次世代を担う高校生がSDGsを学び、サステナブルな社会の実現を目指す「SB Student Ambassador全国大会」開催論文選考を通過した高校、全国から15校を招待!

株式会社 日本旅行のプレスリリース

株式会社日本旅行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小谷野悦光)は、2023年2月14日(火)・15日(水)に実施される「サステナブル・ブランド国際会議2023東京・丸の内」において、次世代を担う高校生と共にサステナブルな社会の実現に向けて共創する育成プログラム「SB Student Ambassador全国大会」を開催します。
今年で4年目となる同プログラムの開催にあたり、秋季に開催したブロック大会出場校から過去最多となる111校の応募があり、厳正な論文選考からご招待する15校の高校を決定いたしました。

 

▲2022年の同プログラムの様子▲2022年の同プログラムの様子

 

  • 「サステナブル・ブランド国際会議2023東京・丸の内」開催概要

・実施日時:
2022年2月14日(火)・15日(水) 2日間
(現地参加又はオンライン参加)

・実施場所:
東京国際フォーラム・丸ビルホール・JPタワーホール&カンファレンス 

・テーマ :
「RECENTER & ACCELERATE」

サステナブル・ブランド国際会議とは

経営の根幹に「サステナビリティ(持続可能性)」を取り入れ、自社の競争力とブランド価値を高める取り組みです。一企業、一団体では達成困難なSDGs に対して、組織の枠、企業の垣根、そして国境を越えた交流の場を提供し、参加者同士が次なるイノベーションを生み出すプラットフォームの創出を目指しています。
本会議は、国内外の企業・自治体のSDGsに関する最新の取り組みや潮流を知り、各業界の第一線で活躍するイノべーターとネットワーキングができる国内最大、4000人規模で開かれるサステナビリティに関するコミュニティイベントです。 https://www.sustainablebrands.jp/event/sb2023/

 

  •  「SB Student Ambassador」参加決定校 

1. 開催の背景
2030年までに、ミレニアル世代やZ世代が労働及び購買層の圧倒的多数を占めるようになる中、社会は彼らの優先順位や多様化する価値観に耳を傾け、対応していく必要があります。また、内閣府SDGs推進本部が発表している「SDGsアクションプラン2021」では、「持続可能な開発のための教育(ESD)を推進し、次世代へのSDGs浸透を図る」を重点事項として挙げています。今後ESD教育(持続可能な開発のための教育)は益々重要になると考えられています。

2. 高校生参加の目的
次世代を担う未来のリーダーである高校生に、最新のサステナビリティへの取り組みに対して知見を深めていただくと同時に、高校生が持つ価値観や社会に求めるものを共有し、サステナブルな社会の実現へ向けて、共創していく機会とします。

3. 応募要領および選考方法
■応募方法:
各ブロック大会で得た知見やこれまでの経験を活かし、SDGs達成のために高校生として登壇企業・自治体等とともに取り組めるアイデアを考えよう!という主題で論文を提出。各校1点まで。

■応募期間:
前半ブロック~2022年11月14日(月)/
後半ブロック~2022年12月5日(月)

■選考方法
Sustainable Brands Japanのカントリーディレクターである鈴木紳介氏を審査委員長とし、SB国際会議プロデューサー、Student Ambassador全国大会事務局(日本旅行)からなる審査委員会を設置し、①サステナビリティへの理解度 ②考察力 ③提案力の3つの審査基準に加え、提案内容の持続可能性や革新性などの面から総合的に評価しました。

4. 招待決定高校と各学校のテーマおよび決定理由(都道府県順)
■北海道ブロック代表
北海道岩見沢農業高等学校(北海道岩見沢市)

「北の雪から~北海道における自然エネルギーを活用した野菜類周年栽培技術の確立~」
特別豪雪地帯という農業を行うには困難な地域特性を逆手に取り、岩見沢市のポテンシャルを打ち出しながら多角的な視点で、食料と環境の両側面に配慮した産業振興を整理した点を高く評価。本会議で様々な先進事例に触れ、持続可能な北海道の産業を牽引していただきたい。

■東北ブロック代表
東北高等学校(宮城県仙台市)

「クリーンなエネルギーを自給自足から」 
生活に欠かせない電力が、国内自給率は10%と低い事に着目し、限りある資源の生み出し方を、自ら高校生が生活する学校というフィールドを活用した振動発電を提案した主体的な姿勢を評価。
本会議では様々な人と交流を深め、エネルギーの自給自足と地域づくりの在り方について具体化してほしい。

■北陸ブロック代表
富山県立高岡南高等学校 (富山県高岡市)
「車社会にチャンス到来!富山の未来はモーマンタイ!!」

車社会の背景にある環境問題と高齢化という地域課題を踏まえ、富山が誇るアルミ産業と次世代エネルギーと言われる水素を掛け合わせた課題解決への提案を高く評価。本会議で全国の取組事例を収集し、誰もが我慢をしない街づくりの為に、学びを深めてもらいたい。

■北陸ブロック代表
福井県立武生東高等学校 (福井県越前市)
「越前文化を多文化共生に」

越前市が推進する多文化共生に向けた取組を理解し、年々増加する在日外国人の困りごとと、シャッター街と化す商店街の活性化を目指す提案を評価。本会議でインバウンド対策についての理解も深めつつ、北陸新幹線延線開業の展望も踏まえた、一過性に留まることのない取り組みを期待したい。

■東海ブロック代表
岐阜県立岐阜高等学校(岐阜県岐阜市)
「地域をつなぐ皆覧板(かいらんばん)」

情報化社会が進む一方で、高齢者や障がい者、子育て世代をつなぐ温かい社会の在り方を考え、誰一人取り残されない相互扶助の実現に向けた提案を評価。スマホを持っていない高齢者もいるということも視野に入れ、本会議ではまちづくりに関する様々な事例に触れ、新しい時代における交流の形を見出してほしい。

■東日本ブロック代表
郁文館高等学校(東京都文京区)
「離島における水上飛行機の可能性」

新たな交通インフラによる離島の課題解決を打ち出した考察力を評価。過疎化が進む島嶼部での課題解決は、島国日本の将来のシミュレーションとして実装できることを期待して、本会議で様々な事例に触れ、実現に向けて知見を増やしてほしい。

■東日本ブロック代表
中央大学杉並高等学校(東京都杉並区)
「高校生でも起業はできる!~食品ロスと飢餓を救う~」

身近で起きている食品ロスの課題を解決するために、小売店と消費者の中継会社をつくるという積極的な姿勢を評価。本会議では自治体と企業の共創事例を参考に、洗い出した課題の対応について理解を深め、より良い提案にブラッシュアップしてほしい。

■東日本ブロック代表
豊島岡女子学園高等学校(東京都豊島区)
「オーストラリア先住民(アボリジニ)との融合によるカンタス航空のSDGsの達成」

主要路線であるオーストラリアの先住民が直面している問題を解決するために、航空会社が果たせる役割を広告と雇用に分けて整理した視点を評価。本会議では様々な航空会社を含めた既存事例との比較や人権・多様性についての理解を深め、多角的な視点で更なるアイデアを期待したい。

■東日本ブロック代表
白鵬女子高等学校(神奈川県横浜市)
「エコレールマークポイントカード 略して“エコレルポイント”の提案」

物流業界で問題となっている「長時間・重労働」「人手不足」に対し、消費者のエシカル行動を促す仕組みつくりを提案した点を高く評価。本会議では世の中の認証制度への理解を深めつつ、エコレールマークの制度そのものの更なるアップデートについて検討を深めてほしい。

■西日本ブロック代表
大阪学芸中等教育学校(大阪府大阪市)
「空き家×きらベジ×地域住民 “空き家ファーム”」

日本全国でも長屋が多い大阪市の伝統的・歴史的景観の保全と、空き家問題を同時解決する手法を考え提案した点を高く評価。本会議では大阪らしい地域共生の在り方について学びを深め、具現化に向けて提案をブラッシュアップしてほしい。

■西日本ブロック代表
関西大学高等部(大阪府高槻市)
「BCWs 〜見えない世界との架け橋〜」

世に普及しつつある骨伝導を視覚障がい者に的を絞り、生活を安心で豊かにするためのソリューション提案を高く評価。本会議では全国各地で効果を生み出しているIot事例に触れ、骨伝導眼鏡で変わる未来を提案してほしい。

■西日本ブロック代表
雲雀丘学園高等学校(兵庫県宝塚市)
「商店街の活用と地域活用について」

商店街をオープンキャンパスに見立て、学生寮という継続的な視野でヒトの流れから経済循環を生み出す提案を高く評価。本会議では様々なまちづくり事例を学び、課題解決へ向けた具体的な提案に磨いてほしい。

■中国ブロック代表
岡山県立操山高等学校(岡山県岡山市)
「Re-Take   SDGs2つの軸 自助具×竹」

自身の経験の中ですべての人が暮らしやすい社会になる為の取り組みの必要性を感じ、積極的な情報収集による具体的な提案と熱意を評価。マイノリティに対する地域の取り組み事例を学び、循環型社会へ向けて活動の幅を広げてほしい。

■四国ブロック代表
大手前丸亀高等学校(香川県丸亀市)
「電車deキャンプ」

地方鉄道の赤字経営の加速を打破すべく、四国の豊かな森林資源の保全を通じた観光による活性化で移住定住を志す提案を評価。本会議では森林保全と観光利用が共存できる仕組みについて理解を深め、一過性に留まらない提案にブラッシュアップしてほしい。

■九州ブロック代表
宮崎第一高等学校(宮崎県宮崎市)
「うんち県💩MIYAZAKI」

畜産王国と呼ばれる宮崎県で余る家畜の糞を資源に変える提案を評価。本会議では様々な企業や自治体が連携する事業の形を学び、6次産業産業を視野に入れた循環型農業の提案を期待したい。

 (参考) SB Student Ambassadorブロック大会について
選考に先駆けて、事前学習の場として、「SB Student Ambassadorブロック大会」を全国9地域で実施し、合計194校1,253名の高校生にご参加いただきました。SDGsに関連した最先端の活動に取り組むオピニオンリーダーたちによる「SDGs基礎講座」でサステナビリティを学んでいただいたほか、実際にサステナビリティ先進企業、自治体で活躍する方たちの講演をテーマ別に聴講した上で、サステナブルな社会の実現に向けてSDGsを活用し、何ができるのかをディスカッションするワークショップを行いました。​

▲「SB Student Ambassadorブロック大会」の様子▲「SB Student Ambassadorブロック大会」の様子

日本旅行グループでは、SDGs 宣言として『Tourism for Tomorrow「おもいやり」と「きずな」でツーリズムにできること』を掲げ、将来にわたり持続できる事業を見据え、「人」「風景」「文化」の未来に貢献する活動を行っております。https://www.nta.co.jp/houjin/sdgs/

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