伊豆シャボテン動物公園で「ジェフロイクモザル」と「キンカジュー」の赤ちゃんが誕生!

株式会社伊豆シャボテン公園のプレスリリース

伊豆シャボテン動物公園では、2023年6月4日(日)にジェフロイクモザルのメスの赤ちゃんが1頭、6月19日(月)にはキンカジューのオスの赤ちゃんが1頭誕生いたしました。

■ジェフロイクモザル

ジェフロイクモザルの赤ちゃんジェフロイクモザルの赤ちゃん

2023年6月4日(日)に、「ジェフロイクモザルの島」にいる父「クーロ」と母「2号」の間に、1頭のメスの赤ちゃんが誕生いたしました。

人工哺育ですくすく成長中人工哺育ですくすく成長中

母「2号」は、うまく育児ができず赤ちゃんを手放す行為が見られた為、赤ちゃんが衰弱する前に飼育員が保護し、人工哺育に切り替えました。

可愛らしい寝顔に癒される可愛らしい寝顔に癒される

以来、飼育員が母親代わりとなり朝7時半から約3時間おきに授乳(1日5回)を行っています。赤ちゃんは順調に成長しており、今後は赤ちゃんの体調をみながら群れ入りを目指して徐々に顔合わせから実施していく予定です。

誕生当時、体長約15cm、体重370.5gだった赤ちゃんは、2023年7月19日(水)現在、体長約20cm、体重545.5gまで大きくなりました。

[ジェフロイクモザルとは]

ジェフロイクモザルジェフロイクモザル

【英名】

 Geoffroy’s spider monkey

【学名】

  Ateles geoffroyi

【分類】

 霊長目(サル目)クモザル科

【分布】

中央アメリカからコロンビア北東部辺りまで、熱帯雨林などに生息する

【生態】

 熱帯雨林に生息していますが、常緑樹林だけでなく沼地やマングローブの湿地林、落葉樹林など、様々な環境に適応しています。主に樹上で暮らし、樹冠の上部にいることが多い為、ピューマやジャガーなどの肉食哺乳類に襲われることは少なく、猛禽類や他のサル類との競合が多いです。木の上で移動する時は四肢で歩いたり、長い指を木の枝に引っ掛けて、雲梯を渡るように体をスイングさせたり、長い尾を枝に巻きつけ、うまくバランスを取り、太い枝の上や地上では、後足だけで歩いたり走ったりすることもできます。

■キンカジュー

キンカジューの赤ちゃんキンカジューの赤ちゃん

2023年6月19日(月)に、「タッチ de ZOO」にて、キンカジューの父「ゲンキ」と母「しずく」の間にオスの赤ちゃんが1頭誕生いたしました。

しっぽを丸めてお昼寝しっぽを丸めてお昼寝

赤ちゃんは、お母さんの母乳を飲んで順調に成長中です。親子の様子は、「タッチ de ZOO」の2Fで見ることができます。

※日中は、母親が赤ちゃんを抱えるように眠っており、給餌の時間もたいていの場合親が守っているため、赤ちゃんをよく見ることができないかもしれませんが、どうぞ温かく見守ってください。

[キンカジューとは]

キンカジューキンカジュー

【英名】

 Kinkajou

【学名】

 Potosu flavus

【分類】

 食肉目 アライグマ科

【分布】

 中央アメリカからブラジル辺り

【生態】

体は全体的に丸みをおび大きな目をしています。夜行性で、野生では主にアボカドやグアバ、マンゴーなどの果実を食べますが、昆虫なども食べます。妊娠期間は112~120日、1回に1子を出産しますが、稀に2子出産することもあります。生まれたばかりの子どもは体重150~200g程度で成体になると約2~4kgになります。寿命は、飼育下では20年程度生きると考えられていますが、40年を超える個体も知られています。

※赤ちゃんの体調や天候等により、ご覧いただけない場合があります。

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