JTB総合研究所「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化と旅行に関する意識調査(2023年3月実施)」

株式会社JTB総合研究所のプレスリリース

株式会社JTB総合研究所(東京都品川区 代表取締役社長執行役員 風間 欣人)は、「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化と旅行に関する意識調査(2023年3月実施)」の調査結果をまとめました。
当社は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19/以下「新型コロナ」)の世界的流行が始まった2020年2月から定点で意識調査を実施し、感染拡大や緊急事態宣言発令などに揺れ動く人々の意識や行動、そして旅行意向について追ってきました。今回で14回目の調査となります。

*詳しい調査結果はこちら
http://www.tourism.jp/store/item/whitepapers/covid19-tourism-202305/

今回の調査からは、次のようなインサイトが得られました。

  • 2020年の調査開始以来、最も高い旅行意向。海外旅行は若い世代で、国内旅行は全世代で旅行を予定・検討している人が増加。海外旅行で求めるサービスは「旅行前に必要な手続きを簡単に済ませられるサービスやサポート」。

〇海外旅行

・全体では14.1%が海外旅行に行くと回答。最も高いのは20代男性(28.7%)、次いで20代女性(27.6%)、30代男性(22.4%)。60歳以上の男女は、海外旅行はまだ様子見

・ 海外旅行の際に求める旅行商品やサービスは「手ごろなプランや宿泊施設がとれれば」、「旅行前に必要な手続きを簡単に済ませられるサービスやサポート」

〇国内旅行

・ 44.6%が旅行に行くと回答。全ての性年代別で前回調査(22年12月)よりも上がる。これまで旅行意向があがらなかった40・50代でも上昇傾向となり、20代は男女とも50%超

・ひとり旅が定着する一方、夫婦のみの割合が減少し、子ども連れや三世代の旅行など、多人数での家族旅行が増加

  • コロナ禍で感じていた閉塞感は軽減され、開放的な気分に。節約しつつも、我慢していたことは復活したい。

 今後の旅行を増やす理由は「これまで我慢していた」、「後ろめたさを感じなくなった」、「多様な働き方が定着し、旅行へ行く時期を柔軟に選べるようになった(15.6%)」ことから、旅行の時期が分散する可能性も

  •  コロナ禍で変わったことは「健康に気をつかうようになった」、「国内旅行への意欲が強まった」、「人と会うこと、人付き合いを億劫に感じるようになった」

(図1)今後1年以内に海外旅行を予定・検討している割合(22年7・12月、23年3月調査比較)  (単数回答)

(図2)今後1年以内に国内旅行を予定・検討している割合(22年7・12月、23年3月調査比較)   (単数回答)

(図3) 今後、どんな状況なら海外旅行をしたいか                                        (複数回答)

(図4) 今の消費や旅行に対する気持ち                                  (単数回答(マトリクス形式))

(図5)2023年度の旅行頻度と旅行が増える/増えない理由                     (単数回答/複数回答)

【調査概要】

調査方法:インターネット調査会社が保有しているモニター対して、インターネットでの予備調査を実施、
対象者を抽出後に本調査を実施

対象者 :予備調査…全国に居住する 20歳以上の男女 6,406 人

本調査 …2023年度(2023 年4月~2024 年 3月まで)に国内旅行を予定・検討している1,008 人

調査時期:2023 年3月24日~29 日

【お問い合わせ】

株式会社JTB総合研究所 経営企画部 広報担当:中尾、早野

メールアドレス: pr@tourism.jp

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