エミレーツ航空のプレスリリース
エミレーツ航空は6月、国連が定めた6月5日の世界環境デーと#BeatPlasticPollution(やめよう、プラスチック汚染)の活動を記念して、プラスチック素材を再利用するクローズドループ・リサイクル・イニシアチブの新たな取り組みを発表しました。
これにより、機内で提供される数百万食分ものプラスチック製のトレー、ボウル、器などは各地域の施設でリサイクルされ、再び食器へと生まれ変わります。新たにリサイクルされた食器は、2023年6月から順次機内へ導入される予定です。
「責任ある消費」へのコミットメントに加え、エミレーツ航空は新たに、モノを減らし(reduce)、再利用し(reuse)、リサイクルする(recycle)という「循環型経済」の推進へ移行しています。例として、エコノミークラスとプレミアム・エコノミークラスで提供された数百万食もの使用済み食器類は、フライト後に回収、洗浄、および傷のチェックが行われたのち、ドバイの製造施設で粉砕され、新しい食器へ生まれかわります。これらはエミレーツ航空のケータリングに送られ、再び数百万食分の機内食を運ぶ食器として使用されます。
また、航空業界に革新的な機内食器のコンセプトを提供し、クローズドループ・リサイクルに精通しているdeSter(https://www.dester.com/about/)とのパートナーシップ締結により、エミレーツ航空は、寿命が尽き、従来であれば廃棄せざるを得なかったプラスチック素材の再利用を進めていきます。全体のおよそ25%が再利用素材(再生材)でできた食器類を世界中のエミレーツ航空機へ順次導入し、この割合を今後増加させていく予定です。
エミレーツ航空がパートナーシップを結んだdeSterは、世界有数の循環型経済企業が参加している「CE100」に加入しているだけでなく、世界的なサステナビリティ評価機関であるEcovadisから「ゴールド」評価を獲得しています。我々は、UAEに所有する製造施設が大規模なリサイクル要求に対応できるようになった時点でdeSterとの提携を決定しました。これに伴い、リサイクルするために製品を他国に送る必要がないため、二酸化炭素排出量を大幅に削減できました。deSterの工場は、太陽光発電、効率的な水利用、廃棄物など、持続可能な慣行に基づいて建設されています。
プラスチックごみ削減の取り組み
エミレーツ航空は、新しいクローズドループ・リサイクル・イニシアチブに加え、プラスチックごみの削減を目指して、以下のような取り組みを進めてきました。
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ストロー、機内販売品お渡し用のビニール袋、マドラーを、「責任ある消費」の理念に基づき調達した紙製や木製の代替品に置き換えることで、毎年1億5000万点以上もの埋め立て処分されるプラスチック製品を削減してきました。
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エコノミークラスとプレミアム・エコノミークラスのお客様には、再生プラスチックから作られた心地よいブランケットを提供しています。このブランケットは1枚につき28本のペットボトルが再利用されており、1年間で8,800万本のペットボトルが埋め立てごみになることを防いでいます。
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機内用トイバッグ、赤ちゃん用アメニティキット、ぬいぐるみは再生プラスチックで作られており、1年間で800万本以上のペットボトルが再利用されています。
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機内食のフタやプラスチック製タンブラーは、80%再生プラスチック(rPET)でできています。
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エコノミークラスとプレミアム・エコノミークラスのアメニティキットは、クラフト紙、ライスペーパー、再生プラスチックなどの代替素材で作られており、バージンプラスチック(再生素材ではないプラスチック)の消費量を抑えています。
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客室乗務員はドバイでガラスとペットボトルを分別してリサイクルしており、2022年には約50万キログラムのプラスチックとガラスが埋め立てごみになるのを防いでいます。
エミレーツについて
エミレーツ航空は2002年に日本就航。成田国際空港・東京国際空港(羽田)・関西国際空 港から、ドバイをはじめとする世界各地へ快適な空の旅を提供しています。2022年のスカ イトラックス・ワールド・エアライン・アワードでは、「ワールド・ベスト・エコノミーク ラス」「ワールド・ベスト・エコノミークラス・ケータリング」のほか、17年連続で「ワ ールド・ベスト機内エンターテイメント」の3部門など、我々の提供する商品やサービスに おいて数々の賞を受賞しています。
お問い合わせ先
エミレーツ・グループ 広報
Redhill株式会社
Email: ekjapan@redhill.asia