廃校の活用を目的に行政×地銀が企画 10年間で16小学校が閉校した京都・福知山市の地域に明かりを灯す! ~令和4年度 廃校活用事業 第3弾~「福知山 廃校活用事例ツアー」を実施します

京都府福知山市のプレスリリース

 京都府福知山市は、少子化により統廃合が進む小学校の活用を進める目的で、京都銀行、京都北都信用金庫と連携し、廃校活用に係る取組を進めています。廃校活用事業の第3弾として、福知山市で既に活用されている廃校を視察し、その活用事例を学ぶ本市初の取組「福知山廃校活用事例ツアー」を、2022年11月18日(金)に開催します。

 

 廃校活用事業第1弾は「サステナブル経営セミナー」と称し、本市で廃校を活用されている事業者と市の職員が京阪神地区で廃校に係る発表を行うセミナーを2022年9月2日(金)に開催し、19社21名が参加しました。また、第2弾として福知山市の4つの廃校を巡る、京都駅発着の「福知山廃校マッチングバスツアー」を、2022年10月7日(金)に開催し、15社27名が参加しました。

 「福知山廃校マッチングバスツアー」は、2020年度秋に「関西初」の取組として開催し、募集定員の2.3倍となる69者が参加するなど、大反響を呼びました。また、2021年度は、伴走支援型の「廃校リノベーションバージョンアッププログラム」を開催し反響を呼びました。

 

  • 経緯 -京都府福知山市の廃校活用―

 7,583校。これは、2002年度から2017年度までの15年間で廃校となった公立小・中・高等学校等の数です。少子化により学校の統廃合が進むなか、文部科学省で実施した「廃校施設等活用状況実態調査(2018年5月1日現在)」によると、現存する廃校施設等のうち、約75%が様々な用途に活用されています。
 京都府福知山市においても、複式学級の解消により子どもたちにとって望ましい教育環境を整えることを目的に小学校の再編を進め、2012年度から2020年度までに16校が閉校し、民間事業者が活用する取組を進めています。
 

  • 概要 -取組の全体像ー

 この取組の中で「公民連携促進に関する連携協定」を締結した地域金融機関2行(京都銀行、京都北都信用金庫)と連携し、2020年度から遠方の事業者も参加しやすいよう京都駅からバスツアー形式で福知山市の廃校を1日で3校案内する「福知山廃校マッチングバスツアー」を実施しています。
 2021年度は、2020年度よりマッチングの確度を高める取組として、福知山市と金融機関による伴走支援型の「廃校リノベーションバージョンアッププログラム」を実施しました。
 

  • 令和4年度 廃校活用事業 第3弾-廃校活用事例ツアー-

【取組名称】福知山廃校活用事例ツアー
【実施日】2022年11月18日(金) 10:15~14:15
※JR京都駅八条口を8時35分出発、17時30分頃に解散予定
【会場】福知山市内の廃校活用事例3施設(旧川合小学校、旧中六人部小学校、旧佐賀小学校)
【内容】活用事例の視察、福知山市担当者との意見交換
【対象者】廃校等への進出可能性のある企業
【参加費】無料
【参加予定】33名(24社)
 

  • (参考)令和4年度 廃校活用事業 第1弾-サステナブル経営セミナー-

【取組名称】サステナブル経営セミナー
【実施日】2022年9月2日(金) 16:00~18:00
【会場】池田市立池田駅前北会館
【内容】福知山市の廃校状況説明
    井上株式会社代表取締役井上大輔氏より「廃校活用から生まれる地域ビジネス」と称し講演
【対象者】廃校等への進出可能性のある企業
【参加者】21名(19社)
【参加費】無料
 

  • (参考)令和4年度 廃校活用事業 第2弾-福知山 廃校マッチングバスツアー-

【取組名称】福知山廃校マッチングバスツアー
【実施日】2022年10月7日(金) 10:40~15:00
※JR京都駅八条口を8時35分出発、17時30分頃に解散
【会場】福知山市内の廃校4施設(旧上六人部小学校、旧明正小学校、旧美河小学校、旧美鈴小学校)
【内容】廃校視察、福知山市担当者との意見交換
【対象者】廃校等への進出可能性のある企業
【参加者】27名(15社)
【参加費】無料
 

  • (参考)福知山市で始まっている廃校の民間活用

ひろがる廃校RE活用~地域の歴史と思い出を未来へ~
現在、使われなくなった学校を活用し、新たなにぎわい創出に向け、立ち上がる事業者が本市で増えています。

 <旧 中六人部小学校:THE610BASE>https://fields-the-base.jp/
地元の総合電機設備会社・井上株式会社による、地域貢献型新規事業
いちご摘み体験ができる農園やカフェを併設する複合型商業施設

 <旧 三岳小学校:三岳会館>
人権施設や集会施設など5施設の機能を集約した地元住民による地域活動の場

 <旧 精華小学校:ぐるーぷほーむ森の家>https://www.nakaji-morinoie.com/
廃校のグラウンドを活用した認知症対応型グループホーム

 <旧 佐賀小学校:足立音衛門 里山ファクトリー>https://www.otoemon.com/
首都圏にも店舗を持つ、地元の洋菓子店・足立音衛門の新拠点
工房では足立音衛門の焼き菓子や和菓子などの製造過程を見ることができ、
ショップ、カフェなどを備え、自然豊かな里山の中でお菓子の堪能。地元雇用にも繋がる。

 <旧 川合小学校:川合小学校(名称は考案中)>
グランドにテントを張り、山や川に囲まれた自然豊かな環境を満喫できるキャンプ場。

<旧 細見小学校:グランドオープンに向け準備中>
飲食事業、キャンプ場等の用に供するため施設として準備中

 <旧 公誠小学校:SOMABITO NORTH HILLS キャンプ場>
キャンプ場をオープン予定

<旧 天津小学校:S-LAB>https://www.s-lab.kyoto
「サッカー」・「スポーツ」・「シェア」の頭文字から名付けられた複合型スポーツ施設。
S-LABでは、各種スポーツ施設のほか、非常時に地域住民が避難できる緊急避難所の機能も備える。
 

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