廿日市市のプレスリリース
国際観光地・宮島を擁する廿日市市は、4月18日(火)から、宮島で持続可能な観光地域をめざす「千年先も、いつくしむ。」プロジェクトを本格始動いたします。
廿日市市は、「宮島まちづくり基本構想」を道標として、宮島で「住んでよし、訪れてよし」の持続可能な観光地域をめざしています。本プロジェクトでは、それらの取組を「千年先も、いつくしむ。」プロジェクトと命名し、先人から受け継がれてきた宮島の普遍的価値や魅力を、広く国内外に向けて発信します。
この度、プロジェクトの始動に合わせて、「宮島自体を御神体として大切にし、慈しんできた宮島に住まう人の心を、世界中の人々と共有し、宮島を次世代に引き継いでゆく。」という思いを込めたプロジェクトロゴを発表。本日から特設WEBサイトをオープンするほか、「神をいつきまつる島」の姿を伝えるプロジェクトムービーやプロジェクト宣言ポスター、プロジェクトポスター(3種)も公開します。
なお、同日開催した発表会では廿日市市長松本太郎より、プロジェクトの意義や目的について紹介。「想いを一つにし、世界の宝『宮島』を未来へとつなげていきたい」と意気込みを述べました。
さらに、全島が瀬戸内海国立公園である宮島において、二酸化炭素(CO2)の排出削減や脱プラスチックなどをめざした環境省の「ゼロカーボンパーク」への登録を発表。また、今後の取組として、令和5年10月1日(日)から宮島訪問税を導入します。
廿日市市は本プロジェクトを通じ、「宮島に暮らす人」「宮島で働く人」「宮島を訪れる人」「宮島に想いをはせる人」など、宮島に関わるすべての人に本プロジェクトを理解いただくとともに、多くの人のご参画・ご参加により、持続可能な観光地域としてのまちづくりを力強く進めてまいります。
「千年先も、いつくしむ。」プロジェクト特設WEBサイト:https://another1000years-miyajima.jp
- 「千年先も、いつくしむ。」プロジェクトについて
■プロジェクト概要
廿日市市は、「宮島まちづくり基本構想」を道標として、宮島に関わるすべての人と行政が一体となって、宮島を守り伝え、発信することで新たな活力を生み出し、宮島で「住んでよし、訪れてよし」の持続可能な観光地域をめざしています。本プロジェクトでは、それらの取組を「千年先も、いつくしむ。」プロジェクトと命名し、先人から受け継がれてきた宮島の普遍的価値や魅力を「宮島ブランド」として、広く国内外に向けて発信します。
本プロジェクトを通じ、「宮島に暮らす人」「宮島で働く人」「宮島を訪れる人」「宮島に想いをはせる人」など、宮島に関わるすべての人に本プロジェクトを理解いただくとともに、多くの人のご参画・ご参加により、持続可能な観光地域としてのまちづくりを力強く進めてまいります。
■プロジェクトロゴ
神の島として崇められてきた宮島の「島」の字に、慈しむ心をシンボライズした希望の光を重ね合わせ、神と自然と人が奇跡の循環を繰り返してきた「神が宿る島」を表現したものです。
その光は、宮島を想うすべての人を包み込み「宮島自体を御神体として大切にし、慈しんできた宮島に住まう人の心と一つになって、宮島を次世代に引き継いでゆく。」という想いがこのプロジェクトロゴに込められています。
これから先、宮島の明るい未来を皆でつくっていくための旗印です。
~~プロジェクトステートメント(コンセプト)~~
はるか昔から、神が宿ると崇められてきた宮島に、
厳島神社が創建されたのは1400年前のこと。
やがて、島を守る人の営みがはじまり、
神と、自然と、人が、ともに生きる奇跡の循環を繰り返してきました。
これから訪れる人にも、住まう人と同じように、
島の守り人になってもらいたい。それが、宮島の願いです。
原生林に息づく無数のいのち。
月と海の鼓動がもたらす潮の満ち引き。
匠の知と技が宿る海上の神殿。
時を超えて受け継がれる文化の香り。
気高く、美しく、尊い、宮島のすべてを未来へつなぐために、
今を生きる私たちが誇りを持って、できることをはじめませんか。
神をいつきまつる島を、千年先も、いつくしむ。
その想いが一つになれば、世界の宝「宮島」を未来に届けることができるのです。
■プロジェクト宣言ポスターとプロジェクトポスター
宮島の原点である「神をいつきまつる島」の姿を伝え続けるための本プロジェクトの始まりを宣言するポスターと、本プロジェクトの思いを表現したプロジェクトポスター(3種)を公開。御神体として変わることなく受け継がれてきた島の姿や、命の循環を断ち切ることなく守り続けてきた自然、神と共にある日々の暮らしなど、宮島を崇め慈しむ思いをそれぞれに表しています。
< プロジェクト宣言ポスター >
従前の観光ポスターとは指向を変え、神宿る島を空気が張り詰めた明け方の光で撮影することで、神秘的かつ幻想的な宮島を表現
< プロジェクトポスター >
<御神体篇>
夕闇に生える朱の大鳥居を中心に島全体を神々しく撮影。
長い時間の経過の中でも、変わることなく受け継がれてきた、島そのものを敬う気持ち。その想いをこれから先にもつなげていく。
<自然篇>
世界的にも類い希な植生である大元のモミの群生。宮島の原生林とそこに息づく姿をありのままに写しだし、命の循環を断ち切ることなく共に生きることの大切さを守る。
<祈り篇>
町家で暮らす人々の営みである「祈り」。神と共にある日々の暮らしと神を崇め慈しむ。
■プロジェクトムービー
宮島の原点である「神をいつきまつる島」の姿を伝えるプロジェクトムービーを公開。宮島に住まう人が、宮島自体を「神」として崇め、慈しみ、その心が日常生活にも溶け込んでいるからこそ、約1,400年もの間、宮島の普遍的価値や魅力である「自然・文化・歴史」が受け継がれてきました。その「宮島らしさ」を国内外へ発信し浸透を図るための動画を制作しました。
この動画では、ご神体として崇め慈しまれてきた宮島の自然や、文化の彩り(香り)を、プロジェクトステートメントを昇華させたオリジナルの楽曲に乗せて紹介しています。
今後も厳島神社をはじめ、原生林などの自然や、島を守る人々の営みの姿などの撮影を行い、編集を重ねてまいります。動画は廿日市市公式YouTubeや特設WEBサイト内動画コンテンツにてご覧いただけます。
<動画視聴リンク>
廿日市市公式YouTube:https://youtu.be/z7XY0wlgU60
■プロジェクト特設WEBサイト
プロジェクト始動に際し、4月18日(火)から特設WEBサイトをオープンしました。
この特設サイトでは、本プロジェクトがめざす、宮島で持続可能な観光地域の実現に取り組む人々を紹介していきます。宮島に想いを馳せる人々のストーリーを紹介する「宮島Picks」は、次のサイトからご確認いただけます。
「千年先も、いつくしむ。」プロジェクト特設WEBサイト: https://another1000years-miyajima.jp
■今後の取り組み
・「ゼロカーボンパーク」への登録
令和5年4月18日(火)、二酸化炭素(CO2)の排出削減や脱プラスチックなど、環境省が持続可能な観光地域をめざす「ゼロカーボンパーク」に、宮島が登録されました。
※「ゼロカーボンパーク」とは:https://www.env.go.jp/nature/post_134.html(環境省HPより)
・宮島訪問税の導入
「住んでよし、訪れてよし」の持続可能な観光地域実現に向け、宮島を訪問する皆さんにご負担いただく宮島訪問税の徴収を、令和5年10月1日(日)から開始します。
※「宮島訪問税の概要」:https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/soshiki/110/59551.html(廿日市市HPより)