指す取り組みです。「高尾100年の森」において、里山の現状を知り、里山保全のための取り組みを体験することは、従業員が里山や森林についての理解を深める機会になると考え、本保全活動の企画・実施に至りました。
「高尾100年の森」公式サイト:https://www.sagawa-exp.co.jp/takao100pj/
- 植樹や保全活動など、里山の自然や暮らしを体験
<ガイドウォーク>
里山を知り尽くしたインストラクターから、「高尾100年の森」に生息する動物などのレクチャーを受けガイドウォークがスタート。ネイチャークラフトに使用する木の実や植物の収集に取り組みながらも、動物の足跡や近年の台風被害による倒木を発見するなど、自然の力を感じる機会となりました。
インストラクターによるオリエンテーション
ガイドウォークの様子
<保全活動・植樹体験>
植樹した樹木の成長を促すためには、樹木の生育を妨げる草本類を除去する下刈りが必要不可欠です。インストラクターの指導のもと、手鋸による植樹前の下刈りや、スコップを使った植樹を体験では、初めての手鋸や大きなスコップに悪戦苦闘しながらも、真剣に取り組む姿が見られました。
手鋸を使って草木を刈り取る下刈り
大きなスコップを使って苗木を入れる穴を掘る様子
<ネイチャークラフト>
ガイドウォークで集めた木の実や植物、そして保全活動で除去したつる植物を使い、少し早いクリスマスリースを制作。ご家族ごとに素敵な作品ができあがりました!
親子でリース作り体験
リースには里山で集めたつる植物や木の実を使用
- 参加した社員の声
●家族との良い思い出となるとともに、森林保全の大切さを肌で感じることができました。
●普段オンライン上でしか顔を合わせていない方や初めてお会いする方々と交流することができ、有意義な時間を過ごすことができました。
●環境への関心が高まりました。積極的にCO2排出削減に努めたいと思います。
●会社がこのような機会を提供してくれたおかげで、家族だけではなかなかできない体験を子どもにさせることができました。このような活動が今後もたくさんあることを願います。
企業の環境経営推進には、従業員一人ひとりの環境意識向上が不可欠です。今後も同様の環境教育を継続することにより、環境意識の高い従業員を育成することで、事業活動を通じた環境課題解決に資する人材を育成していきます。
大東建託グループは、2020年10月、環境対策について「先進性、独自性、波及効果」のある取り組みをしている企業として、環境省より「エコ・ファースト企業」に認定されました。
今後もエコファースト企業として、事業活動を通じた環境課題解決に取り組むとともに、業界をリードする先進的、独自的なチャレンジを展開していきます。
<関連情報>
● 【脱炭素社会】使った分の木を植林 岩手県住田町へ植林・管理費用を寄付 (2021年11月22日) https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2021/iwate_wood_1122.html