IKI PARK MANAGEMENT株式会社のプレスリリース
長崎県壱岐市は、実りの島と言われるほど海も山も豊かな食材に恵まれており、これらの自然の恵みを、新鮮なままに、添加物をほとんど使わない「心も身体も内側から整える創作料理」(壱岐の郷土料理をベースとしつつ東洋的な要素も取り入れた、ヴィーガン、薬膳、五行などの、季節に合わせた料理)として提供いたします。
「morino cafe @ ten」は、2024年度からは、カフェの他、隣接している山を使ったグランピング施設を立ち上げ、オーベルジュ(宿泊可能なカフェレストラン)として、運営を開始することを予定しています。
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背景
近年、世界的にヴィーガンやベジタリアン、また食品添加物を避けた食事を心がける健康志向の人々が増加している中、日本においても、有機農法、自然農法、無添加食品、トレースアビリティが確立している食材への興味関心や消費量が増加傾向にあります。
また、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに、コミュニケーションの減少や運動不足などによる、ストレス増加などが懸念されており、過去3年において心療内科への相談や引きこもりなどの件数が増加しているという調査結果*があります。同時に、昨今サウナによる「ととのう」という感覚、また、ヨガや坐禅、瞑想などといった自己を内観することによる「癒し」や「解放感」が人気となっていることから、「心身ともに健康である」ことへの注目が高まっていると言えます。
壱岐の山の中には、これまであまり活用されてこなかった、山野草や山菜などの食材が多く眠っていることがわかってきています。また、無農薬や有機栽培に挑戦する農家も増えてきていることで、農業分野でも質の高い食材が増えつつあり、この度、これらの食材を活用すべく、「morino cafe @ ten」をオープンする運びとなりました。
さらに、「morino cafe @ ten」の建屋となる物件は、第3回プラダ・フェルトリネッリ賞(プラダ主催・国際文学賞)を受賞した松嶋圭氏の短編集「陽光」の舞台にもなってます。松島圭氏が小学生の頃、夏休みに訪れていた、祖父母が経営する元「診療所」。その場所が、心と身体を癒す「カフェ」へと姿を変えました。
*参照:日本トラウマティックストレス学会レポート
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目的
⚫︎壱岐の歴史と東洋の料理哲学による「癒し」の場に
離島である壱岐市は、歴史的にも限られた土地や環境の中で長年農業を営みつつも、島の恵みを枯渇させることなく現代にまで繁栄させてきました。先人達が作り上げてきた歴史と文化は、壱岐の郷土料理にも受け継がれています。そのエッセンスに薬膳や五行といった東洋に古くから伝わる料理哲学を掛け合わせた、健康志向な自然食を提供し、体の中から「癒し」と「ととのう」を感じられる場所にしていきたいと考えています。
⚫︎島の観光案内を担えるカフェに
壱岐市では、パワースポットや神社巡りを目的とすると同時に、健康志向の高い観光客が増えていることが伺えます。観光客のほとんどがレンタカーを利用して島内を周りますが、パワースポット、神社、ホテル、港、観光地などを効率良く周る仕組みがないというのが現状です。「morino cafe @ ten」は、壱岐市の主要港の1つである「芦辺港」から方々に観光に向かう車が通りやすい「三軒茶屋」というバス停の近くに所在しています。また、敷地内には知る人ぞ知る「天月神社」が鎮座しており、このスポットを目指して立ち寄る人々も少なくありません。「morino cafe @ ten」に訪れた方に対し、その人にあった島全体の魅力を伝えられる観光案内所としても、機能することを目指しています。
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コメント
「morino cafe @ ten」の設計を担当した、LIGHTHOUSE設計株式会社 代表取締役の篠崎竜大氏は、次のようにコメントしています。
寸分のくりなく丁寧に積まれた石垣、数十年が経過しているであろう美しい紅葉。初めて敷地を訪れた時、既に豊かな空間がそこにありました。この紅葉越しに入ってくる「陽光」に満たされた空間を多くの人に楽しんで頂けたらと思います。
IKI PARK MAGEMENT株式会社 代表取締役 高田佳岳は、次のようにコメントしています。
壱岐島には古くから農業や漁業の歴史がありますが、離島という厳しい環境の中で今日まで島の文化として人が住み続け、受け継がれてきたことは、まさにSDGsを体現してきた地域であると思っています。豊かな壱岐島の恵みと壱岐に根付いた食文化に、さらに東洋の食の考え方を掛け合わせることで、いまこそ現代の人々に必要な心も体も内側から癒す食の提供にチャレンジできると考えています。また敷地にある天月神社をはじめとする複数の祠もこの土地を古くから守ってきた象徴ともいうべき場所であると考え、なるべく過度な開発をせずに、壱岐らしい自然を大切に守っていきたい、と思っています。
偶然にも、「morino cafe @ ten」の最寄りのバス停である「三軒茶屋」は、東京では「サンチャ」という愛称で呼ばれる有名な知名です。東京から訪れる方にも親しみを持って頂けたらと思います。そんな場所から、壱岐島全体の魅力を発信するスポットになることを目指してまいります。
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「morino cafe @ ten」概要
名称:morino cafe @ ten(モリノカフェ テン)
住所:長崎県壱岐市芦辺町箱崎釘ノ尾 757
電話番号:0920-42-0759 (問い合わせ:壱岐イルカパーク&リゾート)
公式Instagram:
LIGHTHOUSE株式会社とは
長崎県の離島である壱岐島を拠点としている、壱岐島生まれで一級建築士の篠崎竜大氏が代表を務める設計事務所。仕事は建築物単体の設計だけでなく、この地方に深く関わり、本当に必要なものを抽出すること。地域の様々な種類のプロジェクトに携わり、地域の人の思考を刺激する空間を目指して一つ一つ丁寧にプロジェクトに向かい合っています。代表の篠崎氏は、2003-2006年に菊竹清訓建築設計事務所に勤務した後、2008年に篠崎竜大建築計画事務所を設立し、2018年にLIGHTHOUSE設計株式会社に改称しました。
URL: https://lighth.jp/
IKI PARK MANAGEMENT株式会社について
長崎県壱岐市と内閣府の国境離島アドバイザーである高田佳岳が共同出資し、2018年11月に設立。壱岐市内の公営遊休施設をファシリティマネジメントにより有効活用し、官民連携で潜在的な資源を磨き上げ、観光交流人口の拡大や、観光消費の拡大により、島の経済浮揚を牽引することを目的としています。その第一歩として、壱岐イルカパークのリニューアルに加え、バーベキュー、マリンアクティビティ事業、キャンプサービスなど島の自然を活かしたアウトドアやレジャーを軸に展開しています。
壱岐イルカパーク&リゾートとは
1995年、長崎県壱岐市が市営でイルカの保護を目的に創業。創業以来、市営にて運営し、至近距離でイルカとふれあえる施設として、年間約2万人程の島内島外の来場者が訪れてきました。2018年、長崎県壱岐市と内閣府の国境離島アドバイザーである高田佳岳が共同出資し、「IKI PARK MANAGEMENT 株式会社」を設立。2019年4月25日(木)にリニューアルオープンを迎えました。また、2020年には、アメリカフロリダ州にあるドルフィンリサーチセンター(DRC)と世界で初めて施設としての飼育技術提携を行いました。DRCが提唱する“Relationship Based Training”を取り入れ、ヒトとイルカの信頼関係構築を基礎とした飼育を実践し、日本国内への技術普及を推進しています。
■オフィシャルHP / SNS
HP:http://www.ikiparks.com/
Instagram : http://instagram.com/ikiirukapark/
Twitter : https://twitter.com/iki_irukapark
Facebook : https://www.facebook.com/ikiirukapark/
アウトドア:https://www.instagram.com/ikiparkoutdoor/
■開館時間
平日 9:30-17:30
土・日・祝 9:30-17:30
■住所
〒811-5512 長崎県壱岐市勝本町東触
■アクセス
■料金
島外の方 |
大人 |
1000円 |
中学生以下 |
500円 |
島内の方 |
大人 |
無料(島民カード提示) |
高校生以下 |
無料(島民カード提示) |
■一般お問い合わせ先■
IKI PARK MANAGEMENT 株式会社(E-MAILl : support@ikiparks.com)
■プレスリリースダウンロード■
https://prtimes.jp/a/?f=d51921-19-228edda51220e0a7163a4d2b4c6c13f1.pdf