MEDEL GALLERY SHUのプレスリリース
Overview
本展は作品に対峙した鑑賞者との間に存在する関係性に着目し、そこに厳然として横たわる境界線を意識しつつも、その境界線上にある瞬間の存在に思いを馳せる河原の創作活動の原点とも言える新作展示会です。
河原は東京造形大学絵画専攻に在学中ですが、指導教員からは「作品は非常に完成度が高い。さらに自分の枠を越えていけるように自由奔放に描いてみよう!」と期待されるの才能の持ち主です。
今年3月に初個展を開催し、さらに本展開催へと勢いに乗る新進気鋭のアーティストです。
初めて作品をご覧になる方も多いと存じますが、その感性と眼差し、そして完成度の高さを是非お確かめください。
河原茉美
個展「境界線上」
2023年9月26日(火)〜10月8日(日)
11:00〜19時(最終日は17時)
MEDEL GALLERY SHU
東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ東京2F
info@medelgalleryshu.com
Statement
「世の中にはたくさんの絵画作品が存在する。絵画だけでなく、彫刻や写真に映像、インスタレーションやパフォーマンスなどを含めても、数え切れないくらいに。また、映画や音楽、小説などジャンルを越えれば、一生かかっても見きれないほどに。
私はたくさんの作品に触れながら育ちました。これは、私に限らず多くの人に当てはまることだと思います。そして制作するなかで、自分の作品はそれらの影響なくしては成り立たないことに気づきました。
それらの作品ごとに様々な関係性があり、どの立場になるかで作品の見え方は変わります。私は制作を通して、その構造の新たな形を探究していきたいと考えています。
今回は主にみる側とみられる側の関係性に焦点を当てた作品で構成した展示となっています。制作しているとき、作品をみているとき、作品と同化する瞬間がある。見ている自分と見られている作品の間に境界線はあるのか。芸術作品は私たちにどんな影響を与えているのか。言葉でも立場でも明確に分けられていますが、どちらでもある瞬間が存在しているのではないかと考えています。」
河原茉美
Artist Infomation
河原茉美|Mami Kawahara
2021年 4月 東京造形大学絵画専攻入学
2022年 4月 五美術大学交流展「今共」展(3331 Arts Chiyoda/東京)
10月 第48回 美術の祭典 東京展(東京都美術館/東京)
2023年 3月 個展「behind the scenes」(GALLERY SUMMER of LOVE/東京)