【界 霧島】~職人、生産者と行うご当地文化体験「手業のひととき」3年目に突入~「杜氏から教わる本格焼酎と醸造蔵見学」2つの蔵で開催|2023年3月1日~2024年2月29日

星野リゾートのプレスリリース

桜島を見渡す壮大な自然に包まれた温泉旅館「界 霧島」では、2023年3月1日~2024年2月29日まで「杜氏から教わる本格焼酎と醸造蔵見学」を2つの蔵で開催します。本取り組みは2021年より界全施設で実施している、職人・生産者と行うご当地文化体験「手業のひととき」の一環で、今年3年目を迎えます。初年度から実施している「株式会社中村酒造場」に、新たに「国分酒造株式会社」が加わり、2つの蔵から選んで見学することが可能となりました。界 霧島で宿泊初日に、翌日訪れる醸造蔵がつくる個性の違う3種類の焼酎で「本格焼酎の飲みくらべ」をし、翌日は醸造蔵にて焼酎づくりの過程を見学します。

「手業のひととき」とは

「手業のひととき」とは、地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々に出会い、お客様がその希少な技を間近で見たり、舞台裏を知ったりできるご当地文化体験です。「界」では、ブランド発足以来、「その地域、その季節ならではのおもてなし」を提供しています。界のスタッフは職人や作家、生産者の方々から、ご当地の文化や手仕事を教わり、その地域に一層愛着を感じるという経験を重ねてきました。その経験を元に、お客様にも、ぜひ地域の文化を継承する職人や作家、生産者の手業に触れて欲しい、という思いで「手業のひととき」を2021年より開催しています。これまでに界全体で700名を超える利用がありました。
詳細URL : [https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/]{https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/}

界 霧島の「手業のひととき」について

鹿児島県には110を超える焼酎の醸造蔵があります。数ある蔵ごとに違うこだわりを知ってほしい、さらなる焼酎の魅力に触れてもらいたいという想いから、2つの蔵で手業のひとときを開催します。手作業に重きを置き、貴重な石造りの蔵で焼酎醸造を行う中村酒造場と、香り焼酎など概念を変える独自の焼酎づくりを行う国分酒造から、より自分の興味や好みにあった蔵の手業のひとときを選び、体験することができます。

「手業のひととき」を担当する焼酎の醸造蔵

■手作業で焼酎を醸造する「有限会社 中村酒造場」

鹿児島県霧島市にて1888年創業。県内でも3 軒のみの石造り蔵のひとつで、純手造で全銘柄を仕込んでいる醸造蔵。昔ながらの「人の手」「人の技」に重きを置き、焼酎づくりを行っています。

杜氏 中村 慎弥(なかむら しんや)氏

鹿児島県焼酎酒蔵の家に生まれ、東京農業大学醸造科学科卒業後、2008年から2年間、山形県酒田市にある東北銘醸株式会社にて酒造りで最も大事とされる麹づくりを学びました。その後、2010年から2年間大阪にて酒販流通として働く。2012年以降、「有限会社 中村酒造場」の六代目杜氏として焼酎造りに励んでいます。
『皆様は「焼酎」という言葉からどのようなお酒を連想されるでしょうか。九州の地酒、強いお酒、という印象が多いかと思います。しかし実際は、自然豊かな農業が背景にあり、「醸造」また「蒸留」という2つの手業が重なり合うことで生まれる世界でも稀有なお酒であることを体感していただけたらと思います。』

<体験内容>

翌日への心の下準備「本格焼酎の飲みくらべ」

宿泊初日に「本格焼酎の飲みくらべ」を行います。中村酒造場の本格焼酎を 3 種類味わいながら、中村氏が解説する動画をスマートフォンで視聴します。味わう3種類の焼酎は、ソーダ割り、水割りなどそれぞれの焼酎に対して中村氏がすすめる割り材と配合で提供。まろやかさや爽やかさなど味の違いを感じ、翌日の見学へ向け、心の下準備をします。

本格焼酎づくりの過程を知る

鹿児島県でも数少ない石造りの醸造蔵で行われる焼酎づくりには、洗米、米蒸、製麴、一次もろみ、二次もろみ、蒸留、熟成など、さまざまな工程があります。中村酒造場では、すべての工程において機械を一切使わず、手仕事で行います。中村氏から焼酎づくりのこだわりを聞きながら、丁寧につくられていく過程を知ることができる体験です。また今回特別に、中村酒造場で焼酎をつくる過程で使用する、霧島連峰の伏流水を汲み上げた地下水を用いた「前割り」を味わいます。鹿児島県では焼酎をたのしむ方法のひとつとして、あらかじめ好みの濃度まで水を加えておく「前割り」があります。焼酎と水を合わせ、数日間寝かせることで、焼酎と水がなじみ、まろやかな甘みのある味わいを楽しむことができる飲み方です。蔵人のみぞ知る味わいを体験できます。

■焼酎研究を極める「国分酒造株式会社」

1970年に鹿児島県霧島市にて、蔵元10社が集まってできた酒造会社。業界初の米麹を使わない、さつまいも100%の芋焼酎醸造や、絶滅状態にあった芋を苗から復活させて焼酎開発を行うなど、常に独自の焼酎作りを行っています。

杜氏 安田 宣久(やすだ のぶひさ)氏

1986年に蔵人として国分酒造に入社し、その後杜氏に就任。過去の文献や歴史から着想を得た焼酎や、香り焼酎の開発など、独創的な焼酎づくりを行っています。製法に特徴があり、材料の割合や種類を変えたり、蒸留の仕方を変えたりしながら、機械や数値も駆使して新たな味わいを世に出しています。2017年には、厚生労働大臣より「現代の名工」として表彰されました。
「焼酎は世界でも稀にみる、野菜原料の蒸留酒です。しかも100%さつまいもだけで醸造できる、香りの成分だけのお酒です。30年前、さつまいもの香りを抑えて都会に出荷していた時代が嘘のようです。」

<体験内容>

焼酎の個性を知る「本格焼酎の飲みくらべ」

まず宿泊初日には、国分酒造の焼酎を味わう「本格焼酎の飲みくらべ」を行います。味わう焼酎は、絶滅状態だった芋を復活させて醸造したもの、明治時代以前の手法で醸されたもの、香り酵母を使ったフルーツのような香り焼酎など、安田氏がこだわり抜いたもの。3種の違いを存分に楽しむためにロックで味わい、翌日の醸造蔵見学へ向けて焼酎の個性に触れる体験です。

杜氏のこだわりを知る焼酎の醸造場見学

2日目には実際に国分酒造を訪れ、芋切り、仕込み、発酵、蒸留など、焼酎がつくられている過程を見学します。焼酎の固定概念を変える、まるでバナナやライチのような焼酎の香りも蔵の中で楽しむことができます。杜氏の安田氏は焼酎の歴史を学びながら、常に試行錯誤を繰り返して新しい焼酎を生み出してきました。鹿児島を代表する杜氏である安田氏から、前日に味わった焼酎へのこだわりを直接伺う貴重な体験です。伝統と革新性を探求する杜氏から焼酎の奥深さを教わり、作り手の想いに触れるひとときです。

「杜氏から教わる本格焼酎と醸造蔵見学」概要

■期間 :2023年3月~2024年2月
■時間 :飲みくらべは、滞在日1日目。見学は、滞在日2日目13:00~14:30
■場所 :見学は、「有限会社 中村酒造場」、もしくは「国分酒造株式会社」にて現地集合・解散
■料金 :1名4,000 円(税込、宿泊費別)
■定員 :1日1名~5名
■予約 :[公式サイト]{https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/}にて7日前までに要予約

モデルスケジュール

<1日目>
15:00 チェックイン
16:00 客室にて、選んだ醸造場の「本格焼酎の飲みくらべ」体験
18:00 夕食
21:15 ご当地楽「天孫降臨ENBU」鑑賞
<2日目>
07:00 すすき野原に佇む湯浴み小屋にて温泉入浴
08:00 朝食
12:00 チェックアウト
13:00 手業のひととき「杜氏から教わる本格焼酎と醸造蔵見学」
14:30 終了

「界」とは

「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。2022年11月には、21施設目となる「界 出雲」が島根県・出雲ひのみさき温泉に、22施設目となる「界 雲仙」が長崎県・雲仙温泉に新規開業しました。
[https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/]{https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/}

界 霧島

神話が息づく高千穂峰の中腹に建ち、全ての客室から桜島を見下ろす開放的なビューが広がります。スロープカーで下りた草原には湯浴み小屋が佇み、霧島高原を見晴らす景観を眺めながら、心身ともに開放される温泉旅館です。
〒899-4201 鹿児島県霧島市霧島田口字霧島山 2583-21/客室数 49室
[https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikirishima/]{https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikirishima/}

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