黒川温泉観光旅館協同組合のプレスリリース
黒川温泉観光協同旅館組合（代表理事 音成貴道、以下、黒川温泉旅館組合）は、2022年12月5日〜7日の二泊三日のプログラムで、シェフinレジデンスFROM KUROKAWA withソウダルアを開催しましたのでご報告いたします。
本プログラムは、黒川温泉旅館組合と地域の畜産農家が共同で行う”つぐも”プロジェクトの一環として、黒川温泉内で事業を営む旅館経営者/料理人、地域近郊の事業者を対象にあか牛の希少部位と地域食材を用いた新たな商品開発と食材の魅力を体験してもらう研修会です。
※【シェフ・イン・レジデンス／chef in residence】国内外の料理人が一定期間滞在して土地の食材に触れ、その食材を使った食事会などを通じて地域の人々との交流を図ること
※【 ソウダルア プロフィール 】出張料理人/イートディレクター
幼少の頃からの趣味である料理と寄り道がそのまま職業であり生き方に。日本各地でその土地の自然と人々の営みの歴史を料理で表現する。各方面のアーティストとのコラボレーション。映画「もったいないキッチン」出演
※【南小国町あか牛”つぐも”プロジェクト】2020年に黒川温泉旅館組合と南小国の畜産農家で立ち上げた南小国産あか牛の地産地消プロジェクト。
※【つぐもプロジェクトHPリンク】：https://tsugumo.jp/
●プログラム概要
日程：2022年12月5日（月）〜7日（水）
場所：フィールドワーク/小国郷内
研修会/黒川温泉内にあるべっちん館
対象：黒川温泉旅館組合員(旅館オーナー)、料理人、地域事業者
●プログラムの特徴
はじめの2日間で、小国郷内における地域食材を扱う事業者への聞き取りやフィールドワークを行い、3日目の研修では、黒川温泉がある「小国郷」の食材と”南小国産あか牛”のなかで黒川温泉でまだ流通していない希少部位を用いた新たな商品開発および、そのお披露目としての研修試食会を実施しました。
あか牛農家の現状についての座学研修とソウダルアによるフードアートパフォーマンス、試食会による実体験を通じて、あか牛の新たな魅力を地域の方々に深く理解していただくことが目的です。
あか牛の部位は約36部位ありますが、黒川温泉内で使われるのは36部位中10部位ほどです。その他の部位に関しては「知ってはいるが、使わない部位」として料理人のなかで選択肢として上がることがなく、目に触れる機会もあまり使わないというのが現状でした。
本プログラムでは、基本的に旅館では使用しない12部位（テール/ハチノス/トモサンカク/ホルモン等）を使用し料理として9品を提供しました。
●参加者の声
（本研修のアンケートにて）
“普通に手に入るとは思っていなかったので、これを機に色々な部位で料理に挑戦したいと思いました。”
“あか牛本来の美味しさを伝えるためにはステーキくらいしか浮かばなかったのだが、ソースや出汁という形で他の地元食材と組み合わせて地域のストーリーを伝えるのもいいなと思った。”
“地産のお肉の落ち着くような味わいがあったと思う。目に見えない味というか。”
などの声が上がり、黒川温泉内にて新たなあか牛のレシピ開発に向けた創作意欲に刺激を与えられたようです。
これからも、地域事業者が共創しながら南小国産のあか牛の地産地消を目指すあか牛”つぐも”プロジェクトを推進していきます。
黒川温泉について
雄大なパノラマが広がる阿蘇地域は、世界ジオパークや世界農業遺産に認定されており、豊かな自然環境のみならず、歴史に育まれた伝統や文化が今も息づく地域です。
そんな阿蘇地方の奥深い山間地に黒川温泉は位置します。
この地では自然環境と調和した景観づくりと露天風呂を巡る”入湯手形”で、ここにしかない世界観を作り上げてきました。現在は年間約100万人が訪れており、温泉めぐりや自然景観を楽しまれています（うち宿泊者は年間30万人）。
運営情報
黒川温泉観光旅館協同組合
住所：熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6594-3
電話：0967-44-0076
■黒川温泉公式サイト
https://www.kurokawaonsen.or.jp/
■黒川温泉採用サイト
https://www.kurokawaonsen.or.jp/recruit/
■黒川温泉オンラインストア
https://kurokawaonsen.stores.jp
■黒川温泉facebook
https://www.facebook.com/kurokawaonsen
■黒川温泉Instagram
https://www.instagram.com/kurokawaonsen/
■黒川温泉Twitter
https://twitter.com/dai2sonmin
