明神山に上がった烽火を撮影した写真でMAP作成! 「みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクト」実施

王寺町の文化財を生かした観光拠点づくり協議会事務局のプレスリリース

~現代に甦る飛鳥時代の情報伝達~

王寺町の文化財を生かした観光拠点づくり協議会事務局は、2022年11月12日(土)、12月15日(木)、2023年1月7日(土)に明神山から烽火を上げて、その烽火を撮影した写真・位置情報からMAPを作成する「みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクト」を実施します。

みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクトWEBサイト
https://nara-noroshimap.com/

WEBサイトイメージ

■王寺町明神山について
奈良県王寺町にある明神山は標高わずか273.6mですが、奈良・大阪方面ともに眺望のきく山です。奈良と大阪を分ける生駒・金剛山地にあって、北にその山々を切り抜く大和川が流れます。飛鳥時代の663年、白村江で大敗した日本は、唐・新羅連合軍に侵攻されるのを恐れ、対馬、壱岐、九州、瀬戸内から生駒山地の高安に城を築きました。同時に烽火による連絡ルートも整えて有事に備えました。
明神山は、城や烽火を築いたと考えられる記録や遺跡はありませんが、明石海峡が鮮やかに眺望でき、飛鳥方面の畝傍山が見え、高安城とも連絡可能な立地にあることから、付近に烽火台があったことも想像される山です。しかしながら、高安城から宮都の飛鳥までどのような烽火ルートがとられていたのか、学術的にも明らかになっていません。約20キロごとに烽火台を設けたともいわれますが、そもそもそれだけの距離で烽火を見ることができたのかさえ、わかっていないのが実情です。

■明神山烽火MAPプロジェクトが果たす役割
「みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクト」では、2022年11月12日(土)、12月15日(木)、2023年1月7日(土)に明神山から烽火を上げます。どのような天候のもと、どのような方角ならどの程度、烽火が見えるのか。参加者の方々に烽火の写真を投稿フォームからお寄せいただき時代の証言者になっていただきます。その写真・位置情報をもとに、烽火が見えた範囲のMAPをつくります。1月7日(土)には、明神山と奈良県明日香村を烽火でつなぐ試みも行います。

■イベント概要
<明神山烽火上げ概要>
奈良大学の准教授にも監修いただきながら、山頂より燃料や、素材を変えながら実際に烽火を上げる検証を行います。また、参加いただくユーザーより烽火が上がる様子を撮影いただき、所定の投稿フォームから烽火の画像を投稿いただきます。

<日時>
天候により、烽火上げの時間は変更する場合があります
第1回目:2022年11月12日(土)
     10時、11時、13時、14時から各回約20分間の烽火上げ
第2回目:2022年12月15日(木)
     11時、14時からそれぞれ約20分間と12時からの
     約1時間断続的に烽火上げ。
     12時からの時間では、主に奈良県北葛城郡内の小中学校から
     児童生徒に烽火を学校から確認していただくよう
     協力もお願いする予定です。
第3回目:2023年1月7日(土) ※明日香村との烽火リレーも試みます。
     10時、11時、13時、14時から各回約20分間

<烽火上げ場所>
奈良県王寺町明神山の山頂広場
奈良県北葛城郡王寺町畠田2640

<参加方法>
奈良県王寺町にある明神山を視認できる場所から烽火を撮影いただき、写真投稿フォームから写真を投稿してください。同時にフォトコンテストも実施しており、素敵な写真には特別な賞として王寺町のマスコットキャラクター雪丸君のグッズをプレゼント。ぜひ、ご参加ください。

みんなでつくる明神山烽火MAPプロジェクトWEBサイト
https://nara-noroshimap.com/
明神山烽火MAPプロジェクト:写真投稿フォーム
https://form.run/@myoujinyama-noroshi
明神山烽火MAP
https://www.mplf.net/maps/archive/633bee2c58ce030cd01b5631/map/timeline?hl=ja

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