大和ライフネクスト株式会社のプレスリリース
大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長:竹林 桂太朗)は2023年10月31日、福島県双葉町と中野地区復興産業拠点における企業立地協定を締結いたしました。
東日本大震災・原子力災害伝承館や福島県復興祈念公園(今後整備予定)に隣接する同拠点において、インバウンドを含む観光客の受け入れから国際会議の誘致までを可能とする新たなカンファレンスホテル*を開業することで、地域経済の活性化に寄与することを目指します。
*施設内で会議や研修等ができるカンファレンスを有するホテル
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協定締結の背景
福島県では現在、被災地を巡り学びながら旅行をする「ホープツーリズム」を推進しており、双葉町においては東日本大震災・原子力災害伝承館の利用者や、今後整備予定の福島県復興祈念公園に訪れる国内観光客・インバウンドなどの宿泊需要が今後さらに高まってくることが見込まれます。
一方で、太平洋に面して広がる福島県東部の浜通りエリアに既に立地している宿泊施設は主に単身での利用を想定した設計となっており、旅行やご家族での利用に応える新たな宿泊施設が求められていました。
そこで当社は、福島県双葉町と中野地区復興産業拠点における企業立地協定を締結し、インバウンドを含む観光客
の受け入れから、教育機関・企業など各種団体の研修旅行、さらには国際会議の誘致までを可能とする新たなカンファレンスホテルを開業することで、地域経済の活性化に寄与することを目指します。
なお、当社は東京都内で2棟の大型カンファレンスホテル(「L stay&grow南砂町」および「L stay&grow晴海」)の運営を行っており、このたびのカンファレンスホテル運営にもこれまでの経験を活かしてまいります。
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事業の狙い
1) 東日本大震災・原子力災害伝承館、福島県復興祈念公園とその他の周辺施設における交流人口の増加に寄与する
2) 地域最大級(400㎡超)のカンファレンスを併設し、国際会議の誘致につなげる
3) 福島国際研究教育機構(F-REI)に関連する学術会議やフィールドワーク等での来訪に対応する
4) 東北の食材や地元の素材を採用し、地域産業の活性化に貢献する
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10月31日(火)企業立地協定締結式について 於:L stay&grow南砂町(東京都江東区)
左から福島県商工労働部 企業誘致担当理事 葉坂 聖一さま、福島県双葉町 町長 伊澤 史朗さま、大和ライフネクスト株式会社 代表取締役社長 竹林 桂太朗、経済産業省 副大臣 岩田 和親さま
【福島県双葉町 町長 伊澤 史朗さま コメント】
震災から11年以上にわたり全町避難を余儀なくされてきた双葉町ですが、昨年8月末に特定復興再生拠点区域の避難指示が解除され、ようやく復興のスタートラインに立つことができました。カンファレンスホテルの開業をきっかけに、ぜひ多くの方に双葉町に訪れてもらい、被災状況が残るありのままの姿と、復興に向け果敢にチャレンジする姿の両面を感じていただきたいと思います。
【大和ライフネクスト株式会社 代表取締役社長 竹林 桂太朗 コメント】
分譲マンションの管理を中心に広く不動産に関わる領域でサービスを提供している当社は、建物とその街までを含めたコミュニティの維持・活性化、そして再生に携わっております。カンファレンスホテル運営で培ったノウハウを生かし、心地よい環境の中で多様な価値観と出会うきっかけを創出することで、地域の皆さまとともに、双葉町の再生と発展に貢献してまいりたいと思います。
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カンファレンスホテル コンセプト(予定)
ホテル名称(仮称): 「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」
双葉の自然や産業を、ふたたび取り戻したい(再生)。
この町や人の魅力と、ふたたび出会いたい(再会)。
ゲストに、またこの場所へ来たいと思ってほしい(再訪)。
双葉に、たくさんの「ふたたび」をもたらすホテルになってほしいという願いを込めています。
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施設概要(予定)
立地 : 福島県双葉町中野地区復興産業拠点内
敷地面積 : 約2.3ヘクタール
建物延床 : 約6,000㎡
階数 : 5階建て
客室数 : 100室
カンファレンス: 4ルーム(最大約400㎡)
その他施設 : レストラン、ショップ、スパ、ラウンジ、ライブラリー等
開業 : 2025年度開業予定
地元雇用者数 : 30名以上
【大和ライフネクスト株式会社について】
分譲マンション・賃貸マンション・ビル・物流施設・商業施設・ホテルなどの建物管理サービス、法人向け賃貸マンション・シェアハウス・カンファレンスホテル・リノベーションホテルの運営、オフィス移転サポートといった法人向けサービスなど、広くお客さまの住生活・不動産に関わる領域でサービスを提供しております。私たちは、”いま、ここから、よりよい未来を切り開いていく”という想いを持つ人の集合体であり続け、一人ひとりの個性、一人ひとりの考え方・価値観・感性を大事にしながら、お客さま、そして社会とともに、より豊かな暮らしを共創し続けることを目指します。
所在地 : 東京都港区赤坂5-1-33
設立 : 1983年3月8日
資本金 : 1億3,010万円
代表者 : 代表取締役社長 竹林 桂太朗
事業内容: マンション管理事業、ビル・商業施設等管理事業、ホテル運営・管理事業、建設業、警備事業、損害保険・生命保険代理店事業等
URL : https://www.daiwalifenext.co.jp/
※本リリースに使用している画像はイメージです。