一般社団法人南三陸町観光協会のプレスリリース
2023年1月27日、南三陸町を化石でもりあげる会「Hookes」キックオフイベント開催し、今後の活動方針等を発表。
世界的に貴重な化石の発見が相次いでいる南三陸町歌津地区。ここには、2億5千万年前、恐竜が生きていた時代より少し前から生きていた古代生物「魚竜(ぎょりゅう)」絶滅種の大型海棲爬虫類が住んでいた形跡が残っています。
この貴重な地域資源である化石を活用して、南三陸町の観光を盛り上げるべく任意団体「Hookes」が立ち上がりました。「Hookes」は、南三陸町の方言である「ほっけす(掘り起こす)」の意味と掛け合わせて付けられた名前。化石をはじめとする地域資源を掘り起こし、「観光」と「教育」の観点から地域の活性化に寄与することを目的とし2022年10月に発足、2023年1月にキックオフイベント開催。
キックオフイベントでは、古生物学者である中島保寿氏の講演から始まり、「Hookes」の今後の展望を発表しました。今後は、団体として活動の拠点を持ち、化石の展示や体験などの観光事業で多くの人々の記憶に残ることを通して、化石を保護していきたいと表明。
活動内容:
1)地域の児童に向けた化石発掘体験
2)地域資源の普及啓蒙のためのシンポジウム開催
3)観光向けワークショップ
4)グリーン・ツーリズム、ブルー・ツーリズム
5)その他、目的の達成に必要な活動
- 南三陸町では半年で1,000人以上を集客する化石発掘体験
化石発掘体験の様子
南三陸町歌津地区で開催している化石発掘体験には、親子を中心として夏休みを中心に1,000人以上が訪れています。自分で発掘した化石を必ず1つ持ち帰れるのも魅力のひとつ。
今まで、漁師が本業でありながら化石発掘の体験を受け入れしていた高橋直哉氏が、貴重で魅力溢れるコンテンツを1人ではなく、地域の仲間と共につくっていきたいと「Hookes」を始動。
- Hookesメンバーは多彩な地域の若手が有志で参画
今まで化石発掘体験を積極的に誘致、実施してきた漁師である高橋直哉氏を中心として、宿泊事業者、観光体験事業者、建設業者など多様なメンバーで構成されています。性別、年齢も幅広いことから、化石を起点としたアイディアを企画、実施していく予定です。
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一般社団法人南三陸町観光協会は、2009年に設立。南三陸町及びその周辺地域の有する文化的、社会的、経済的特性を活かし、観光客の誘致促進を図ると共に、観光地及び観光物産の紹介宣伝、 観光施設の整備促進、観光関係者の資質の向上を図り、もって地域の生活文化の向上及び産業経済の発展に寄与することを目的とし、その目的を達成するために事業を行っています。