滞在制作プロジェクト「ATAMI ART RESIDENCE」 総勢49組目となる第2ターム参加アーティスト5組が決定

PROJECT ATAMI実行委員会のプレスリリース

PROJECT ATAMIは2021年の3月に始動し、総勢113組のアーティストを熱海に招集してまいりました。

その柱の一つである「ATAMI ART RESIDENCE」、2023年度第2ターム目となる5組が決定しました。

「ATAMI ART RESIDENCE」は、若手アーティストの制作活動支援を目的としており、制作活動におけるアトリエの提供・制作費を支援する滞在制作型プロジェクトです。

独創的かつ瑞々しい感性をもつ若手アーティストたちが、ATAMI ART VILLAGEに滞在し、“熱海”というフィールドをキャンバスとして、その魅力をアートで表現します。

PROJECT ATAMIでは、多種多様なアーティスト間の交流を通じて、さまざまな角度から熱海の魅力を表現、発信する機会を提供してまいります。

■第2ターム(2023年6月~8月ごろ滞在予定)

【参加アーティスト5組】(※50音順)
・坂本 森海、築山礁太、Hana Yamamoto、RAU(都市と芸術の応答体)、6okken

【アーティストプロフィール】

・坂本 森海 / Kai Sakamoto

陶芸家。1997年生まれ。2019年旧京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形コースを卒業。同年からシェアアトリエ”山中suplex”に在籍。さまざまな地域で自ら土や石を採取して素材とし、土で作った窯を用いて器を作ることから始める。近年は、茶の湯における器の鑑賞方法の一つである「景色」に関心を寄せて作品を制作している。

主な展覧会に、「Ceremonial Ceramics -身體感/やわらかな石-」(山中suplexの別棟 MINE/2023)、「ARTISTS’ FLEA VOU KYOTO 2022」(VOU/ 棒ギャラリー / 2022)、「血の塩/ Salt of the Blood」(LEESAYA CONTEMPORARY ART GALLERY/ 2021)などがある。

Artwork by Kai SakamotoArtwork by Kai Sakamoto

・築山礁太 / Shota Tsukiyama

1997年東京都生まれ。2019年日本写真芸術専門学校卒業。劣化・変質した記憶の定着を試みた「matrix」をはじめ、恋人という私写真的なモチーフを撮影し、 写真メディウムに物理的な操作を行った実験的な作品を制作してきた。近年は見ることへの関心から立体的なアプローチを取り入れた作品を制作するなど、平面や立体などの様々な形態を横断しながら写真作品の制作を行っている。

主な展覧会として、「ENCOUNTERS」(ANB TOKYO, 東京, 2020) 、「constellation#02」(rin art association, 高崎, 2021)などがある。https://shota-tsukiyama.tumblr.com

Artwrokby Shota TsukiyamaArtwrokby Shota Tsukiyama

・Hana Yamamoto

千葉県市川市出身。2019年にニューヨーク滞在を経て、2022年多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース卒業。関東郊外での暮らしを背景に、複製される景色や物流、あるいは移動といった、物事の間に広がる時間に関心を持つ。

2022年「INSIGHT / ONSITE: Studio TPR」招聘アーティスト。以降、YAU STUDIO(有楽町)を拠点に制作を行う。アーティストコレクティブ・TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCHでは参加アーティストであると同時にプロジェクトメンバーとして活動中。https://hanayamamoto.org/

Artwork by Hana YamamotoArtwork by Hana Yamamoto

・RAU(都市と芸術の応答体)

国内外の都市から参加する多様なメンバーからなるラーニング・コレクティブ。2020年より活動開始。越境的な試作を通じて、都市と有形・無形に応答する芸術の在り様を探求する。今年度のテーマは「サバティカル/湯治」。

ディレクター:藤原徹平、マネージャー:そめやふにむ・⼭川陸、広報:⼭本さくら

Photo by Mayu Nakamura Photo by Mayu Nakamura

・6okken

山梨県、河口湖にある「6okken」(ろっけん)は、6棟の家を舞台に共に暮らし、自らの環境について能動的に思考と実践を重ねる「アーティスト・ラン・レジデンス」です。

「自らが守らなければこの世から消滅してしまう何か」に向き合い続ける人々と、その姿勢を「アーティスト」と定義し、「アーティスト」らの自治的な運営により様々な企画を実施するほか、外部企画にも積極的に参加し、各所で現代美術に限らない分野横断的な交流を創出しています。

【PROJECT ATAMI】

本プロジェクトは熱海の魅力をアートにより再発見し、目に見える形にすることで、それを体験し楽しんでいただくために生まれたプロジェクトです。双方向の学び合い、自発的な発見があるようなできごとをつくっていきます。また、五感で感じるリアルな体験が、記憶に残るようなプロジェクトになればと考えています。滞在制作型プロジェクトである「ATAMI ART RESIDENCE」と、アーティストをサポートする仕組み「ATAMI ART GRANT」を二本の柱として取り組んでいます。

【ATAMI ART VILLAGE】
2023年4月より、ACAO SPA & RESORT株式会社がオープンする「ATAMI ART VILLAGE」は、300人のアーティストが熱海に住まう未来を目指した、文化芸術体験プロジェクトです。本プロジェクトでは、都会から急速に自然が失われるなか、豊かな大自然に囲まれて、親子でアーティストや作品と触れ合うことができる環境、第一線で活躍するアーティストをお招きした「学びの場」を創出します。

【本件お問い合わせ先】
​広報担当:鈴木
info@projectatami.com

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