星野リゾートのプレスリリース
*1 「2023 AD Great Design Hotel Award」の詳細 https://www.architecturaldigest.com/story/ads-2023-hotel-awards-the-21-best-new-hotels-around-the-world
『Architectural Digest』とは
VogueやGQなどの雑誌を輩出しているコンデナスト社の歴史ある米国のデザインインテリア専門誌。同誌が発表する「2023 AD Great Design Hotel Award」とは、過去1年間に開業した世界中の宿泊施設の中から、同誌の編集者によってデザインやインテリアにおいて最高の施設として選ばれたホテルリストです。
界 由布院は、2022年8月3日に大分県・由布院温泉に開業しました。日本の原風景とも称される棚田の情景を感じることができるパブリックスペースや客室、雄大な由布岳を望む大浴場などが評価されたと想定しています。界 由布院は「棚田暦(たなだごよみ)で憩う宿」をコンセプトに掲げ、宿の中心には由布院の原風景のひとつである棚田が広がり、季節の移ろいが映し出されます。棚田を中心に配置した施設の設計・デザインは、界 別府も手掛けた、隈研吾(くまけんご)氏が担当しました。
界 由布院 総支配人 丹澤 徹からのコメント
この度、Architectural Digest の「2023 AD Great Design Hotel Award」に界 由布院を選出いただけましたことを大変名誉に感じております。これもひとえに日頃からのお客様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。界 由布院は開業して1年経ちますが、国内外からいらっしゃる様々なお客様が、日本の原風景とも称される棚田や雄大な由布岳を望む温泉旅館滞在を通じて、四季の移ろいを感じ、穏やかな時間をお過ごしいただけますようスタッフ一同更に精進する所存です。
<参考>由布院の原風景を感じる温泉旅館「界 由布院」
■宿の中心に広がる棚田を一望できる「棚田テラス」
「棚田テラス」からは棚田や、奥に広がる山々から季節の移ろいを感じることができます。縁側で寛ぐようにテラスの椅子に座れば、時間を忘れて由布院の原風景に入り込んでしまったかのような感覚に包まれます。開放的な空と四季で移り変わる棚田の情景を一望でき、どこか懐かしい由布院の原風景を感じながら、憩うことができる空間です。
■雄大な由布岳を望む湯浴み「大浴場」
大浴場では、四季折々の花や紅葉で色づく雄大な由布岳を眺めながら、開放的な湯浴みがたのしめます。内風呂は、さっぱりとした湯が特徴の源泉かけ流しの「あつ湯」と、ゆっくりと浸かり、心身ともにリラックスできる「ぬる湯」の 2 つのお湯に浸かれます。露天風呂には、寝湯があるため、季節の風を感じながらのんびりと長湯をたのしめます。豊後富士とも呼ばれる由布岳を眼前にのぞむことができるロケーションでの湯浴みです。
■由布院の原風景を感じるご当地部屋「蛍かごの間」
全45室の客室は地域の特徴をいかしたご当地部屋「蛍かごの間」。全室に、螺旋状の形が特徴的な「蛍かご」から着想を得た照明を配します。「蛍かご」は、本来、麦わらをはじめとする素材で出来たかごに蛍を飼い、簡易的な照明として使用されるものです。当館のご当地部屋に設置された「蛍かご照明」は、大分県の国東半島で栽培されている希少な七島藺(*2)を使用しており、独特の風合いや優しい香りを身近に感じることができます。照明は、由布院の清らかな水辺に生息する蛍をイメージし、あたかも籠の中に蛍が生きているかのように淡い光が点滅します。また、竹を使用した設えをヘッドボードやソファに取り入れました。大分県はマダケ竹材の生産量が日本一であり、それらを使用した竹細工は伝統工芸としても有名です。客室の設えに、日本古来の人々の営みや風情を感じることができ、地域の伝統工芸や文化に触れることができます。
*2 主に畳表の原料となるカヤツリグサ科の多年草
設計・デザインを担当した建築家
隈研吾建築都市設計事務所・隈研吾氏のコメント
界 由布院の立地は、由布院の中でもとりわけひとつの農村を思わせる、ある意味、由布院の原形のような敷地です。今回の宿の主役は、美しい棚田のランドスケープ。どこからもその主役を感じられるような配置になっています。その主役を通して、全く違う世界に来たと感じていただけるかと思います。また、自然の純粋な美しさが棚田から感じられるため、棚田は時に日本庭園以上といわれたりします。棚田から四季のリズムを感じるため、人間を感動させます。棚田を通して、四季を感じてもらえたら、日本庭園以上の満足を得てもらえるのではないかと思います。
「界」とは
「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽(とうちがく)」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。現在、全国各地に展開しており、2022年11月には、島根県・玉造温泉の「界 玉造」が改装を経て再開業、そして、「界 出雲」が同県・出雲ひのみさき温泉に、「界 雲仙」が長崎県・雲仙温泉に開業しました。
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/
界 由布院(大分県・由布院温泉)概要
所在地 :〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上 398 番
電話 :050-3134-8092(界予約センター)
客室数 :45 室(和室 20 室、露天風呂付客室 20 室、離れ 5 室)
料金 :1 泊 35,000 円~(2 名 1 室利用時 1 名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
アクセス:JR 由布院駅より車で約 10 分(JR 由布院駅から送迎あり)大分空港より車で約 60 分