ジブリパークの開園を記念した展覧会「ジブリパークとジブリ展」愛知会場がついに開幕!

ジブリパークとジブリ展 広報事務局のプレスリリース

2022年11月1日、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内に、スタジオジブリ作品の世界観を表現した公園施設「ジブリパーク」が開園します。開園を記念して同じ愛知の地で、ジブリパーク誕生の舞台裏を紹介する「ジブリパークとジブリ展」を10月29日(土)より愛知県美術館で開催します。
開幕に先駆け、10月28日(金)に愛知県美術館にて開会式、内覧会、トークイベントを開催しました。開会式には、主催者を代表し、愛知県の大村秀章知事と中日新聞社の大島宇一郎代表取締役社長が出席したほか、本展に企画制作協力したスタジオジブリから星野康二代表取締役会長兼社長、そしてジブリパークの制作現場を指揮する宮崎吾朗監督が参加。また開会式前には宮崎吾朗監督によるトークイベントも実施しました。

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  • トークイベントレポート

「ジブリパークとジブリ展」では、ジブリパークの制作現場を指揮する宮崎吾朗監督の、これまでの仕事と作品を振り返るとともに、ジブリパークをどのように考え、描き、つくっているのかを数々の制作資料とともに紹介します。本日のトークイベントでは宮崎吾朗監督が登壇し、「ジブリパークとジブリ展」の見どころや、4日後に開園するジブリパークについてお話しいただきました。

 ―「ジブリパークとジブリ展」では、ジブリパークでは見ることのできない制作過程などが展示されています。印象に残っているものは?

「サツキとメイの家」は、2005年の愛・地球博の時に建てさせていただき、ジブリパークのきっかけとなった。そういう意味では出発点です。そしてジブリパークの中で一番大きな施設「ジブリの大倉庫」。もとあった温水プールを改修したものなので、どのような造形にするのかといった目に見える部分も苦労しましたが、温水プールだった建物を残しつつ用途を(ジブリの大倉庫へと)作り替えていく部分が、設備面なども含め、最も苦労しました。一度更地にしてしまい、新たに建てる方が楽ではありますが、そうしたくはなかった。既にあるものを活かすということを最初から決めていたのであえて改修という形にしました。

―展覧会の展示物の中で、特に思い出の残っているものは?

僕がアニメーション映画作品に関わるきっかけになった作品は『ゲド戦記』ですが、改めてアニメーション映画を作るということと向き合うきっかけになったのは『コクリコ坂から』です。その時の方が苦労が多かったですし、考えることも多かった。高校生のラブストーリーである一方で、古い建物の取り壊しをめぐる話にもなっているので、この作品を作りながら、古いものを残す・残さないというのはどういうことなのかと考えました。若い頃は何でも新しいものが良く見えるものですが、こういう作品を作ったり、自身も歳をとる中で、安易に壊したり、形を変えたりするのは良くないんじゃないかと思いました。これは、「ジブリの大倉庫」を作るきっかけにもなっています。

―展示では名古屋独自のものも展示されているそうですね。

『アーヤと魔女』展の展示には、スガキヤのカップラーメンが置いてあります。実は『アーヤと魔女』の制作時期と、ジブリパークの制作時期が被っていて、同時進行で進んでいたんです。スガキヤのラーメンを食べながら、作品を作っていた、という感じですね。ちなみに、ジブリパークのグルメの中では、ナポリタンのおにぎりが一番美味しいと思います。カフェには味噌カツがのったピザもあり、それも意外とおすすめです。

―最後に、ジブリパークの開園を心待ちにしている方々、愛知県民へ一言メッセージをお願いします。

早く開園してくれないかなと思う一方で、本当に皆さんが来てくださるのか、楽しんでくださるのか心配な思いがあります。テーマパークであると捉えられていますが、僕としてはあくまで公園であってほしいとずっと思っていて。公園というのはまず地元の人のためのものではないかなと思っているので、誰よりも愛知県の人に愛されるものであってほしいですし、すぐに来られない方も、その“入り口”を覗き見る思いで、展覧会に足を運んでいただけたら嬉しいなと思います。

 

 

 

  • 開会式(主催者あいさつ要旨)

■大村秀章(愛知県知事)
今回、主催の中日新聞社より“ジブリパークのメイキング展”として本展のお話をいただき、実施の運びとなりました。本展は、試行錯誤を重ねながらつくり上げてきたジブリパークの舞台裏を知っていただける展覧会です。皆様にはジブリパークと展覧会の両方をご覧いただき、予習復習含め、楽しんでいただきたいと思います。

■大島宇一郎(中日新聞社代表取締役社長)
本展前半では、宮崎吾朗監督がこれまで手がけてこられた建造物やアニメーション映画作品をスケッチや写真などを交え紹介し、宮崎吾朗監督の作品に込められた思い・技術を感じてもらえます。後半では、ジブリパークでどのようにスタジオジブリの世界を表現しようとしたのか、ジブリパークの理念・制作の舞台裏を紐解いていけたらと思っています。本展を通して、ジブリパークへの期待を一層高めていただけたらと思います。

■星野康二(株式会社スタジオジブリ代表取締役会長兼社長)
コロナ禍となったこの3年、大変厳しい状況に陥りましたが、その中でも大きな喜びがありました。宮﨑駿監督の長編アニメーション映画作品の完成が近づいているということと、ジブリパークが間もなく開園するということです。そして今回開幕する本展は、コロナ禍にしっかりと向き合い、乗り越える途上にあるこのタイミングで開催されるということも、重い意味があるのかなと感じています。本展で体感体験いただけることは、ジブリパークでのそれと同じくらい、たくさんの面白味が詰まっています。限られた2ヶ月間の本展、多くの方々、特に地元の皆様に足を運んでいただけたら、とても嬉しいです。
 

 

  • ジブリパーク開園記念「ジブリパークとジブリ展」開催概要

会期:2022年10月29日(土)~12月25日(日)
会場:愛知県美術館(〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階)
開館時間:10:00~18:00 金曜は20:00まで (入場は閉館1時間前まで)
休館日:毎週月曜日(10月31日は開館)
主催:愛知県美術館/中日新聞社
協賛:DNP大日本印刷/アイシン/NTPグループ/鹿島建設/トヨタ自動車
後援:愛知県教育委員会/名古屋市教育委員会/愛知県私立幼稚園連盟
企画制作協力:スタジオジブリ/三鷹の森ジブリ美術館/ジブリパ―ク
観覧料(日時指定券):
<平日>一般1,700円 高大生1,100円 小中生600円
<土日祝>一般1,900円 高大生1,300円 小中生800円

※混雑緩和のため、事前予約制(日時指定券)を導入します。事前に日時指定券をご購入の上、ご来場ください。
※ジブリパークのチケットではご入場できません。本展のチケットをお買い求めの上ご来場ください。
※未就学児は無料ですが、日時指定券をお持ちの付添者と同じ入場時間枠でご一緒にご入場ください。団体券の販売は行いません。
※日時指定券に残部がある場合のみ愛知県美術館チケット売場で当日券(当日の指定された時間枠のみ有効)を販売します。当日券は曜日に関わらず土日祝日と同一料金です。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳(愛護手帳)、特定医療費受給者証(指定難病)のいずれかをお持ちの方は、各券種の半額でご覧いただけます。またこれら各種手帳の「第1種」もしくは「1級」、または特定医療費受給者証(指定難病)をお持ちの場合、いずれも1名まで付添いの方も各券種の半額でご覧いただけます。
※各種証明書(障害者手帳、特定医療費受給者証(指定難病)、学生証など)は当日会場入口でご提示ください。
※新型コロナウイルス感染症対策を実施しています。詳しくは、愛知会場特設サイトをご確認ください。

<展覧会特設サイト>https://ghiblipark-exhibition.jp
<愛知会場特設サイト>https://ghiblipark-exhibition-aichi.jp
 
展覧会に関する問い合わせ(プレス用)
ジブリパークとジブリ展広報事務局(TOHO マーケティング株式会社 中部営業所内)
ghiblipark-exhibition@toho-marketing.jp

展覧会(愛知会場)に関する問い合わせ(一般用)
ハローダイヤル 050-5542-8600(9:00~20:00)
 

  • 愛知会場チケット情報

<11月1日(火)より第2期入場分の日時指定券を販売開始>
チケット販売スケジュール

・第1期(10月29日[土]~11月25日[金]分):販売中
・第2期(11月26日[土]~12月25日[日]分):11月1日(火)午前10時から販売

入場可能時間
①10:00~10:30 ②10:30~11:00 ③11:00~11:30 ④11:30~12:00 ⑤12:00~12:30 ⑥12:30~13:00 ⑦13:00~13:30 ⑧13:30~14:00 ⑨14:00~14:30 ⑩14:30~15:00  ⑪15:00~15:30 ⑫15:30~16:00 ⑬16:00~16:30 ⑭16:30~17:00
金曜日のみ ⑮17:00~17:30 ⑯17:30~18:00 ⑰18:00~18:30 ⑱18:30~19:00
※本展は入替制ではありません。チケット券面に記載されている入場可能時間内であれば、いつでもご入場いただけます。再入場はできません(特設ショップを含む)。

チケット購入方法
・オンライン予約購入:Boo-Woo(ブーウー)チケット
※会員登録(無料)が必要です。オンライン予約申し込み後、期限内に料金をお支払いの上、ローソンまたはミニストップでチケットを発券してください。
※入場日前日の22:00まで販売しますが、販売予定数に達し次第販売を終了します。

・店頭購入:ローソンまたはミニストップ
※ローソンまたはミニストップにあるLoppi(ロッピー)端末でご希望日時のチケットを購入してください。
※入場日前日の23:59まで販売しますが、販売予定数に達し次第販売を終了します。

当日券について
当日券は、日時指定券に残部がある場合のみ愛知県美術館チケット売場で販売しますが、販売なし、もしくは売り切れることがあります。予め日時指定券を購入されることをお勧めします。また、当日券の入場日・時間枠は選べません。当日券のお支払いは現金のみとなります。
当日券の販売状況は、会期中に愛知会場特設サイトでお知らせします。電話等でのお問い合わせやご予約はお受けしておりません。

その他注意事項
※主催者の責によらない理由によるチケットご購入後の日時・券種変更、キャンセル、払い戻しはできません。
※本展のチケットで会期中に限り愛知県美術館のコレクション展もご覧いただけます。コレクション展の入場時間は閉館30分前までです。

チケット(愛知会場)に関する問い合わせ(一般用)
Boo-Wooチケットカスタマーセンター 0570-084-700(11:00~17:00)
 

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