鳥取県のプレスリリース
11月13日（日）に、国史跡青谷上寺地遺跡（あおやかみじちいせき）のある鳥取市青谷町を舞台に、遺跡や青谷地域に親しむイベント「とっとり弥生の王国青谷かみじちフェスタ」が開催されました。第一回目の開催となる本イベントでは、5月に青谷弥生人そっくりさんグランプリを受賞した吉田さんが一日国王に就任しました。当日は、他の9名のそっくりさんと共に来場者とふれあったり、弥生人に仮装したなりきり弥生人コンテストの審査員を務めるなど、イベントを盛り上げました。
- 全国の弥生人そっくりさんも大集合！青谷が弥生時代にタイムスリップ！？
イベントには約1800人が来場し、弥生人の脳の一部が発見された事にちなんだ脳みそパフェや弥生人の愛したカレーなど弥生グルメや、地元の芸能、勾玉作り・狩猟などの弥生時代体験コーナーなどを楽しみました。
また、会場には5月のそっくりさんグランプリ以来、半年ぶりに全国のそっくりさん達が集結し、来場者との写真撮影に応じるなど、イベントを盛り上げました。
～初代グランプリ吉田さんを一日国王に共立～
オープニングセレモニーで、初代国民の総意で国王に共立された初代グランプリの吉田昌弘さんは、どこにいても「国王！」と声をかけられ、一緒に写真をとるなどイベント来場者からも大人気で、大活躍の一日となりました。
【一日国王・吉田さんのコメント】
正式に国王に選ばれて嬉しいです。まわりが選んでくれてこその国王なので、今日は国王としての公務をしっかりおこなって、祭を盛り上げたいです。皆さんが祭を楽しんでいる姿を見るのが楽しみです。
【素材提供可能】(イベント当日/弥生人そっくりさん達の鳥取砂丘観光の様子）
・ムービー/スチール素材
※素材提供をご希望の媒体は、鳥取県PR事務局までお問い合わせください
- なりきり弥生人コンテストで、地元の岩竹千結さん（３歳）が優勝
会場では、我こそは弥生人と集まった「なりきり弥生人」コンテストも開かれ、９名が思い思いの衣装で参加しました。参加者の中には、自作の弥生風衣装やダンボールで作った弥生時代の道具でコスプレした気合いの入った人や、弥生時代に狩られていた鹿のマスク姿の人、青谷上寺朗の衣装のイメージを現代ファッションにアレンジした人もいました。
出場者のPRでは、工夫した点を審査員の初代国民（弥生人そっくりさん）にアピール。会場の笑いを誘いました。
優勝したのは鳥取市の岩竹千結さん（３歳）。卑弥呼をイメージして結った髪型と毛皮風の着ぐるみが、なりきりポイントとして評価されました。
- 青谷弥生人そっくりさん達、初代国民が鳥取砂丘に集結！
前日の12日には、今年5月に開催された青谷弥生人そっくりさんグランプリに出場した10人のうち8人が鳥取砂丘に集結しました。 らくだライドや砂丘散策で雄大な鳥取砂丘を満喫した後は、鳥取砂丘砂の美術館を見学。
長い年月をかけて作られた鳥取砂丘は、弥生人達が生活していた時代にもあったかも！？と弥生時代に思いを馳せながら翌日の青谷かみじちフェスタへの気合いを新たにしていました。
- 青谷弥生人とは？ ～人骨とDNAの研究から約1800年前の弥生人の顔の復元に成功
2000年に鳥取市の青谷上寺地遺跡（あおやかみじちいせき）で大量に出土した弥生時代後期（約1800年前）の人
骨のうち、3個体の頭蓋骨に当時の人の脳が残されていることがわかりました。弥生人の脳は国内で初めての発見です。
鳥取県では、国立科学博物館の監修を受けながら、頭蓋骨の形態やDNAの分析結果をもとに「青谷弥生人（あおややよいじん）」の復顔像を制作。遺伝子情報も反映した弥生人の復顔は全国初の試みです。
- 国史跡「青谷上寺地遺跡」とは
鳥取県鳥取市青谷町（あおやちょう）に弥生時代前期の終わり頃（約2400年前）から古墳時代前期（約1700年前）にかけて営まれていた集落遺跡です。弥生時代の歴史を考える上でとても重要な遺跡として、平成20年に国の史跡に指定されました。
令和5年秋には、重要文化財に指定された出土品などを展示公開する施設がオープンする予定です。