一般社団法人YMハウスのプレスリリース
コロナが緩和されつつある昨今、昨年より8名のツアー顧客から20名の一般顧客など、団体でのご入館が増加傾向にあります。インバウンド需要も見込むなかで、団体入館者の誘致を目的とし、より多くのお客様に楽しんでいただくために新規設定いたしました。
【団体割引概要】
・人数:8名以上15名未満
・料金:定価の200円引き(一般 1,200円→1,000円、学生 800円→600円)
※学芸員のアテンドに関してはご相談ください。
※事前にご予約いただいてもキャンセル料は発生いたしません。
※旅行会社様等のツアーに関しましては別途ご相談を承ります。
団体割引に関するお問合せ
ヨックモックミュージアム 03-3486-8000 総務担当(斎藤・長野)
■美術館概要
ヨックモックミュージアム(2020年10月25日開館)
住所:〒107-0062 東京都港区南青山6丁目15-1
アクセス:東京メトロ「表参道」駅B1出口から徒歩9分、
渋谷駅東口より51番のりば都営バス「01系統」乗車、「青山学院中等部前」下車徒歩1分
※駐車場はございません。
電話番号:03-3486-8000
■現在開催中の展覧会
「ピカソのセラミックーモダンに触れる」
2022年10月25日(火)~2023年9月24日(日)
監修:河本真理(日本女子大学教授)
開館時間:10:00-17:00 *入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜(祝日の場合は開館)、年末年始
当館受付でのチケット(税込):一般 1,200円/学生 800円/ 小学生以下 無料
後援:港区教育委員会
特別協力:株式会社ヨックモック
会場:ヨックモックミュージアム
【概要】
ヨックモック・コレクションをさまざまな視点からご紹介する展覧会の第3弾として、「ピカソのセラミック-モダンに触れる」展を開催いたします。ピカソと20世紀美術の代表的な研究者である河本真理氏(日本女子大学教授)を監修者にお迎えし、ピカソのセラミックの世界を、いま改めて「モダン」――言い換えれば「クラシック」と融合する「モダン」――の視点から読み解く、刺激的な展覧会です。
ピカソが第二次世界大戦後に傾倒したセラミックは、当館のこれまでの展覧会「ピカソ コート・ダジュールの生活」(2020-2021)や「地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ」(2021-2022)でもご紹介したように、地中海世界の神話や古代美術への接近、陶芸の伝統との関わりといった観点から語られることが多いといえます。これは確かに、ピカソのセラミックの重要な特徴をなしています。
その⼀⽅でピカソは、セラミックにおいてもキュビスム的な静物や顔をデザインし、コラージュやオブジェのように、現実と虚構の狭間を戯れてみせました。ピカソが若かりし頃に創造したキュビスムは、ピカソのセラミックにおいてもずっと⽣き続けていたのです。
ピカソはまた、「壺の中の壺」を作ってみたり、メタモルフォーズの⼒で、壺を⼥性にも(抽象的な)⿃にも変容させてみたり……さらには、どちらかといえば、どっしりとしたイメージの強いセラミックで、ダンスなどの軽やかな動きを表そうとします。美術におけるダンス/運動の表現は、もちろん古代からあり、古くて新しいテーマといえますが、ピカソは踊り子を極度に単純化・記号化するなど、彼独自のモダンな再解釈を際立たせています。
このように、ピカソのセラミックには、モダンなものが底流として流れており、古典的なものもモダンなやり⽅で再解釈しているのです。
本展では、ヨックモック・コレクション所蔵のピカソのセラミックを、20世紀美術の中に位置づけながら、その新しい⾒⽅をご紹介します。遊び⼼に満ちた、多彩なピカソ芸術の世界に触れてください。