DMO等との宿泊施設、共同品質認証制度「サクラクオリティ」が、新たな「品質向上支援システム」を開発

オータパブリケイションズのプレスリリース

全国の宿泊施設を対象とした観光品質認証制度「サクラクオリティ」を提供・管理している株式会社サクラクオリティマネジメント(本社:東京都千代田区、代表取締役:北村 剛史)は、このたび新たなサービスとして「品質向上支援システム」を開発し、スマホのブラウザを使って宿泊施設の担当者が簡単に施設の品質をチェックできる自己評価ツールの提供を開始いたしました。2023年8月17日より申込受付を開始し、9月30日までの期間限定で、宿泊事業者のみを対象に無償公開します。

サクラクオリティ「品質向上支援システム」無償版(期間限定)

https://sakuraquality-system.com/trial/top

お問い合わせ

(株)サクラクオリティマネジメント 窓口:大河原 (info@sakuraquality.com)

「品質向上支援システム」主な特徴

■スキマ時間に取り組めるよう、作業範囲を選択することが可能

■「Yes」「No」2択の客観判断なので初心者でも簡単に取り組める

■メモ/画像登録機能がある

■「改善コメント」入力機能がある(※詳細調査のみ)

■「分析レポート(サマリー)」出力機能がある(※詳細調査のみ)

「品質向上支援システム」の自己評価ツールでは「ハードウェア」「ソフトウェア」「ヒューマンウェア」という3つの軸にわかれたチェック項目で「Yes」または「No」を選択し、自己評価することによって実態を調査・分析。改善点をデータ化して可視化できるのが特長です。旅行業界の人材不足が課題である昨今の環境下でも、標準化された品質管理に手軽に着手できます。

今後は国内の宿泊施設の10%、約5,000施設にご利用いただくことを目指します。

サクラクオリティについて

 

サクラクオリティは、日本の観光産業の品質底上げを目指して2009年に誕生した宿泊施設の品質認証制度です。関連法令順守や安全基準などの項目において第三者評価を行い、その認証結果を発信することは、旅行者が安心して宿泊施設を選択・利用できることにつながります。一方で、宿泊施設が第三者評価の現状を把握することは、サービスレベルの向上につながるというwin-winの仕組みです。

これまでは、DMO等の調査員と施設が共同で確認を行う「簡易調査」と、専任インスペクターを派遣して2,200以上の項目を詳しく確認する「詳細調査」という2つのサービスを提供していましたが、

ポストコロナ時代における旅行品質の底上げ、さらには今後求められるであろう宿泊施設版SDGs対応上求められる品質管理の普及を目標に掲げ、宿泊施設のみを対象に調査項目(品質基準)を全面的に開示することによって、施設担当者がスマホで簡単にセルフチェックし、手軽に品質改善に取り組むことができる自己評価ツールを開発しました。

株式会社サクラクオリティマネジメント 代表取締役 北村剛史 コメント

「コロナ禍を経て、旅行者の観光に対する価値観や宿泊施設の選択基準は大きく変化しました。個人旅行者が増加し、宿泊施設の安心・安全への取り組みや、環境への配慮に対する期待が高まっています。これからの時代の宿泊施設には、感性のみに頼らない客観的なサービス品質の評価・データ化や、データ分析に基づくサービス品質の向上が必要となります。その実現に向けたカギとなるのがITツールです。今回発表した品質向上支援システムの自己評価ツールが、宿泊事業者の業務効率化と日本の観光産業の品質向上、そして旅行者の安心・安全の担保という多角的な側面に寄与できることを願っています。

日本の広域な周遊ルートは訪日外国人観光客を魅了し続けており、今後もその数は拡大するでしょう。私たちは、あらゆるレベルのDMO等と連携しながら品質認証制度の認知を拡大し、定着させ、観光情報とあわせて宿泊施設の品質に関する情報発信を行っていきます。サクラクオリティは、世界的にもあまり類をみない、DMO等の連携による包括的な宿泊施設品質認証制度です。安全安心を軸とする調査基準の中に『日本らしさ』を込めて、国内宿泊施設ならびに国内外からの旅行者への情報発信を、今後さらに強化してまいります。」

サクラクオリティについて

サクラクオリティは、ホテルや旅館等の宿泊施設を中心とした観光品質認証制度の名称です。世界中の旅行者に、質の高い日本の観光サービスに関する情報提供を行い、安心で快適な旅行を楽しんでいただくため、申請のあった宿泊施設などの観光サービスの品質を第三者が評価し、その品質の高さを認証する仕組みです。旅行者が必要とする質の高い観光サービスに関する情報を情報発信することにより、旅行者にとってサービス選択の幅が広がるだけでなく、サービスを提供する事業者のサービスレベルの維持・向上ツールとして活用できます。

安全性や機能性、快適性に関する調査である簡易調査(約300調査項目)から顧客配慮や接遇レベルを重視し、ミステリーショッパー(覆面調査)を実施する詳細調査(約2,242調査項目)に分けて実施されるもので、日本で初めて観光品質基準を策定し、国内発の「ホテル・旅館の品質認証」として注目を集めています。既に観光圏整備法で認定された全国13観光圏で導入されており、地域情報発信とともに、当該地域に所在する安心できる宿泊施設を世界に情報発信する事で大きな集客効果を得るために、観光圏の他、新潟県観光協会、長崎県観光連盟をはじめとして全国のDMO等で稼働がスタートしています。

Sakura Quality An ESG Practice(サクラクオリティグリーン)について

サクラクオリティグリーンは、サクラクオリティを発展させる形でリリースされた、宿泊施設のESGへの取り組みを支援するグローバル基準です。本基準自体がPDCAサイクルを導入できる「持続可能な取り組み管理システム」となるよう設計されている他、参加施設にはカーボンオフセット用に二酸化炭素計測システムをご紹介すること、宿泊施設版SDGsを世界基準で実践する上で必要となる、DMO等との連携、コーチングやその他様々な支援メニューをご用意しています。このように上記サクラクオリティのセットとしてサクラクオリティグリーンが機能することで、宿泊施設がESGをできるだけ実践しやすい仕組みとなっています。また、中長期的にESGを実践できるよう、認証を5段階に分けて、上位認証を目指すことができる仕組みです。これまでの防犯防災衛生管理体制も強化することでポストコロナ時代の顧客ニーズにマッチさせ、「安全、安心、誠実」を認証対象となる「品質」として掲げてきたサクラクオリティから、新たに宿泊施設のSDGsに関する取り組み情報を提供することで宿泊施設の品質向上を支援する狙いがあります。

サクラクオリティ公式ホームページ

https://www.sakurastay.com/

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