ブロックチェーンとIoTによる観光DXで、観光客のリピート率向上へ

株式会社chaintopeのプレスリリース

 株式会社chaintope(本社:福岡県飯塚市、代表取締役CEO:正田 英樹 以下、「Chaintope」)は、人口減少など社会課題の解決や、産業の発展、県民の利便性向上に向けて、デジタル・トランスフォーメーション(以下、「DX」)の推進に取り組む熊本県の令和5年度DX実証事業※1の一般枠に採択され、実証事業を開始したことをお知らせします。
 Chaintopeは、一般社団法人 人吉球磨観光地域づくり協議会(所在地:熊本県球磨郡あさぎり町、代表理事:松岡 隼人 以下、「人吉球磨観地協」)、清流山水花あゆの里(所在地:熊本県人吉市、代表取締役:有村 充広 以下、「あゆの里」)、株式会社サトー(本社:東京都港区、代表取締役:笹原 美徳 以下、「サトー」)と連携し、デジタルコンテンツ・データを活用した人吉球磨での観光客のリピート率向上の取り組みを実施します。
 本実証事業では、Chaintopeが開発するエンタープライズ向けのパブリックブロックチェーン「Tapyrus(タピルス)※2」(以下、「Tapyrus」)を技術基盤として採用します。

  • 1. 背景

 日本では、人口減少が進む中で地方創生が喫緊の課題となっています。このような中、政府は観光を地域の活性化につなげるため、観光DXを推進する重要な取り組みを展開しています。観光は、地方において国内外との交流を生み出す大きな潜在力を持っています。この潜在力を最大限に引き出すため、政府は観光産業の成長を促進し、地域経済の持続的な発展を図るための施策を展開しています。

 熊本県は、2021年に「くまもとDXグランドデザイン」を策定し、そのビジョンを実現するために「くまもとDX推進コンソーシアム」を設立しました。コンソーシアムでは、「新しい観光スタイルを熊本県の切り札に」という方向性を掲げ、観光DXを推進し、満足度の高い観光地域づくりや新しい顧客の開拓に取り組んでいます。

くまもとDX推進コンソーシアムについて:https://kumamotodx.jp/

 人吉球磨観地協は、「人吉球磨を日本を代表する地方にする」を基本理念に掲げ、観光資源の磨き上げ、受入環境の整備、情報発信・プロモーションなどの活動を実施しています。さらに、はじめて人吉球磨に来訪される旅行者のリピート率向上を課題の一つとして掲げ、魅力的な観光体験やサービスの提供に取り組んでいます。

人吉球磨観光地域づくり協議会について:https://office.hitoyoshikuma-guide.com/

 1941年創業の人吉温泉旅館「清流山水花 あゆの里」は、人吉球磨地域の復興を旗振り役として支え、熊本豪雨後の2021年8月にリニューアルオープンしました。先人から学ぶ原点回帰の精神で「創造的復興」を追求し、「三方よし+未来よし」を実現する「地球にやさしい」旅館を目指しています。また、地域の魅力を伝え続けるハブとして、持続可能な未来への貢献を続けています。

清流山水花あゆの里について:https://www.ayunosato.jp/

  • 2. 実証事業の概要

 実証事業では、人吉球磨地域のブランド力、Chaintopeのブロックチェーン技術、サトーの自動認識技術を掛け合わせることにより、デジタルコンテンツ・データを活用した人吉球磨地域での観光客のリピート率向上を目指します。

株式会社サトーについて:https://www.sato.co.jp/

〇実証事業のイメージ


 実施概要としては、旅行者が人吉球磨地域の旅館や観光地でデジタル周遊手形を受け取り、訪れた周遊先の足跡を記録し、手形を旅の思い出として持ち帰っていただきます。さらに、蓄積された旅行者の周遊データから個々の興味関心や行動を分析し、リピート率向上に繋げる取り組みを行います。これにより、人吉球磨地域の魅力を多くの人に伝え、人吉球磨ファンを増やすとともに、魅力的で持続可能な観光地へと進化させていきます。

 リピート率向上の施策の一例として、観光スポットの詳細情報や地域の伝説、興味深い逸話などを旅行者に配信し、人吉球磨地域への興味や愛着を醸成します。さらに、人吉球磨地域で開催されるイベント情報などを提供し、再訪を促すことも検討しています。これにより、旅行者が人吉球磨地域に対してより関心を抱き、魅力を再確認することでリピート率の向上を図ります。


3. お問合せ

 本実証事業にご関心・ご興味がございましたら以下の問い合わせ先にご連絡ください。

【お問合せ先】

株式会社chaintope

代表者  :代表取締役CEO 正田 英樹

本社所在地:〒820-0066 福岡県飯塚市幸袋530番地25

URL :https://www.chaintope.com/

info@chaintope.com


ニュースリリース(PDF)

https://prtimes.jp/a/?f=d30542-43-3b63c7268ebe9271546ecb9c62a9bc63.pdf


※1 熊本県DX実証事業

熊本県では、DX事例を創出し、得られた知見を基に県内DXのさらなる推進を図るため、公募型「DX実証事業」を実施しています。令和5年度の事業は、一般枠、先端枠に国内外から合わせて43件(構成116団体)の提案があり、一般枠4件、先端枠2件の採択案件を決定しました。

なお、先端枠については、web3等先端技術に特化した地域課題解決策の企画提案であり、都道府県では初めての取組みです。

https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/222003.pdf


※2 Tapyrus(タピルス)

Chaintopeが開発するエンタープライズ向けのパブリックブロックチェーンです。

Tapyrusは、複数の法人で共同運営するコンソーシアムの方針に合わせて、新しい記録を分散台帳に書き込む際のルールを設計でき、かつ公開されているオープンソースソフトウェアを利用して、誰でも自由に分散台帳を閲覧できる透明性をあわせ持ちます。開発者はTapyrusの各種サービス(特許技術を含む)を利用し、ブロックチェーンの複雑な要素技術を意識する事なく、安全で高信頼のアプリケーションを開発することができます。

各業界のエンタープライズ向けにブロックチェーン技術を協力して社会実装するパートナー企業を募集中です。

なお、Tapyrusの機能は、Trusted Web推進協議会が検討を進めるTrusted Web ホワイトペーパーに準拠して開発していきます。


フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス(FBA)について

フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス(FBA)は、産学官連携で取り組むブロックチェーンによる、まちづくり&人づくりを推進するチームです。

2030年には、ブロックチェーンがあらゆる人々のあらゆる生活シーンを支えることになるという将来を見据え、「ブロックチェーン人材の育成」や「場の醸成」、「産業クラスターの組成」などに、ここ福岡・九州からチャレンジしています。

https://fukuoka-ba.com/


一緒に働くメンバー募集

Chaintopeは「社会にブロックチェーンを実装する」というミッションのもと、ブロックチェーンを用いたシステムによる社会問題解決を加速するため、採用活動に力を入れています。

 最先端の技術を用いたソリューション開発には、常に自己研鑽と探究心、そしてあそびごころが欠かせません。

 ご興味を持っていただいた方は、まずはお気軽に当社ウェブサイトよりご応募ください。

採用ページ:https://www.chaintope.com/joinus/

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