The Shinmonzenのプレスリリース
祇園祭の歴史は、全国的に疫病が蔓延した貞観11年(西暦869年)までさかのぼります。疫病の流行は「御霊(みたま)の怒りに触れたから」という御霊信仰(ごりょうしんこう)があった時代でした。怨霊の怒りを鎮めるために、当時の国の数である66本の鉾を神泉苑に立て、八坂神社(祇園社)から神興を迎えて、神泉苑に神輿を奉納し御霊会(ごりょうえ)を行い、疫病を鎮めようとしたことが起源とされています。7月の1ヶ月間にわたり多彩な祭事が行われる祇園祭のメインイベントは、17日の前祭と24日の後祭の山鉾巡行、及び八坂神社主催の神幸祭(17日)と還幸祭(24日)の神輿渡御です。
2023年7月の祇園祭では、3基の神輿を担いだ男達が京都市内中心部を練り歩く神輿渡御(みこしとぎょ)が4年ぶりに通常の形式で行われます。新型コロナの影響で、2020年、2021年は練り歩きが中止され、2022年は最短距離に縮小され行われました。神輿渡御の輿丁(ヨチョウ、担ぎ手のこと)は神輿一基につき約600名で、その担ぎ手の一部に配られるのが「神輿弁当」(三若輿丁のみ)。この三若輿丁と一部関係者のみに配られる非売品の神輿弁当が、祇園祭ツアーに参加するゲストにThe Shinmonzenから特別に提供されます。通常、手にすることのみならず見ることも滅多にできない神輿弁当は「白飯・梅干し・たくあん」のシンプルなものでありながら、日本人に長く根付いてきた“最も力の出る弁当”とされ、担ぎ手達のパワーの源となっています。
17日の神幸祭ではホテルからほど近い八坂神社からの神輿の出発を見学、その後市役所広場では神輿と一緒に写真撮影が出来る予定です。24日の還幸祭では、夕方四条通の八坂神社御旅所(やさかじんじゃおたびしょ)からの神輿出発を見たあと一度ホテルに戻り、八坂神社に「おかえり」の頃再び神輿を見に行くことも可能です。
ゲストは知っているようで知らなかった祇園祭についての知識を得て、祭りの熱気を肌で感じながら、京都ならではの文化と伝統を楽しむことができるでしょう。
ABOUT The Shinmonzen
京都の中心地、祇園オープンしたThe Shinmonzenは、安藤忠雄氏による現代的な日本のデザインと、コスモポリタンなインテリア、そしてワールドクラスのコンテンポラリー・アートのコレクションからなるスモールラグジュアリーホテルです。伝統的な日本の旅館にインスピレーションを受けた当ホテルの9つのバルコニー付きスイートルームからは、祇園白川を臨み、隠れ家のような空間だからこその、パーソナルなサービスをご体験いただけます。当ホテルの詳細は https://theshinmonzen.com/jp/ よりご覧いただけます。