九州初!大分県別府エリアにおいてLuupの電動小型モビリティによる実証実験を実施します

東急のプレスリリース

東急株式会社(以下、「東急」)、一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームB-biz LINK(以下、「B-biz LINK」)は、大分県別府エリアにおいて、株式会社Luup(以下、「Luup」)が提供する電動小型モビリティのシェアリングサービス「LUUP」を活用した実証実験(以下、「本実験」)を10月19日(木)より実施します。Luupが九州でサービスを提供するのは今回が初となります。

大分県別府市は、8つの温泉地を有する日本でも稀にみる観光都市で、近年では韓国や台湾からの外国人観光客も増加傾向にあり、年間約833万人(2019年度実績)の観光客が訪れていました。しかし、地方観光都市の共通の問題である「観光二次交通」については同市でも以前から課題視されています。

一方、Luupはこれまで関東圏、関西圏などの都市部を中心に電動小型モビリティのシェアリングサービスを提供してきました。2023年7月1日に施行された改正道路交通法により、16歳以上の方は運転免許不要で電動キックボードがご利用可能となったことを受け、都市部以外での新たなニーズの可能性や、新たなユーザーの方々に向けた体験機会を増やすべく、模索を続けてきました。

本実験では、外国人観光客向けのサービスを強化した観光案内所Tourist’ Hub & Lounge 「WANDER COMPASS BEPPU」で協業するB-biz LINKと、東急が連携して、観光案内所において、電動キックボードの貸し出しサービスを提供することで、外国人を含む観光客の別府市内での観光利便性向上に寄与することを目指します。また、電動キックボードを活用した観光ツアーなども検討しており、観光という非日常的なシーンを通じて電動小型モビリティを利用していただくことで、これまで電動小型モビリティを体験したことがない方に対して利用のハードルを下げ、日々の移動手段としてご利用いただくきっかけを生み出すことを図ります。

▲別府駅観光案内所のイメージ▲別府駅観光案内所のイメージ

今回の実証実験の結果を踏まえて、B-biz Linkは、シームレスな移動手段を通じて観光地別府の魅力向上の可能性を探るとともに、東急はLuupと共創し、二次交通としてマイクロモビリティが安全・安心なサービスとして世の中に普及し、当たり前に利用できる社会を推進していきます。

本実験の詳細は以下の通りです。

▲地獄蒸し工房鉄輪の足蒸しと足湯▲地獄蒸し工房鉄輪の足蒸しと足湯

※本実証実験は、JR東日本スタートアップ株式会社、東急、小田急電鉄株式会社、株式会社西武ホールディングスの鉄道系4社の鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS(ジェイトス)の活動の一環として、実施するものです。

■本実験の概要

実施期間  2023年10月19日(木)~2024年3月31日(日)

実施場所  観光案内所 Tourist’ Hub & Lounge「WANDER COMPASS BEPPU」 (JR別府駅内)

ご利用料金  100円/10分毎

車両台数  電動キックボード5台

営業時間  8:45~17:00(貸し出しの受付は16:30まで)

その他  利用に際しては、観光案内所で受付が必要となります

■検証項目

①観光地における二次交通手段の課題解消

電動小型モビリティの導入により、移動手段の選択肢を増やすことで周遊観光の活性化を実現できるかどうかを検証する。

②観光地における電動小型モビリティによる快適な移動体験を通じて、都心部などの日常シーンでの電動小型モビリティの利用促進に寄与するかどうかを検証する。

■安全講習会の実施

目的  2023年7月1日に施行された電動キックボードをはじめとする電動小型モビリティの車両区分を新しく定める改正道路交通法の内容を含め、利用者に正しい交通ルールをご理解いただき、安全な運転技術の習得と交通ルールの遵守のうえ、適切にサービスをご利用いただくため。

▲安全講習会場 「旧北浜テルマス 駐車場」▲安全講習会場 「旧北浜テルマス 駐車場」

日時  2023年10月18日(水)15時~16時(雨天中止)

場所  旧北浜テルマス 駐車場(大分県別府市京町11)

概要  ご利用ガイドブックをもとに、電動キックボードの交通ルールを学習していただくとともに、スタッフが付き添いのもとで、電動キックボードの試乗を体験していただきます。

対象  本実証関係者・メディア関係者・一般
※当日、交通ルールの説明を受け、同意書にご記入いただいた方は試乗会にご参加できます。

▲当日配布予定のご利用ガイド▲当日配布予定のご利用ガイド

【参考】

■株式会社Luup概要

Luupは、“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”をミッションに、電動アシスト自転車や電動キックボードなどの電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を展開しています。電動アシスト自転車や電動キックボードのみならず、電動・小型・一人乗りの電動マイクロモビリティを包括的に取り扱い、ファースト・ラストワンマイルの移動手段を確立することで、全ての人が自由に移動できる未来を目指しています。

■観光案内所 Tourist’ Hub & Lounge 「WANDER COMPASS BEPPU」 (ツーリスツ ハブ&ラウンジ ワンダー コンパス ベップ)の概要

ワンダーコンパス別府は、JR別府駅構内にあり、外国人観光客向けのサービスを強化した観光案内所として2019年にオープンしました。観光客の疑問に答える従来型の「受動的案内」に加え、個人旅行客の多様なニーズに応えられる旅の相談や、ユニークな提案、ガイドサービスの提供、地域事業者や大学との連携といった「今までにない新しい観光案内」を提供しています。

■鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS」とは

  JTOSは、スタートアップ企業を取り巻く社会実装に向けたさまざまな障壁を乗り越えるために、各社が有する駅や鉄道、不動産などの経営資源、グループ事業における情報資源を掛け合わせた広大な実証実験フィールドを提供し、スタートアップ企業と共に未来の当たり前を創造していきます。JTOSの名称は オープンイノベーションの一環として挑戦者と社会変革を目指す集団であることを意味する「Japan Transformation and Open―innovation Supporters」の頭文字です。なお、本取り組みはJTOSが掲げる4つのテーマのうち、MOVE領域での共創です。

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