食で世界農業遺産を感じる「世界農業遺産 阿蘇グルメフェア」を初開催!

世界農業遺産阿蘇グルメフェア事務局のプレスリリース

阿蘇地域の「草原の維持と持続的農業」が世界農業遺産に認定されて10年。
皆様により身近に世界に認められた阿蘇地域の「農業」や「食」の魅力を感じていただくため、2023年10月1日(日)から12月28日(木)まで、「世界農業遺産阿蘇グルメフェア」を開催します。抽選で阿蘇の特産品が当たるスタンプラリーも同時開催予定です。

22,000haもの広大な草原が広がり、放牧されたあか牛の風景を至るところで目にすることが出来る熊本県の阿蘇地域。世界最大級のカルデラを形成している阿蘇には、この草原の循環的な利用と管理システムを通じた持続的な農業や農村文化等が受け継がれています。

2012年にイタリアンシェフ(宮本健真氏)が世界農業遺産への申請を提言したことがきっかけで、民・官が一体となった取組を進め、世界でも珍しい民間発の世界農業遺産認定地域となりました。

そんな世界農業遺産に認定された阿蘇で、「食」を切り口としたフェアが開催されます。

  • 世界農業遺産とは

伝統的な農業や林業・漁業と、農林漁業によって育まれ、維持されてきた、土地利用(農地やため池・水利施設などの灌漑)、技術、文化風習などを一体的に認定し、次世代への継承を図る目的に2002年に国連食糧農業機関(FAO)が創設したもので、2023年9月1日時点で世界で24ヶ国78地域、日本では15地域が認定されています。

▼世界農業遺産とは(農林水産省HP)

https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/giahs_1_1.html

  • 世界農業遺産 阿蘇とは

阿蘇地域は火山性の土壌で養分が乏しく、もともと農業に適した土地ではなかったため、先人たちが草原の草と牛や馬の糞を堆肥として活用し、田畑の土壌改良を続けたことで、多様な農産物を育む大地へと変わりました。

堆肥として使用する草原を維持するため、春は野焼きをして草の芽吹きを促す、夏は牛馬を放牧して草を食べさせる、秋は伸びた草を採草して田畑の肥料や牛馬の飼料として利用する、という阿蘇独自の農業システムが自然と形成され、草原の維持につながっています。

また、草原は放っておくと森林化してしまいますが、人の手によって草原を管理することによって、生物多様性や水源涵養機能、美しい自然環境の維持につながっているほか、農耕祭事等の文化の形成にも寄与しています。

阿蘇の人々は草原を守り、草原は阿蘇の人々の生活を支えるこれらの仕組みが「世界農業遺産」に認定されています。

  • 世界農業遺産阿蘇グルメフェアについて

期間中、阿蘇地域を中心とする熊本県内41店舗で世界農業遺産 阿蘇を体感できるメニューを提供するとともに、世界農業遺産について知ることが出来るリーフレットの配布などを行います。フェアの一環として参加店舗の中から2店舗で料理を召し上がった方が参加できるスタンプラリーキャンペーンを併せて実施致します。

おなじみのあか牛丼や高森田楽、ステーキなどの他にも、バーガーや高菜めしやスウィーツなどメニューは様々。どれも阿蘇地域のものを使った逸品ばかりです。世界農業遺産「阿蘇」を知って、阿蘇の農産物を食べて、楽しむことが、阿蘇の草原を守ることにもつながります。「美味しいものを食べに」阿蘇に遊びに行って、世界農業遺産を体感していただけますと幸いです。

●世界農業遺産阿蘇 グルメフェア概要

期間:令和5年10月1日(日曜日)~12月28日(木曜日)

場所:阿蘇地域を中心とした熊本県内

内容:

41店舗の参画店舗にて阿蘇地域で生産されたあか牛又は農畜産物を使った料理を提供するとともに、阿蘇世界農業遺産についてPRを実施。フェアの一環として、参加店舗(2店舗)で料理を召し上がった方が参加できるスタンプラリーキャンペーンを併せて実施。

▼世界農業遺産 阿蘇についてはこちらから

http://www.giahs-aso.jp/

▼グルメフェア参画店舗はこちらから(Googleマップが開きます)

https://qr.paps.jp/OhNBE

▼グルメフェア参画店舗はこちらから

https://prtimes.jp/a/?f=d128167-1-39b4f67a7e4cd74f4e604b5784bb2e25.pdf

▼世界農業遺産阿蘇についてもっと知りたい方はこちらから(阿蘇世界農業遺産推進協会HP)

http://www.giahs-aso.jp/

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