オール鎌倉で挑むコロナ復興祈願の特別御朱印  鎌倉十三仏詣りの鎌倉彫御朱印「奉納式」を11月27日に実施

伝統鎌倉彫事業協同組合、鎌倉十三仏札所事務局 第一番札所 明王院、鎌倉はんこのプレスリリース

鎌倉彫御朱印が一堂に集まる展示会も11月29日~12月3日に開催

 鎌倉はんこは、鎌倉十三仏大祭(浄光明寺:文殊菩薩建立)に合わせて、「鎌倉彫御朱印」26体の「御奉納式」が浄光明寺にて執り行われることをお知らせいたします。また、11月29日から5日間、一般の方に一堂に集まった鎌倉彫御朱印をご覧いただけるよう「展示会」も開催いたします。

彫刻された特別御朱印

 新型コロナの猛威が世界を震撼させる中、社会や経済は混乱を極めました。鎌倉においても観光客が激減し、神社や寺院に参拝する方も少なくなりました。また、鎌倉彫や印章に関わらず多くの職人達の活動が難しい中、職人たちが「コロナ復興祈願の特別御朱印」の制作に取り掛かり始めました。この御朱印はコロナで苦しまれた方への哀悼の意を表すると共に、疫病退散や世界平和への思いが込められています。800年前の鎌倉時代から脈々と受け継ぐ鎌倉彫技術と、日本の象徴とも言える印章の彫刻技術が融合した最高峰の御朱印です。

 このプロジェクトは鎌倉市商工業元気アップ事業として、伝統鎌倉彫事業協同組合、鎌倉十三仏の寺社仏閣、鎌倉はんこが共同で取組み、鎌倉市(商工業元気アップ事業)、鎌倉市観光協会(マッチング支援)、鎌倉商工会議所(事業計画作成支援)などのご支援を受け、オール鎌倉で取り組んでおります。

■鎌倉十三仏詣りとは
 十三仏は、初七日から三十三回忌までの回忌法要にかかわる「巡礼」。明王院、浄妙寺、本覚寺、壽福寺、円応寺、浄智寺、海蔵寺、報国寺、浄光明寺、来迎寺、覚園寺、極楽寺、成就院の寺院から成る。その寺院でお使いになる御朱印の御奉納式と展示会が実施されます。

<鎌倉彫御朱印の奉納式>鎌倉十三仏大祭にて
日程   :11月27日(日)13時~15時半予定
場所   :浄光明寺
ご奉納品 :鎌倉彫御朱印 26体
参列者  :鎌倉彫職人・印章彫刻士・関係者 15名前後
      一般参加 40名前後
式辞(予定):ご法要、奉納式、ご挨拶、座談会、メディア対応
      *詳細時間が決まりましたらご連絡いたします

<鎌倉彫御朱印の展示会>
日時  :11月29日(火)~12月3日(土)10時半~16時半
場所  :鎌倉彫工芸館
展示品 :鎌倉彫御朱印 26体
参加対象:一般の方 入場無料
主催  :鎌倉彫工芸館・鎌倉はんこ
後援  :鎌倉十三仏詣実行委員会

【メッセージ】
<松尾 鎌倉市長のご挨拶>*鎌倉市商工業元気アップ事業
鎌倉市長の松尾 崇です。鎌倉彫御朱印展示会の開催、誠におめでとうございます。鎌倉彫御朱印は、鎌倉はんこ代表の月野様の素晴らしい発想から始まり、日本の伝統的工芸品である「鎌倉彫」と、寺社仏閣の「御朱印」という鎌倉の歴史と文化、伝統を繋ぐ新たな名品を生み出す事業として、令和3年度に鎌倉市のビジネスコンテストである「鎌倉市商工業元気アップ事業」に認定させていただきました。そして、令和4年6月21日に鶴岡八幡宮にて、鎌倉彫御朱印の奉納式が行われたことにより、多くの皆様に発信され、大きな反響がございました。今後も、素晴らしい発想とその行動力で鎌倉を盛り上げていただくとともに、ますますのご活躍をご期待申し上げます。ともにオール鎌倉で頑張りましょう!

<鎌倉市観光協会のご挨拶>*マッチング支援
「鎌倉彫」と「御朱印」という鎌倉観光の中で欠かすことのできない2つの資源をマッチングした素晴らしい試みが実現しました。コロナ禍で観光のあり方が見直される中、これまで受け継がれてきた歴史的遺産を今後10年、50年、100年先まで継承する新たな文化として磨き上げることが重要だと捉えています。鎌倉市観光協会としては、この特別御朱印の取り組みを社寺の参拝客の皆さまにお伝えするとともに、観光の発展に寄与できればと思います。

<鎌倉十三仏札所事務局 第一番札所 明王院 住職>仲田 晶弘
この度は、大変貴重なご縁を頂きありがとうございます。十三仏は、人が亡くなったのちにお世話になる仏様たちのことで、初七日から三十三回忌までの回忌法要にかかわる仏様です。毎月、希望者を募って、僧侶がご案内して十三仏札所をお参りしながら歩いて回る「巡礼」もすっかり定着してまいりました。鎌倉彫御朱印のお話をいただいた時には、大変驚きました。鎌倉彫といえば、格式のある高級な芸術品。「実用するからこその鎌倉彫なのです。」という情熱に感動しました。仏像、仏具を制作する技術だけでなく、この先何百年と大切に使われるものを作成するという心意気が込められた御朱印、鎌倉彫作家さんだけでなく、鎌倉はんこさん、そして、このプロジェクトを支えてくださった皆様のお気持ちも含めて、末永くその役目を果たしていただくよう大切に使用いたします。コロナ禍で、世情不安定な日々ですが、深く感謝申し上げます。

<伝統鎌倉彫事業協同組合理事長>三月 一彦
御朱印を共同で制作させて頂き、伝統鎌倉彫事業協同組合としてこれまでにない素晴らしい取り組みとなりました。職人達が特に注力したのは、神社や寺院に相応しい植物や鳥、紋様などの図案を鎌倉彫で表現することでした。職人同士で仕上がった作品を鑑賞し意見交換することで、鎌倉彫に対しての技術の研鑽を図ることもできました。更に、御朱印制作を通して、小箱などの新たな分野の作品づくりにもつながっています。鎌倉彫工芸館では、鎌倉彫をより身近に感じて頂けるよう展示会やイベントの開催を定期的に実施しております。「鎌倉彫の魅力」を市民の方、観光の方も含めより多くの方にお伝えしたいと考えております。今回、このようにオール鎌倉でご連携させて頂いたことに感謝しております。

<鎌倉はんこ>月野 允裕・千恵子
新型コロナの猛威が世界を震撼させる中、社会や経済は混乱を極めました。鎌倉においても観光客が激減し、神社や寺院に参拝する方も少なくなりました。また、鎌倉彫や印章に関わらず多くの職人達の活動が難しい中、皆様のご協力を得ながら「コロナ復興祈願の特別御朱印」の制作に取り掛かり始めました。この御朱印はコロナで苦しまれた方への哀悼の意を表すると共に、疫病退散や世界平和への思いが込められています。800年前の鎌倉時代から脈々と受け継ぐ鎌倉彫技術と、日本の象徴とも言える印章の彫刻技術が融合した最高峰の御朱印です。最後に、ご協力頂きました皆様には深く感謝申し上げます。歴史文化、伝統を大切にしながら、鎌倉の発展に微力ながら寄与できればと思います。

【共同企画】
鎌倉十三仏詣実行委員会、伝統鎌倉彫事業協同組合、鎌倉はんこ
【支援】
鎌倉市(商工業元気アップ事業)、鎌倉市観光協会(マッチング支援)、鎌倉商工会議所(事業計画作成支援)

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