「ヒスパニック文化遺産月間」に合わせ、全米各地で様々なイベントが開催

ブランドUSAのプレスリリース

アメリカ合衆国在住のヒスパニック系およびラテン系コミュニティの社会的貢献、文化的多様性、幅広い歴史を再認識し、祝福する「ヒスパニック文化遺産月間」が、本年も9月15日から10月15日まで開催されます。「ヒスパニック文化遺産月間」は9月15日に幕開けとなりますが、これは同日がコスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、およびニカラグアの5カ国にとっての独立記念日であることに拠ります。同日から日も近く、メキシコも9月16日、チリも9月18日に独立記念を祝うこととなります。

同月間中、アメリカ各地で様々なイベントが開催されますが、本年度のイベントの概要を以下まとめました。イベントの概要はブランドUSAの公式ウェブサイト、GoUSA.jphttps://www.gousa.jp/)でもご確認いただけます。

ヒスパニックとラテン料理関連のイベント
食は文化と本質的に結びついており、ヒスパニックおよびラテンアメリカの文化に敬意を表するのに、食事体験がベストといえるでしょう。当月中、マイアミでは9月15日から29日まで、シカゴでは10月6日から20日まで、「ラテン・レストラン・ウィーク」(https://latinrestaurantweeks.com/)が開催されます。同イベント参画の各都市のラテンアメリカ料理レストラン、フードトラックなどが、期間限定のスペシャルメニューを提供します。フロリダ州オーランドの「Tapa Toro」(https://tapatoro.restaurant/)では、10月13日にアラカルト・スペシャルとフラメンコ・ナイト(https://tapatoro.restaurant/flamenco-night/)を開催します。また、ヒスパニックおよびラテンアメリカの食文化を体感するには、タコス・トラックでのお食事をお勧めします。メキシコ系アメリカ人のセレブ・シェフで、タコス文化に精通しているアーロン・サンチェス氏のおすすめは、タコス作りを体験できる「La Cocinita」(https://www.lacocinita.com/)、シカゴの「Carnitas Uruapan」(http://carnitasuruapanchi.com/)、ボストンの「Dorado Tacos」(https://www.doradotacos.com)、ポートランドの「¿Por Qué No?」(https://porquenotacos.square.site/home)、サンフランシスコの「tacolicious」(https://www.tacolicious.com/)などのタコス・トラックです。

ヒスパニック・ラテン系パレード
当月中は、ヒスパニックやラテン系コミュニティが、自身の遺産を祝うために行進し、踊り、歌うパレードを全米各地で開催します。住民の半数近くがヒスパニック系またはラテン系を占めるロサンゼルスでは9月14日、パサディナを会場に第25回ラティーノ・ヘリテージ・パレード&フェスティバル(https://www.pasadenalatinoheritageparade.org/upcoming-events)が開催されます。ワシントンDCでは9月24日、美しい伝統衣装の展示、賑やかな音楽、楽しいエンターテイメントで知られる、同地区最大のラテン系文化パレード、フィエスタDC(https://fiestadc.org/parade/)が毎年開催されます。また、10月9日には、ニューヨーク5番街を舞台にヒスパニック・デー・パレードが開催されます。これでは、ヒスパニック・ラテン系パレードとしては最大規模のパレードのひとつで、例年数千人の参加者と数万人の観客で賑わいます。ニューヨークの人口の4分の1以上がヒスパニック系であり、このイベントを目当てにアメリカ国内はもとより世界中から参加者が集まります。

死者の日
「死者の日」は伝統的に11月1日と2日にかけて開催される祝日で、他界した愛する人々を回想し、悲しみではなく喜びをもって称えることがその趣旨となっています。メキシコが発祥の祝日ですが、現在ではラテンアメリカの複数の国で祝われています。メキシコ文化との関連が強い都市が多いテキサス州では、サンアントニオにて10月27日、川に浮かべられた祭壇、装飾された山車、カトリーナ(砂糖で作った頭蓋骨の化粧)などで広く知られる死者の日リバーパレード(https://www.visitsanantonio.com/dia-de-los-muertos/)が行われます。パレードを見るにはリバーウォーク沿いのレストランを予約することをお勧めします。また、ニューメキシコ州アルバカーキーでは11月5日、米国最大の「死者の日」パレード、「サウス・バレー・マリーゴールド・プロセッション&セレブレーション」(https://www.muertosymarigolds.org/Home.aspx)が開催されます。

関連展示
アメリカ合衆国には、ヒスパニックの伝統について学ぶことができる数多くの博物館があります。その代表格は、シカゴにある国立メキシコ美術館(https://nationalmuseumofmexicanart.org/)と国立プエルトリコ芸術文化博物館(https://nmprac.org/)と、ワシントンDCにあるスミソニアンのラティーノセンター(https://www.si.edu/)でしょう。国立メキシコ美術館では本年9月22日から12月10日まで、第37回「死者の日」展(https://nationalmuseumofmexicanart.org/events/opening-reception-dia-de-muertos-living-presence)を開催します。本年の展示テーマは、2023年2月にトルコとシリアで発生した地震で亡くなった数千人を追悼することに捧げられています。また、18人の地元アーティストによるインスタレーションで、苦しみながらこの世を去った世界中の女性たちを追悼します。

ダンス・クラス
「ヒスパニック文化遺産月間」を祝うもう一つの方法は、マンボ、ルンバ、チャチャ、フラメンコなどのダンスクラスに参加することでしょう。マイアミは、巨大なヒスパニックおよびラテン・コミュニティを擁していることからの、サルサダンスのアメリカにおける中心地となっています。国内最大のキューバ系アメリカ人のコミュニティが存在するマイアミビーチには、ハバナにいるような気分になれる、本格的で雰囲気のあるキューバ・サルサ・バーが軒を連ね、サルサ・キングス(Salsa Kings)(https://salsakings.com/)、リキッド・シルバー・サルサ(Liquid Silver Salsa)(https://www.liquidsilversalsa.com/)といったスタジオで、サルサやバチャータのダンス・クラスに参加することもできます。ワシントンDCで有名なのはサルサ・ウィズ・シルビア(Salsa with Silvia)(https://salsawithsilvia.com/)で、サルサ、バチャータ、ルンバのクラスを提供しています。また、ニューヨークはモダン・サルサ発祥の地であり、大規模なヒスパニック・コミュニティや小さなバーでサルサ、バチャータ、レゲトンが演奏されています。ニューヨーク・サルサ・ダンス・スクール(NYC Salsa Dance School)(https://www.salsaclassesnyc.com/)では、あらゆるレベルの人たちにサルサとバチャータのダンス・クラスを提供しています。

MLBとともに祝う
これまでMLBでプレイした選手のうち、ヒスパニック系の選手は計2千名近くおり、現役選手の3割以上を占めています。MLBは「ヒスパニック文化遺産月間」の支援に積極的で、各球団が試合と並行して様々な催しを企画しています。サンディエゴ・パドレスは9月22日、試合前のお祭り「Party In The Park」シリーズの一環として、サンディエゴ最大のハッピーアワーとも呼ばれる特別イベント「Fiesta in The Park」(https://www.petcoparkinsider.com/fiesta-in-the-park)を開催します。同イベントはペトコ・パークで開催され、午後4時30分からラテン音楽の生演奏と5ドルからのドリンク各種を楽しんでいただけます。イベントへの入場料は、サンディエゴ・パドレスの試合チケット購入に含まれています。他の多くのMLB球団でも、当月中、お祭りや特別なヒスパニック・グッズを販売する予定です。各イベントの詳細については、https://www.mlbplayers.com/hispanic-heritage-monthを参照ください。

  • ヒスパニック(Hispanic)とは、スペイン語圏の出身者、またはその子孫を指し、スペインやメキシコ出身者は含まれるが、ブラジル出身者は含まれません。

  • ラテン系(Latinx)とは、ラテンアメリカの出身者、またはその子孫を指し、ブラジル、メキシコ、チリなどが含まれますが、スペインは含まれません。

  • ウェブサイト「GoUSA.jp」について

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