海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
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イベント概要
・開催概要 海洋ごみに関するクイズ、マイクロプラスチック学習、海に関するコメント募集など
・日 程 2023年7月16日(日)10時~16時
・開催場所 晴海親水公園(周南市晴海町6-3)
・参加人数 約350人
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クイズを通して海洋ごみについて学ぼう
周南市誕生20周年を記念して開かれた「周南みなとまつり ミナトのミーツ」。水遊びエリアや、ウニやヒトデなどの海の生き物に触れられる移動水族館などが設けられた会場の一角に、昨年に続き「海と日本プロジェクト×ミナトのミーツ」ブースが登場しました。
海からすぐの会場にふさわしく、ブースのコンセプトを家族連れが楽しく「海洋ごみ」を学べる場に設定、誰でも参加できる海洋ごみクイズを実施しました。海洋ごみに関するクイズを3問回答するとくじにチャレンジできます。クイズに挑戦した人たちの多くが、悩みながらもクイズ用紙の裏側に書かれている「海と日本プロジェクト」の主旨説明文、ブースで流れているスポGOMIアニメなどのヒントを元に正解していました。間違えた方たちにはスタッフが丁寧に解説。沢山の方にクイズに参加していただき、海をキレイにする為に役立つグッズを持ち帰っていただきました。
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砂遊びで地元の海の問題を知り、次のアクションを考えてもらおう
ブースには、海の大切さについて実際に体験して学ぶコーナーも設置しました。用意したのは会場からほど近い地元粭島の海岸の砂。一見きれいに見える砂ですが、この中にはごみがたくさん隠れています。子どもたちに、砂をふるいにかけてもらい、ふるいに残ったごみにはどんなものがあるかを見てもらいます。また、ふるいを通り抜けた砂の中にある小さな粒状のプラスチック=マイクロプラスチックを発見してもらいました。
そして、これらのごみを見ながらスタッフが、ごみの殆どが陸上で我々が使用しているものであること、プラスチックはどんどん小さくなるけど土に戻ることがないこと、このままでは2050年には海洋ごみの量が魚の量を超えるかもしれないことを説明しました。参加した親子にとっては、現在の海の状況について改めて理解し考え、親から子への教えの場となったようです。参加した子どもたちには海へのメッセージを書いてもらい、ボードに張り付けてもらいました。
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参加した子ども・保護者からの声
「(海に)魚を見に来た人が ごみがあって魚が見られなかったら嫌だ。」
「(漂着物があると)魚たちが苦しむからあまりよくないと思う。拾ったりして作品を作って家に飾るのもいいと思う。」
「海のごみの殆どが陸上からのものとは知らなかった。半分くらいかと思っていた。」
「(母親)ごみはちゃんとごみ箱に捨てようね。 (子)うん、そうする。」
<団体概要>
団体名称 :一般社団法人 海と日本プロジェクトinやまぐち
URL :http://yamaguchi.uminohi.jp
活動内容 :山口県は三方を瀬戸内海、日本海、響灘という異なった特色のある3つの海に開かれた「海口県」です。ふるさとの海の現状をひとりでも多くの人に知ってもらい、海口県を未来につなげていくムーブメントを作り出すことを目指しています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。