加茂荘花鳥園(静岡県掛川市):第16回志戸呂焼・石堀地蔵 二人展が始まりました。

加茂株式会社のプレスリリース

土屋誠一さんの石彫地蔵

今年も志⼾呂焼の細井陶游さんと⽯彫刻の⼟屋誠⼀さんの⼆⼈展に開催していただきました。会期中は細井さんか土屋さんどちらかが必ず古寺におり、その場で志⼾呂焼や⽯彫地蔵をお買い求めいただくことができます。

今年の花菖蒲は少し早めに満開の時期を迎えています。花菖蒲とアジサイに囲まれた古寺で、祈りと熟練の技をご堪能下さい。

細井陶游さんの志戸呂焼

向かって左が細井さん、右が土屋さん

志⼾呂焼と細井陶游さんのこと

志⼾呂焼は静岡県島⽥市⾦⾕で焼かれる陶器です。⾦⾕は古くから良質の陶⼟産地でしたが、安⼟桃⼭から江⼾時代にかけて活躍した茶⼈⼩堀遠州(政⼀)によって志⼾呂焼が⾒出され、遠州七窯の⼀つに数えられるようになってからは特にその名が世に轟くようになりました。独特の侘びた味わいがあり、茶器として好まれ、特に湿気に強いことから茶壷に定評があります。

細井陶游さんは25歳の時志⼾呂焼の名品茶⼊「初桜」に魅了されたのをきっかけに丹波焼無形⽂化財指定森本陶⾕⽒のもとで内弟⼦として修業し、陶芸家として埼⽟県飯能市での18年の活動を経て、54歳から⾦⾕に移窯し志⼾呂焼の源流に取り組むようになった⽅です。数々の個展も活発に開催し、今や志⼾呂焼の第⼀⼈者として現代に志⼾呂の名前を再度深く刻んでいます。

誠⼀庵の⽯彫地蔵と⼟屋誠⼀さんのこと

⼟屋誠⼀さんは1950年 静岡県⾦⾕町(現島⽥市)⽣まれで、サンドブラスト作家として活動を始めたものの機械的な物づくりに疑問を感じ、⽴体的で精神的な作品に憧れ、⼿彫りの⽯彫刻を始めました。

2002年にふくろう・オブジェなど⽯彫刻作品を発表。その後、⼈の暮らしに⼀番近い存在であり、精神的な世界観を持つ地蔵に惹かれ、 現在の⽯地蔵を中⼼とした制作活動に⾄っています。2003年初の⽯彫展を開催、国内をはじめイタリア、ボストンなどで作品展を経験した後、2016年より、⼈の⼼を癒し寄り添いたいと世界共通語の「祈り」をテーマに⽯地蔵を製作されています。⽬指すは「⽯円空」! ⼆⼈展開催中の加茂荘花⿃園内の古寺には⼟屋さん作の複数の⽯彫地蔵で結界が張られており、知る⼈ぞ知る、期間限定のパワースポットになっています。運がよければ、結界内で祈りを込めて地蔵を彫る⼟屋さんに出会うこともあります。

志戸呂焼

石彫地蔵

古寺の石段

2023年5月20日撮影

2023年5月20日撮影

駐車場
料金…無料  ※駐車場は全て屋外となります。
普通車200台 バス6台

所在地 〒436-0105 静岡県掛川市原里110
電話番号 0537-26-1211
グーグルマップ https://goo.gl/maps/mRTDuocwpdmx8zqp7

姉妹園富士花鳥園もよろしくおねがいします!
https://kamoltd.co.jp/fuji/

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