ヒルトン、アジア太平洋地域で企業責任戦略「トラベル・ウィズ・パーパス(Travel with Purpose)」を推進

ヒルトンのプレスリリース

ヒルトン(本社:米国バージニア州、取締役社長 兼 最高経営責任者:クリストファ J. ナセッタ)は、2030年のグローバルで設定した環境・社会・ガバナンス(ESG)目標達成に向け、最新の進捗状況含んだ「2022 年トラベル・ウィズ・パーパス(Travel with Purpose)レポート」を発表しました。トラベル・ウィズ・パーパスは、進化する世界において企業の長期的価値を高めながら、責任ある旅行を世界的に推進するヒルトンの企業責任戦略です。

サステナブル・シーフードを使用したメニュー例(ヒルトン東京ベイ)サステナブル・シーフードを使用したメニュー例(ヒルトン東京ベイ)

「2022 年トラベル・ウィズ・パーパス(Travel with Purpose)レポート」の日本語版ハイライトはhttps://tokyo.hiltonjapan.co.jp/pdf/Travel-with-Purpose.pdfからご覧ください。

ヒルトンは、気候科学およびベストプラクティスに沿って、2022年に具体的で測定可能な目標を設定することで、グローバルのESG目標をさらに引き上げました。新たな環境に対するコミットメントは、ヒルトンの事業全体における持続可能な開発をサポートし、地域社会においてより多くの機会を創出します。

2030年目標に向けての進捗状況

「2022 年トラベル・ウィズ・パーパス(Travel with Purpose)レポート」では、ヒルトンが2022年7月に旅行・観光業界でネットゼロの未来に向けた道を支援するための環境面の目標および新しい社会的な活動の目標を発表(https://stories.hilton.com/travel-with-purpose/hilton-enhances-esg-targets-climate-action-social-impact)して以来の進捗を初めて報告しています。

· 全世界で、炭素排出量、水の使用量、埋立廃棄物の削減を継続的に実施。ヒルトンが運営するホテルでは2008年を基準値として2022年末時点で炭素排出量は47.1%減、水の使用量33.4%減、埋立廃棄物65.4%減

· 500万人に学習とキャリアアップの機会を創出する目標に対し、677,359人以上に機会を創出

· 地域への支援、災害救援活動、経済的な支援を通じて、2,793,920の地域社会の人々に貢献

· 世界の不動産セクターの脱炭素化を目指すフィフスウォール社の気候テックファンド2つに投資

ヒルトンは、効率的な資源管理、廃棄物の削減、学習機会の創出、責任ある調達、二酸化炭素排出量の削減など、主要な分野でアジア太平洋地域の「トラベル・ウィズ・パーパス」の取り組みを強化し、グローバルレベルで持続可能性に関する主要目標の達成に向けて前進し続けています。

持続可能な食材調達:ヒルトンは、海洋管理協議会(MSC)および水産養殖管理協議会(ASC)の認証を受けた漁業からの調達を進めており、ヒルトンの日本・韓国・ミクロネシア地区は、グローバル目標であるサステナブル・シーフード調達率25%を達成した最初の地域となりました。

責任ある会議: ヒルトンは、同社が推進する会議のプログラム「ミート・ウィズ・パーパス(Meet With Purpose https://www.hilton.com/en/events/offers/meet-with-purpose/)」(お客様が会議の参加者として、そして会議を開催するホテルの地域へも有意義な会議となることを主眼においたプログラム)を通じて、イベントの二酸化炭素排出量を相殺し、パートナーであるClimeCoを通じて、検証された高品質の二酸化炭素削減プロジェクトへ投資する機会をお客様に提供します。ヒルトンの全ホテルで、受賞歴をもつ環境と社会への影響を追跡できるプラットフォーム「ライトステイ(LightStay)」上で、会議をカーボンニュートラルにするオプション「Carbon Meeting Impact Calculator」をお客様に提供しています。

EV充電の設置: ヒルトンの最新のグローバル・トレンド・レポート(https://view.ceros.com/hilton/hilton-2022-trends-report/p/20 英語)では、86%の旅行者がより持続可能な旅行を望んでいることが報告されており、ヒルトンは2022年12月時点で、アジア太平洋地域の110以上のホテルで、お客様向けにホテル敷地内でEV充電を提供し、ウェブサイトとヒルトン・オナーズのアプリに、EV充電ができる施設を検索することができる新しい検索フィルターを設けました。中国のヒルトン舟山に新たに設置されたEV充電ステーションは、すでに60トンの自動車から排出される炭素を削減しており、ヒルトン・サプライマネジメントチームは、このサービスをより多くの施設に拡大するため、EV充電のパートナー会社との優先契約を継続的に推進しています。

食品廃棄物の削減: コンラッド・センテニアル・シンガポール(https://conrad.hiltonhotels.jp/hotel/singapore/conrad-centennial-singapore)をはじめとするアジア太平洋地域のホテルでは、廃棄されがちな見た目の悪い野菜や、植物性の卵や肉などをメニューに採用し、食品廃棄物を削減しています。また、地元の学校の屋上農園など、地元業者から仕入れた新鮮な野菜を使った料理も提供しています。また、食品廃棄物ソリューションを提供するウィノウ(Winnow)(https://www.winnowsolutions.com/ja/)社と提携し、アジア太平洋地域の一部のホテルで、AI技術で食品ロスを可視化するツールを導入しています。シェフが食品廃棄物の重量と種類を正確に把握し、データに基づき仕入れや調理法などを見直すことで、コスト削減につながります。導入後のホテルでは、今まで廃棄されていた食品を使用した新たなメニュー開発も行っています。現在、日本ではヒルトン東京ベイ(https://www.youtube.com/watch?v=QQxJOSGWyO4)、ヒルトン東京、コンラッド東京、ヒルトン大阪、ヒルトン名古屋など10軒のホテルが導入済みで、今後もさらに展開していく予定です。

リネンの再利用と地域社会のサポート

Diversey Incとの活動Diversey Incとの活動

ヒルトンは、国際的な清掃・衛生管理会社であるDiversey Inc.とアジア太平洋地域で提携をし、ホテルで廃棄されるリネンが新しいものへ生まれ変わっています。カーテン、ユニフォーム、ベッドシーツ、テーブルクロスなどが製品化され、各地のコミュニティで縫製、デザインされ販売されています。プラスチックは砂利に、廃棄されたコーヒーのかすは炭の代替品としてリサイクルされています。

ヒルトングローバル財団で地域社会に貢献
「2022 トラベル・ウィズ・パーパス(Travel with Purpose)レポート」の内容は、第1回「ヒルトン・グローバル財団インパクトレポート」の発表に沿ったものです。2022年、健康的で持続可能な地球と次世代のための地域社会づくりに取り組む団体に230万ドルを寄付し、世界的にポジティブな影響を与えています。

アジア太平洋地域では、以下のようなプロジェクトを支援しています。

Punlaan School(フィリピン): 恵まれない若い女性に奨学金とプログラムを提供し、ホスピタリティと料理に焦点を当て、仕事と生活のスキルを身につけることを狙いとしています。

VOICE Area Federation(スリランカ): スリランカの脆弱な地域社会にコミュニティ農場とキッチンプログラムを提供し、食糧不足に対処しています。

ROLE財団(インドネシア): 社会から取り残された女性を対象に、ホスピタリティ・スキル・トレーニング、重要な生活スキル、自信を高める活動からなる6ヶ月間の宿泊プログラムを提供。

Ocean Conservancy(オーストラリア): Ocean Conservancyは、パートナーとともに、健全な海洋のための証拠に基づく解決策を生み出し、昨今のグローバルの大きな課題から海洋を保護するための活動を実施しています。

Kechara Soup Kitchen(マレーシア): マレーシアのホームレス、社会から取り残された貧困家庭への食糧援助配布を提供。

中国農村発展基金会(中国): ホスピタリティ教育、文化交流、ソーシャルメディアスキルなどのトレーニングを通じて、中国の貧困を緩和する活動を行っています。

これまでにヒルトン・グローバル財団は、800万ドル以上の助成金を贈呈し、1800万ポンド以上の食料を必要とする地域社会に寄付、670万人以上に有意義となる影響を与え、22万5000エーカー以上の土地を修復してきました。ヒルトングローバル財団の取り組みについての詳細は、こちら(https://hiltonglobalfoundation.hilton.com/ 英語)をご覧ください。

ROLE財団ROLE財団

環境と社会に関するさまざまな取り組みが評価され、2022年、ヒルトンは長期的な経済、環境、社会の基準でパフォーマンスを評価するダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)において、6年連続でグローバル・サステナビリティ・リーダーに選出されました。また、ヒルトンは包括的な企業の社会的責任(CSR)評価サービスを提供するEcoVadisからゴールドメダルを授与されたほか、S&P Global 2023 Sustainability Yearbookにおいて、ヒルトンは世界の企業の上位5%にランクインしました。

ヒルトンについて
ヒルトンは、世界122の国と地域に7,200軒以上(110万室以上)のホテルを展開しているホスピタリティ業界のグローバルリーダーです。ヒルトンは、世界で最もおもてなしの心に溢れた企業であることをミッションに掲げ、これまで100年以上の歴史で30億人を超えるお客様をお迎えしました。米Fortune誌の「働きがいのある会社トップ100」の上位企業として選ばれ、世界有数の ESG投資指標である「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」で世界的リーダーにも6 年連続選出されています。ゲストエクスペリエンスを向上するため、デジタル・キーの共有、無料の客室アップブレードの事前選択および「コンファームド・コネクティングルーム」機能など業界をリードするテクノロジーを導入しています。19のグローバル・ブランド・ポートフォリオのうち、日本では、コンラッド・ホテルズ&リゾーツ、ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ、ダブルツリーbyヒルトン、キュリオ・コレクションbyヒルトン、LXRホテルズ&リゾーツ、ヒルトン・ガーデン・インの6ブランド・22軒のホテルを展開しています。また、受賞歴を誇るゲスト・ロイヤルティ・プログラム「ヒルトン・オナーズ」(https://hiltonhotels.jp/hhonors)の会員数は1億5,800万人以上を有し、ヒルトンの公式予約チャネル経由で直接予約したヒルトン・オナーズ会員は、宿泊や体験などに交換できるポイントを獲得することができます。また、無料のヒルトン・オナーズ・アプリ(https://apps.apple.com/jp/app/hilton-honors/id635150066)から客室の選択、デジタル・チェックイン、デジタル・キー(日本国内では一部のホテルではデジタル・キーは未導入)をご利用いただけます。最新の情報はこちらをご覧ください。https://stories.hilton.com/https://www.facebook.com/hiltonnewsroomhttps://twitter.com/hiltonnewsroomhttps://www.linkedin.com/company/hiltonhttps://www.instagram.com/hiltonnewsroom/https://www.youtube.com/hiltonnewsroom

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。