楽天グループ株式会社のプレスリリース
【背景】
コロナ禍と比べ海外旅行需要が回復しているとされる中、「楽天ラクマ」では海外旅行に紐づくキーワードの検索数が増加しています。2023年3月の検索数をキーワード別に前年同月比でみると「スーツケース」と「パスポートケース」が約2倍となったほか、「ネックピロー」は約1.8倍、「変圧器」は約1.3倍となり、海外旅行に対するユーザーの意欲が高まっていることが考えられます。本調査では、海外旅行における節約意識と、それに基づくフリマアプリの活用実態について明らかにします。
【結果サマリー】
●直近1年の海外旅行経験者、もしくは今後予定がある人は約3割
●海外旅行経験者の中で、旅行用にフリマアプリで必要なものを購入した人は約3割
●海外旅行経験者がフリマアプリで購入したものトップ3は「洋服」、「ガイドブック」、「スーツケース」・「財布やバッグ(旅行用)」
●海外旅行用に必要なものをフリマアプリで購入したことで「10,000円以上」節約できた人が約3割
●海外旅行をする際、節約を意識する人は約6割。最も意識して節約するのは「旅行用品」
●節約の三大要因は「円安」が約5割、「現地物価高」と「国内物価高」がともに約4割
●直近1年の海外旅行経験者、もしくは今後予定がある人は約3割
「直近1年の海外旅行経験とこれからの予定」(単一回答)について質問したところ、「海外旅行経験はなく、これから予定もない」(65.6%)が最も多く、次いで「していないがこれから予定がある」(22.3%)、「海外旅行をした」(9.3%)、「海外旅行をし、これから予定もある」(2.8%)という結果になりました。直近1年の海外旅行経験者に比べ、約2倍の人がこれから海外旅行を予定していることが分かりました(注2)。
●海外旅行経験者の中で、旅行用にフリマアプリで必要なものを購入した人は約3割
「海外旅行をした」「海外旅行をし、これから予定もある」と回答した直近1年での海外旅行経験者920人に、「旅行用に必要なものをフリマアプリで購入したか」(単一回答)について質問したところ、「購入した」(27.8%)、「購入していない」(68.3%)、「覚えていない」(3.9%)という結果になりました。
●海外旅行経験者がフリマアプリで購入したものトップ3は「洋服」、「ガイドブック」、「スーツケース」・「財布やバッグ(旅行用)」
「旅行用に必要なものをフリマアプリで購入した」と回答した256人に、「旅行用にフリマアプリで購入したものは何か」(複数回答)について質問したところ、最も多かったのは「洋服」(40.6%)、次いで「ガイドブック」(22.3%)、「スーツケース」・「財布やバッグ(旅行用)」(13.3%)、「小分けの化粧品/スキンケア用品」(11.7%)、「収納ポーチ」(10.5%)、「プラグ/変圧器」(10.2%)、「スマホケース/ストラップ」(7.8%)、「モバイルバッテリー」(7.0%)、「衣類圧縮袋」(5.1%)、「海外対応の電化製品」(4.7%)、「ネックピロー」(2.7%)、「カメラ」(1.6%)、「パスポートケース」(1.2%)という結果になりました。その他フリー回答では、「水着」や「浮き輪」、「ダイビング機材」などがあり、マリンアクティビティで使用するものを購入しているユーザーも複数みられました。
●海外旅行用に必要なものをフリマアプリで購入したことで「10,000円以上」節約できた人が約3割
「旅行用に必要なものをフリマアプリで購入した」と回答した256人に、「フリマアプリを活用したことでどのくらい節約することができたか」(単一回答)について質問したところ、「~5,000円未満」(55.9%)が最多、次いで「5,000円以上」(16.4%)でした。残りの合計27.7%が「10,000円以上」(12.1%)「20,000円以上」(5.1%)「30,000円以上」(3.9%)「40,000円以上」(2.3%)「50,000円以上」(4.3%)と回答しました。
●海外旅行をする際、節約を意識する人は約6割。最も意識して節約するのは「旅行用品」
「直近1年で海外旅行をした」「これから予定がある」「直近1年で海外旅行をし、これから予定もある」と回答した2,617人に、「今後海外旅行をする際、節約を意識するかどうか」(単一回答)について質問したころ、「意識する」(64.7%)が最多、次いで「意識しない」(17.6%)「分からない」(17.7%)という結果になりました。
また、「意識する」と回答した1,693人に、「海外旅行する際の必要費用の節約度」(単一回答)について質問したところ、「旅行用品」に対して合計96.0%が「必ず節約する」(36.7%)「できれば節約する」(59.3%)と答え、「旅行用品」への節約度が最も高いことが分かりました。一方、最も節約度が低いのは「食費」となりました。
●節約の三大要因は「円安」が約5割、「現地物価高」と「国内物価高」がともに約4割
「今後海外旅行をする際、節約を意識する」と回答した1,693人に、「節約を意識する理由」(複数回答)について質問したところ、「円安」(53.2%)が最多、次いで「現地の物価高」(43.1%)「国内の物価高」(37.1%)という結果になりました。
以上のことから、これから海外旅行を予定している人は過去1年の旅行経験者と比較して多く、また、コロナ禍前と異なる世界情勢により節約を意識する人が多いことが分かりました。海外旅行をするうえで、フリマアプリを支出削減に活用することも選択肢の一つとなっているといえます。
楽天は今後も、個人や事業者が参加する取引を通じて循環型社会の実現に貢献するとともに、お客様に利便性や付加価値の高いサービスを提供すべく、「楽天ラクマ」の新たなプラットフォームの構築に努めてまいります。
(注1)直近1年は2022年4月~2023年3月の期間を指します。
(注2)直近1年の海外旅行経験者(9.3%)と、直近1年で海外旅行をし、これから予定もある人(2.8%)の合計12.1%と、直近1年で海外旅行をし、これから予定もある人(2.8%)と直近1年で経験はないがこれから予定がある人(22.3%)の合計25.1%で比較しています。
【調査概要】
調査エリア: 全国
調査対象者: 「楽天ラクマ」ユーザー
回収サンプルサイズ: 7,605サンプル
調査期間: 2023年4月4日(火)~4月5日(水)
調査実施機関: 「楽天ラクマ」
【フリマアプリの「楽天ラクマ」について】
「楽天ラクマ」は、2012年7月にサービスを開始した日本初のフリマアプリ「フリル」と、楽天で運営していた「ラクマ」が2018年2月に統合して生まれました。繋ぐ力で物を棄てずに循環させる「循環の輪」を広げ、誰でも手軽に活躍できるECの世界を築くことにより、サーキュレーション市場の活性化を図り、循環型社会の実現に貢献することを目指しています。
※本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。
以 上