「東京芸術祭 2023」全19演目ラインアップ発表!

東京芸術祭のプレスリリース


 
「東京芸術祭 2023」演目ラインアップ発表
 
東京芸術祭実行委員会は、2023年9月1日(金)から10月29日(日)にかけて豊島区池袋エリアを中心に開催する「東京芸術祭 2023」の演目ラインアップを発表します。
プレスリリース(PDF)は、東京芸術祭 公式サイトでご覧いただけます。
 

芸術文化の未来をつくる 国際舞台芸術祭「東京芸術祭 2023」

東京芸術祭は、東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながることを目指し、毎年秋に豊島区池袋エリアを中心に開催している都市型総合芸術祭です。東京の文化の魅力を分かりやすく見せると同時に、東京における芸術文化の創造力を高めることを目標とし、今年で8年目を迎えます。
中長期的には、社会課題の解決や人づくり、都市づくり、そして、グローバル化への対応を視野に入れ、日本最大級の舞台芸術を中心とした幅広いジャンルの公演事業、アートプロジェクト、また、芸術分野で国際的に活躍する人材の育成プログラムも多数実施し、“芸術文化の未来をつくる芸術祭”を展開しています。
 

事業の2本柱を設定

舞台芸術の上演・配信・地域を巻き込む催しなどからなる「東京芸術祭プログラム」と、人材育成と教育普及の枠組みである「東京芸術祭ファーム」との、2本の柱で構成する構造に事業を再編しました。それぞれが役割を明確にし、有機的につながることで、芸術祭のミッションの実現を果たしていきます。
 

開催概要

名称:東京芸術祭 2023
会期:2023(令和5)年9月1日(金)〜10月29日(日)
会場:東京芸術劇場、ロサ会館、東京都豊島区池袋周辺エリアほか
主催:東京芸術祭実行委員会[公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都]
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
 

東京芸術祭 公式サイト

https://tokyo-festival.jp/
8月1日(火)、東京芸術祭 2023 特設サイトを公開予定!
 
 

19 プログラム ラインアップ

*2023年6月30日現在
 

東京芸術祭プログラム

 
■SPAC-静岡県舞台芸術センター 『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』

日程:未定 
会場:未定
演出:宮城聰
台本:久保田梓美
音楽:棚川寛子
[写真]Photo by K.Miura
 
■芸劇オータムセレクション 太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ) 『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』

日程:10月20日(金)~26日(木)※23日(月)休演
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
作・出演:太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)
演出:アリアーヌ・ムヌーシュキン(2019年京都賞受賞)
創作アソシエイト:エレーヌ・シクスー
音楽:ジャン=ジャック・ルメートル
チケット発売日:一般発売7月15日(土)10:00〜 
 
■芸劇オータムセレクション 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『勧進帳』

日程:9月1日(金)〜24日(日)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト
監修・補綴:木ノ下裕一
演出・美術:杉原邦生[KUNIO]
出演:リー5世、坂口涼太郎、高山のえみ、岡野康弘、亀島一徳、重岡漠、大柿友哉
スウィング:佐藤俊彦、大知
チケット発売日: 一般発売7月1日(土)10:00~(各プレイガイドにて先行販売あり) 
 
■ロロ『オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)』

日程:10月7日(土)〜15日(日)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト
テキスト・演出:三浦直之(ロロ)
出演:大場みなみ、北尾亘(baobab)、田中美希恵、端田新菜(ままごと)、福原冠(範宙遊泳)ほか
チケット発売日:8月5日(土) 10:00〜
[写真]ロロ『BGM』2023 (C)阿部章仁
 
■くらしチャレンジクラブ

日程:9月~10月 ※一部プログラムを8月から実施(予定)
会場:豊島区内各所
ディレクション:阿部健一
無料・予約不要(一部、要予約あり)
[写真]Photo: 金川晋吾
 
■とおくのアンサンブル

日程:10月上旬
会場:東京芸術劇場  ほか池袋エリア周辺
コンセプト・演出・作曲:とくさしけんご
無料・予約不要(予定)
[写真]Photo: Ikeda Masanori
 
■東京芸術祭ひろば

日程:10月11日(水)〜22日(日)
会場:東京芸術劇場 アトリエイースト
無料(一部プログラムによっては事前予約の可能性あり)
 
■EPAD Re LIVE THEATER ~時を越える舞台映像の世界~

一般社団法人EPAD
日程:10月11日(水)〜22日(日)
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
チケット発売日:8月5日(土)10:00〜(予定)
 
■アトカル・マジカル学園 アートサポート児童館

日程:10月13日(金)〜20日(金)
会場:東京芸術劇場 アトリエウエスト
ディレクション:多田淳之介
申し込み開始日:8月5日(土)10:00〜
[写真]Photo by Takashi Fujikawa
 
■アトカル・マジカル学園 かぞくアートクラブ

日程:10月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
会場:東京芸術劇場 アトリエウエスト 
ディレクション:YORIKO 
申し込み開始日:8月5日(土)10:00〜
[写真]Photo by 山本陸
 
■パフォーマンス展望室

日程:10月21日(土)〜29日(日)(予定)
会場:ロサ会館 R階
構成・演出:居間 theater
無料・予約不要(一部、要予約・有料あり)
 
■東京芸術祭×愛知県芸術劇場× Dance Base Yokohama パフォーミングアーツ・セレクション 2023 in Tokyo

日程:10月21日(土)〜22日(日)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト
チケット発売日:8月5日(土)10:00〜
 
柿崎麻莉子 新作『Can’t-Sleeper』
演出・振付:柿崎麻莉子
共同振付:アリス・ゴドフリー
出演:柿崎麻莉子、栗朱音
 
島地保武 × 環ROY 新作
演出・振付:島地保武
演出・音楽:環ROY
ドラマトゥルギー:長島確
出演:島地保武、環ROY
 
■テアター・エカマトラ『マライの虎』を巡るトーク(事前上映つき)

日程:10月21日(土)、27日(金)
会場:東京芸術劇場 シンフォニースペース
無料(要予約)
 

東京芸術祭ファーム2023

東京芸術祭ファームとは
東京芸術祭ファームは、東京芸術祭の人材育成と教育普及の枠組みです。アジアの若いアーティストの交流と成長のためのプラットフォームであったAPAF(Asian Performing Arts Farm)に、フェスティバル/トーキョー(F/T)の研究開発・教育普及事業が合流し2021年にスタートしました。
今年の東京芸術祭ファームは、研究開発を通じた人材育成のための「ラボ」と、教育普及のための「スクール」の2つのカテゴリーで様々なプログラムを実施します。「ラボ」では、他者と協働しながら地域や分野を超えた「トランスフィールド」を開拓し、今後ますます流動的になる様々なボーダーを自由に行き来して活躍する人材の育成を目指します。「スクール」では、大学生を中心とした若い観客を対象に、レクチャーの受講やトークイベントへの参加など、舞台観劇を通して、考え、交流する機会を提供します。
 
■東京芸術祭ファーム ラボ 
・公開レクチャー
日程:8月23日(水) 18:30~21:00
オンライン配信(Zoom)
講師:林立騎(翻訳者・演劇研究者/那覇文化芸術劇場なはーと)
無料(要予約)
 
・Asian Performing Arts Camp In-Tokyo Sharing Session
 

日程: 10 月 9 日(月・祝) 
会場:東京芸術劇場 アトリエイースト・アトリエウエスト
登壇者:Asian Performing Arts Camp参加者
モデレーター(Asian Performing Arts Campファシリテーター):山口惠子 ー京都(日本)、ジェームズ・ハーヴェイ・エストラーダ ーリサール(フィリピン)
無料(要予約)
[写真]APAF2019 Lab.最終プレゼンテーション『A NEW ASIA』 Photo by Kazuyuki Matsumoto
 
・制作アシスタント
・アートトランスレーターアシスタント
・ファーム編集室 アシスタントライター
 
■東京芸術祭ファーム スクール
 
以上
※内容は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
 

ディレクター・ステートメント

 
世界を反転させて
陽気になる方法
 
明日は今日より良くなる、と思っている人が、減ってしまった気がします。
日本という国のイメージが、たとえば「全体として古くなった服」のような感じで、どこかの穴を修繕すればV字回復する、とは思えない。 ホツれを直そうとすると別のところが薄くなって穴があく。 そういう感じかもしれません。 もしそうなら、最上の策はみんなで我慢すること、となりそうですが、明日が今日より良くなると思えずに我慢していても何も生まれないんじゃないかと心配になります。
 
そこで提案したいのですが、今の日本をいっそ「落ち目の国」と定義してしまうのはどうでしょう。 そんなことしたら一層元気がなくなるぞというご意見もあるかと思いますが、でも「落ち目」を経験した国って、歴史上にいくつもありますよね。 日本以外にも色々な前例があると知れば、心に余裕ができるのではと思うのです。
心に余裕ができる。 ここからいきなり結論に飛びますが、落ち目から復活できた国はどんな国かと見てゆくと、それは「人間は楽しむために生きていいんだ」という考えが堂々と認められている国だ、ということに気づきます。 たしかに、生きていて楽しい、と思える国は滅びないですよね。 この楽しみを次世代にも、と人々が思うから。みんなで我慢する、の真逆の策です。
 
で、人間が人生を楽しむために発明した “人類の知恵” が、「お祭り」です。 誰でも参加できるお祭り。
そしてお祭りのないところにお祭りを作るのは、いまや行政の仕事だと言っていいでしょう。 今の日本の状況を根底から変えるには、国民が国に対して「人生を楽しませろ!」と堂々と要求していいはずです。
 
そしてまたいきなりですが。
今年の秋、東京は、ちょっと頑張って、東京芸術祭をやります。
 
東京芸術祭 総合ディレクター
宮城聰
 

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