プラネットのプレスリリース
国内1,400社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第194号として、年末年始の過ごし方に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータ提供や当社担当者が解説を差し上げることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。
- 年末年始は「自宅で過ごす」が圧倒的多数
2022年も間もなくおしまい。新しい年に向けて、いろいろと準備をしている人もいることでしょう。今回は年末年始をどう過ごすか、年末年始のイベントについてどう思っているか意識調査を行いました。
年末年始、最も長く過ごす場所を聞くと(図表1)、89.2%が「自宅」と回答しました。
2020年末にも同様の質問をしています。その際は、「自宅」と回答した人は82.3%でした。2年前と比べると、「自宅」で過ごす人が5ポイント以上上昇しています。そのかわり、「遠方にある自分または配偶者の実家」と回答した人が7.0%から3.8%に、「近隣にある自分または配偶者の実家」が、5.3%から2.3%に減少しています。
また、「国内旅行先」も2.3%から1.8%に微減しています。
- 帰省する実家の有無は拮抗
帰省する実家や田舎がある人に、直近でいつ帰省したかを聞くと(図表3)、男女ともに最も割合が高いのが「直近1ヶ月未満」(32.6)%でした。「直近1ヶ月~3ヶ月未満」(17.0%)、「直近3ヶ月~半年未満」(11.1%)、「直近半年~1年未満」(10.9%)と、直近の帰省から1年未満の人は合計で71.7%です。
- 年末・年始ともに、テレビ特番が人気
年末年始にやろうと思っていることを聞くと(図表4)、年末のトップ5は「大掃除」(42.8%)、「テレビの年末特番を視聴する」(41.2%)、「年賀状を書く」(31.1%)、「何をするでもなく体を休める」(31.0%)、「何をするでもなく休む」(31.0%)という結果でした。また年始のトップ5は「テレビの年始特番を視聴する」(36.7%)、「初詣」(36.5%)、「何をするでもなく休む」(32.3%)、「何をするでもなく体を休める」(30.2%)、「家族や親戚で集まる」(23.9%)という順になっています。
年末年始ともに、テレビ特番は大人気ですが、「大掃除」「年賀状を書く」「初詣」といった、「いかにも年末年始」という行事に混じって、「何をするでもなく体を休める」「何をするでもなく休む」が上位に食い込んでいるのを見ると、年末年始はまとまったお休みが取れる人が多いため、ゆっくり過ごしたい人が多いのかもしれません。
- 「年末年始どこにも行かない」が約半数
次に、年末年始に出かけるところを聞いたところ、「初詣」(25.5%)、「デパート、ショッピングセンターなどの商業施設、商店街」(15.4%)、「実家や親戚の家に年末・年始の挨拶」(15.3%)といった項目が上位に並びました。
ただし、最も割合が高かったのは「特にどこにも行かない」(48.0%)です。さきほどの質問では「何をするでもなく体を休める」「何をするでもなく休む」という人も少なくありませんでした。また、他の質問項目への回答では「年末年始は人で混雑するのが嫌」という声もありました。「年末年始だから出かけよう」という人がいる一方で、「年末年始だけど家にいよう」と考える人も多いようです。
また、「忘年会」(7.1%)や「新年会」(4.8%)といった宴会のような催しは、「映画館・シネコン」(4.0%)のような娯楽施設よりも相対的に割合が高いものの、全体で見ると、決して高い割合とは言えません。
- 忘年会が楽しみな人は少数派?
続けて、忘年会について掘り下げて聞きました。「あなたは今年(2022年)、忘年会に参加する予定があったり、参加したいと思っていたりしますか。参加する予定がある方やしたいと思っている方は、どんな人たちと忘年会をする予定なのか、したいと思っているのかを教えてください」という質問では(図表6・上)、「忘年会に参加したいと思わない」という人が48.0%と約半数でした。特に女性は55.1%の人が「参加したいと思わない」と回答しています。
去年の忘年会について、参加したか、どんな人たちと忘年会をしたかを聞くと(図表6・下)、「忘年会には参加しなかった」という人が82.9%でした。
昨年の結果と今年の予定を見比べてみると、たとえば「よく顔を合わせる友人」と去年忘年会をした人は10.0%、今年忘年会をする予定の人は15.1%になっていて、ほかもほぼすべての項目で割合が上昇しています。あくまで予定なので、実際にやるかどうかはまだわかりませんが、忘年会をしたい人は去年よりも増えているようです。
- 初詣、お賽銭はいくら納める?
「年始に初詣に行く予定」と回答した人を対象に、初詣に行く場所について聞くと(図表7)、半数を超える人が「自宅から最も近い寺社」(52.0%)、次いで、「自宅周辺で最も大きい寺社」(25.8%)でした。初詣のために遠出する人はあまりいないようです。
初詣でお賽銭をいくら納めるかを聞くと(図表8)、「お賽銭は納めない」と回答した人は1.6%で、ほとんどの人がお賽銭を納めるようです。
納める額で最も割合が高いのが「51円~100円」(29.1%)、2位が「101円~500円」(18.5%)、3位が「5円以下」(15.9%)でした。
また、「1001円以上」は2.3%と少数派です。
男女差を見ると、15円までは女性のほうが割合が高く、16円以上になると、男性の方が割合が高くなっています。
- 「帰省が楽しみ」派、「帰省は気が重い」派、どちらもたくさん
年末年始の予定や過去のエピソードを自由回答で聞いたところ、「年末年始が楽しみ」「いつもと変わらない」「気が重い」と、人によってさまざまでした。家族、親戚や友人と久々に会うことを楽しみにしている人がいる一方で、「両親が高齢だから」「全国あちこちから帰省してきた人が集まるのはちょっと……」と、今年も自粛ムードの人も。また、「夫の実家に帰省するのがストレス」という女性の声が複数見られました。
【自宅でゆっくり過ごす】 【帰省するのが待ち遠しい!】 【帰省するのは気が進まない……】 【初詣は決まった神社に】 【混雑がイヤ】 |
調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「年末年始の過ごし方」に関する意識調査を実施。
期間:2022年10月24日~10月27日、インターネットで4,000人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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