麗澤大学のプレスリリース
11月12日(土)滋賀県高島市にて
今回の廃校再生イベント、話が始まったのは昨年10月のこと。「三方よし×SDGsの廃校再生」を目的に学生ならではのアイディアをこれまで模索し続けてきました。
イベントの舞台となる旧広瀬小学校は、1886年に開校し少子化の影響により2016年に129年の長い歴史の幕を閉じました。5,300名余りの卒業生を送り出した旧広瀬小学校は、在校生や卒業生からはもちろん、地域交流の拠点としても親しまれてきました。現在は、本学関連団体である公益財団法人モラロジー道徳教育財団が「淡海湖西生涯学習センター」として運営しています。
この旧広瀬小学校を再び、地域に開かれた場とすることを目指し、12名の大学生がイベントを企画しました。当日は、大学生に加え、地元の高校生がボランティアとして参加します。
中心となるのは3年次生の駒田 仁(こまだ ひとし)さんと2年次生の今城 一夏(いまじょう いちか)さん。「旧広瀬小学校から広がる地域の輪を取り戻したいという思いで、何度も現地に訪れ高島市の方々と話し合いを重ねてきました。熱いアドバイスやご支援をいただきその想いはさらに強くなりました」といいます。
イベント当日は、「懐かしさ」と「小学生の時にできなかったこと」をテーマに考案した様々なプログラムを実施します。メインとなるのはアートイベント。体育館で真っ白なシーツに色とりどりのペンキで手形をつける「手形アート」や、色紙に絵具を垂らしてマーブル模様を作成する「フルイドアート」などを実施します。他にも、滋賀県長浜市で毎年開催されるアートの祭典「アートインナガハマ」事務局のご協力により、ライブペインターとして活躍するYUKI氏によるパフォーマンス、漫画家 古本 ゆうや氏による本イベントのための特別イラスト描き下ろしが実現。滋賀県を拠点に活躍する音楽ユニット「~Lefa~」(リーファ)による生ライブも実施します。また、音楽室は「憩いの場」として開放します。ゆっくりと休憩もできますが、まるで放課後の教室のように、気軽に話ができる雰囲気を大学生が作り、地域の方々同士で交流できる場を創出します。懐かしの施設から、校長室など普段の小学校では入れない場所を巡るキャンパスツアーも実施します。
千葉県の大学生が挑む、滋賀県の廃校再生イベント。県外の大学生だからこそ分かる魅力が旧広瀬小学校には沢山ありました。約1年間に渡るプロジェクトの集大成となるイベントです。