愛知県蟹江町、堤幸彦監督の協力で 小酒井不木原案のショートムービー「眠り薬」を制作

蟹江町のプレスリリース

 
愛知県蟹江町、堤幸彦監督の協力で 小酒井不木原案のショートムービー「眠り薬」を制作
 
 
 愛知県蟹江町では「ミステリーのまち」としてシティプロモーションを展開していますが、この度、ミステリーショートムービーシリーズの最新作として「眠り薬」を製作・公開しました。これは蟹江町出身で江戸川乱歩のデビューを後押ししたことでも知られるミステリー作家・小酒井不木の作品を「20世紀少年」、「TRICK」、「SPEC」などで有名な映画監督・堤幸彦氏の協力を得て、2020年から毎年製作しているものです。
 

 
 2020年「死体蝋燭」、2021年「安死術」、2022年「網膜現像」と、現在までに3本制作しているシリーズの第4作となる今作は、主演に地元名古屋でリーダーを務めたグループを卒業後俳優業に専念している水野勝、相手役に「突破ファイル」やZドラマ「卒業式に、神谷詩子がいない」などドラマやCMに数多く出演し活躍中の若手注目株・小高サラを迎え、シリーズ常連の西川流四世家元・西川千雅に加え、咲坂実杏、秋田卓郎、菅沼翔也などが出演しています。
 

 
 ストーリーは原作を大胆にアレンジし、設定を現代化。さえない大学院生「伊吹タカミチ」は、あるパーティで絶世の美女・桜宮テルコと出会う。一目ぼれしたタカミチに、テルコはある相談を持ち掛ける。それは彼女が世話になっている横尾教授に近づき「あること」をして欲しいという依頼だった。テルコと二人きりでゆっくり会いたい気持ちから、タカミチはその依頼を引き受けるが...という、一人の大学院生が恋心から巻き込まれてしまうサスペンスストーリーになっている。
 本編は蟹江町役場公式YouTubeチャンネルにて公開中。
 

 

 
○小酒井不木とは?
 小酒井不木(こさかい ふぼく・1890(明治23年)~1929年(昭和4年)は蟹江町出身の医学者、翻訳家、作家。江戸川乱歩、横溝正史らとも交流を重ね、多くの作品を遺した日本探偵小説界の草分けといえる人物。38歳の若さで急逝したものの、大正から昭和初期のわずか5年あまりの間に140以上の作品を執筆した。日本初のSF小説と言われる「人工心臓」や、昨年ネット動画でも話題となった「恋愛曲線」など、当時としては革新的な小説作品を多数世に送り出し、高い評価を得ている。しかしその作品群も、死後90年以上が経過した現在では多くが絶版・パブリックドメインとなり、一部がインターネット上で読めるだけという状況になっている。そこで蟹江町では時代の波に埋もれつつある不木の作品群にスポットを当てるべく、映画監督・堤幸彦氏の協力を得て、その作品をショートムービー として蘇らせる事業を展開しています。
 
○タイトル:小酒井不木原案「眠り薬」
製作:愛知県蟹江町
監督・脚本:藤原知之
出演:水野勝、小高サラ、西川千雅、咲坂実杏、秋田卓郎、菅沼翔也、ほか
公開:2023年1月25日(水)より蟹江町役場公式YouTubeチャンネルにて公開
上映時間:約38分
本編URL:https://youtu.be/opkzVfqiB18
 

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