グンゼ株式会社のプレスリリース
グンゼ株式会社の創業の地、京都府綾部市にあるグンゼ博物苑は、2月21日(火)から3月12日(日)まで、やぶ市民交流広場展示室にて開催される「浮世絵に描かれた養蚕展」に、グンゼ浮世絵コレクションの中から、7作品を貸出いたします。
グンゼと養父市の歴史は長く、1914年(大正3年)製糸業の八鹿工場として操業を開始し、数度の業種転換を経て、2009年(平成21年)電子部品事業のジーエム電子株式会社が閉鎖するまで操業が続きました。その建物や跡地は、現在やぶ市民交流広場(YBファブ)として活用されており、同時開催される「グンゼ八鹿工場からYBファブへ」にて、その歴史を垣間見ることができます。
グンゼは、積極的に社会、地域活動に参加し、社会との友好な関係を築き、地域社会との持続可能性を追求してまいります。
グンゼコレクション 喜多川歌麿 作 「婦人手業操鏡」
■今回展示する浮世絵作品の紹介
浮世絵は、江戸時代から明治時代にかけて、当時の暮らしや風俗、流行をあらわすものとして数多く描かれ、なかでも多色刷りの木版画である「錦絵」は庶民の間で人気がありました。今回は、美人画で有名な喜多川歌麿や東海道五十三次図を描いた歌川広重をはじめ、明治最後の浮世絵師として名高い楊州周延などの作品を提供しました。
江戸時代の養蚕の様子や宮中で養蚕に携わる女性の様子、養蚕の神様や七福神、華やかさのイメージを表わした色や背景など多様なモチーフをお楽しみください。
■グンゼコレクション浮世絵に描かれた養蚕展について
期間:2月21日(火)~ 3月12日(日) 09:00~17:00 ※月曜日休館
場所:やぶ市民交流広場 展示室 (兵庫県養父市八鹿町八鹿538番地1)
入場料:無料
展示内容:グンゼ博物苑が所有する浮世絵コレクションの中から、江戸時代の養蚕をはじめ明治時代の人々の関心が高かった皇室が垣間見れる宮中の養蚕の様子にまつわる浮世絵を展示します。
主催:養父市・養父市教育委員会
問合わせ先:養父市 まちづくり文化交流課 TEL:079-662-0071
協力:グンゼ株式会社・グンゼ博物苑
旧グンゼ八鹿工場事務所をリニューアルした「フリースペース」(画像提供:養父市)
工場跡地に建つ「やぶ市民交流広場」 (画像提供:養父市)
■同時開催「グンゼ八鹿工場からYBファブへ」パネル展
グンゼ八鹿工場の歴史と写真でみるパネル展です。明治に開業した製糸工場は大正に入るとグンゼの八鹿工場となり、戦中・戦後を経て2009年(平成21年)ジーエム電子株式会社を最後にその幕を閉じました。昭和の中頃、そこには多くの工女さんたちが仕事に従事するとともに、女学院で学んでいました。そんなグンゼ八鹿工場の歴史や様子を写真なども使い展示しています。