STUDIO SURUMEのプレスリリース
株式会社増田(本社:東京都台東区、代表取締役社長:増田信秀)は、オリジナルブランドであるMasuda LEATHERを立ち上げ、革製品の製造企業としての新業態であるアウトドア分野に参入いたします。それに伴い、2023年1月10日(火)に新たにウェブサイトをリニューアル致しました。(https://masuda-leather.myshopify.com/)
■コロナ禍における100年企業の危機
株式会社増田は袋物製造の聖地である東京都台東区は蔵前エリアにて、先々代から数え100年以上この地で物作りを続けてきた企業です。これまで国内外・ブランドの大小を問わず、様々なブランドの商品を製造してきました。名前が表に出ることがない、いわば黒子のような立場から革製品を100年以上作り続けてきた増田ですが、コロナ禍において取引先が撤退した影響により売り上げが大幅に減少。会社として大きな危機を迎えました。
新たな受注先を見つけるために積極的に営業に取り組むも、売り上げは右肩下がりの一方。これまで黒子として革製品を作り続けてきた老舗企業が初めて迎えた危機でした。社内で何日も会議を続けたことで出た結論は、これまでやってこなかったことをやってみよう。新たに自分たちが表に出る自社ブランドを立ち上げることでした。その第一弾として、キャンプが好きな職人の「うちの革で作った納得できるキャンプ用の椅子が欲しい」の一言からレザーチェアが生み出されました。
■レザーチェア
国産の牛革を素材とした、使い込むたびに味わいが増すレザー製のアウトドアチェア。しなやなかレザーは非常に丈夫で火の粉にも強く、アウトドアで頼れるプロダクトです。焚き火のゆらゆらと揺らめく炎。薪の爆ぜる音と鳥のさえずりを聞きながら、ゆっくりと流れていく時間。そんな時間を過ごす相棒としてぜひ育ててみて下さい。
■クラウドファンディングサイトで支援数百万円の大反響
開発した革製のレザーチェアはクラウドファンディングサイトMakuakeとmachi-yaでお披露目。これまで黒子として革製品を作り続けてきたため、自分たちが製作した商品の顧客の反応を直接聞く機会が全くなかったのですが、クラウドファンディングによりインターネットを通じてお客様の反響を直に感じられる機会となりました。
その反響はすさまじく、Makuakeでもmachi-yaでも当初予定していた募集数よりも予約が殺到し、数百万円ものたくさんの支援を獲得することができました。アウトドア分野への確かな手ごたえを感じるとともに、この芽を大きくするためにはどうしたらよいかという新たなる挑戦が始まりました。単なるいち商品ではなく今後もずっと繋がり続ける大きな流れを生み出すために。これがMasuda LEATHERという自社ブランドの誕生の瞬間でした。
Makuake
https://www.makuake.com/project/leather-seat/
■国内の様々な展示会への出展
Makuakeに挑戦した際は自社製品はアウトドアチェアひとつだけでしたが、そこから素材を変えたバリエーション、ローバータイプ、カーミットタイプ、OD缶カバーなど様々なアウトドア商品を開発しました。ブランド名もMasuda LEATHERとしてデザイナーに依頼してロゴを作成し、インテリアライフスタイル展、インターナショナルギフトショーなど国内の展示会へ出展を果たしました。
これまで黒子として表に出ることがなかった老舗企業が、初めて主役として展示会で自社の製品をPRするべく取り組みました。販売は不慣れながらも、革に対する知識やこれまでの製造の実績が評価され、革のアウトドア製品は様々なショップへのお取り扱いが決まることとなりました。会社が立ち上がってから100年以上経過し、初めての自社ブランドの取り組みでした。
■次の挑戦は海外のクラウドファンディング
株式会社増田による新ブランド「Masuda LEATHER」の次の挑戦の場は海外のクラウドファンディングサイトであるINDIEGOGOです。日本で脈々と受け継がれてきた革加工の技術が世界にどれほど通用するのか。国内の展示会で自信をつけたことにより、自然と次の目線は世界へと向いていました。日本発のレザーチェアをはじめとした、革のアウトドア製品たちがどれほど通用するのか。黒子だった会社では、いままさに新しい挑戦を楽しみにする声で一杯です。下町の100年企業の世界を舞台にした挑戦にご期待ください。
【株式会社増田】
企業名:株式会社増田 設立:昭和3年7月 代表取締役社長:増田 信秀
所在地:東京都台東区三筋2丁目3番地7号
HP:https://www.masuda-c.co.jp/
事業内容:メンズバッグ、ハンドバッグ、革小物、その他革製品の企画・製造