星野リゾートのプレスリリース
「いい湯だな」のカバー企画について
「界」は伝統を継承しながらも、快適なおもてなし、よく知っているようではじめて出会うような日本に出会う温泉旅館を目指しています。その「界」の世界観を伝えるには、温泉のよさをうたいあげた名曲「いい湯だな」(作詞:永六輔、作曲:いずみたく)の耳馴染みのあるフレーズを核にしつつ、この時代だからこそ生まれる新たな表現に挑戦したいと考え、企画がスタートしました。今最も注目されているプロデューサーの一人であるSTUTS氏の指揮のもと、新しい風が吹き込まれました。STUTS氏を総合プロデューサーに迎え、まずWONK 江﨑文武氏がジャズベースにアレンジし、そこからさらにSTUTS氏自らの手でサンプリング・アレンジしたトラックに、大貫妙子氏が温かくやわらかな歌声をのせるという、チャレンジングかつ斬新なプロセスでつくられています。
<楽曲制作に携わった方々からのコメント>
■STUTS氏
本家とはまた違った角度で温泉の良さが伝わるカバーになればと思い、温泉に入っているときの安らぎと、涼しい風にあたりながら思考がパーッと開けていく感じを思い浮かべながらトラックを作りました。歌詞のアレンジは昔から一緒に曲を作ったりしている、北里彰久さんにお願いしました。昔から聴いてきた大貫さんとこうやってご一緒できる日が来るなんて夢にも思わなかったですし、レコーディング時にお話しながら作り上げられたことは一生の思い出です。江﨑文武さんの「いい湯だな」アレンジも素材としてサンプリングさせてもらって、自分の作ったトラックに合わせていく作業もとても楽しかったです。星野リゾートの「界」の初めてのCMということも大変光栄でした。CM監督の堀田英仁さんによる映像も最高で素敵な機会に関わることができてとても嬉しかったです。ぜひCMをご覧ください。
■大貫妙子氏
星野リゾート「界」。温泉旅行といえば、何故かまったり感があり頭に旅館の手ぬぐいをのせて、お湯に浸かり「あ〜」と息をつく、という。観光の好きな日本の方は、名所旧跡を目一杯観てまわります。それが「あ〜」という(疲れ混じりの)「あ〜」なのかも。その逆の、余暇や休暇を過ごすために何度も通う場所がリゾート地。ゆっくりする贅沢を楽しむ日本へ、それが「界」なのです。お湯も料理も、そこでしか味わえない。というコンセプトに基づいています。集中して働き、ゆっくり休む贅沢。そろそろ、それに気づく時なのでは?22の温泉を巡るとしたら、私には、そう時間がありません。何処から始めましょう…
さて、何より驚いたのは、今回、CM制作にあたった方々の年齢の若さでした。CM制作には数多く携わってまいりましたが、そのスタジオで見た、初めての景色です!感動いたしました。
■WONK 江崎文武氏
永六輔作詞、いずみたく作曲という黄金ペアによる名曲「いい湯だな」のアレンジということで、背筋が伸びる思いでした。STUTSさんにバトンタッチする前に、あえて1度本家のイメージから離れ、星野リゾートの「界」の雰囲気を演出出来るかどうかが鍵だったため、信頼の置ける仲間と思い切ってコンテンポラリージャズのスタイルでアレンジしました。
<プロフィール>
■STUTS氏
1989年生まれのプロデューサー・トラックメーカー。
自身の作品制作やライブと並行して、数多くのプロデュース、コラボレーションやTV・CMへの楽曲提供など活躍の場を広げている。
2021年4月にはTVドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」主題歌『Presence』を発表。同年10月にSTUDIO COASTワンマンライブを成功させた。
2022年10月に3rd アルバム『Orbit』、12月にはMirage Collective名義でのアルバム『Mirage』をリリースした。6月に初となる日本武道館公演を成功させた。
■大貫妙子氏
東京生まれ。1973年、山下達郎らとシュガー・ベイブを結成。75年にアルバム『SONGS』をリリース、76年に解散。同年『Grey Skies』でソロ・デビュー。
1987年サントリーホールでのコンサート以降、バンド編成とアコースティックのライブを並行して継続、現在までに27枚のオリジナル・アルバムをリリースしている。
著作では、エッセイ集『私の暮らしかた』(新潮社、13年)ほか多数出版。
CM・映画・TV・ゲーム音楽関連作品も多く、映画「Shall we ダンス?」(監督:周防正行、96年)のメイン・テーマ、「東京日和」の音楽プロデュース(監督:竹中直人、98年/第21回日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞)ほか数多くのサウンドトラックを手がける。また、「メトロポリタン博物館」「ピーター・ラビットとわたし」など子どもにも親しみやすい楽曲でも知られている。
近年のシティポップ・ブームで2ndアルバム「SUNSHOWER」が話題となり、2010年代には多くのアルバムがアナログで再リリースされた。
大貫妙子オフィシャルサイト http://onukitaeko.jp
■江崎文武氏
音楽家。1992年、福岡市生まれ。
4歳からピアノを、7歳から作曲を学ぶ。東京藝術大学音楽学部卒業。東京大学大学院修士課程修了。
WONK、millennium paradeでキーボードを務めるほか、King Gnu、Vaundy、米津玄師等、数多くのアーティスト作品にレコーディング、プロデュースで参加。
映画『ホムンクルス』(2021)をはじめ劇伴音楽も手掛けるほか、音楽レーベルの主宰、芸術教育への参加など、様々な領域を自由に横断しながら活動を続ける。
映像について
映像には⽇本各地に点在する温泉旅館ブランド「界」の館内で目にする数々のシーンが登場します。界 由布院(⼤分県・由布院温泉)の開放的な棚⽥のランドスケープから始まり、「いい湯だな」のメロディにのせて、様々なシーンがテンポよく展開し、界 箱根(神奈川県・箱根湯本温泉)の緑が爽やかな⼤浴場で締めくくります。全てのシーンが、界の施設や客室、実際に提供している会席料理、ご当地楽(*)で構成されています。ご当地の魅⼒に気づかされる、予期せぬ出会いの瞬間を「こんな温泉あったんだ」というCMメッセージに込めました。
*ご当地楽(ごとうちがく)…その⼟地の伝統的な⼯芸や芸能を楽しめる界ブランドのおもてなしの⼀つ。
CMに登場する「こんな温泉あったんだ」を感じるひとコマ
■界 出雲のご当地楽「神楽 国譲り」(島根県・出雲ひのみさき温泉)
出雲大社から車で約20分ほどに位置する界 出雲のご当地楽は、出雲大社の起源に触れることが出来る「石見神楽(いわみかぐら)」です。毎晩ご当地楽専用のステージにて、スタッフが披露します。迫力のある音楽、華やかな衣装が特徴で、途中の衣装の変化も見どころです。
■界 箱根の「鮑のスモークステーキ」(神奈川県・箱根湯本温泉)
高級食材である鮑をスモークの煙で丁寧に調理した料理です。提供する器は特注した箱根の伝統工芸・寄木細工の器で提供します。寄木細工の蓋を開けると玉手箱のようにスモークの煙が広がり、食欲をそそります。寄木細工の木の色合いや木目のデザインとともに目にも楽しい料理です。
■界 由布院の「棚田のランドスケープ」(大分県・由布院温泉)
宿の中心には由布院の原⾵景の1つである棚⽥が広がり、棚田の情景を季節の移ろいと共に感じることができます。例えば、赤く染まる夕焼け空が映り込む田植え前の水鏡、田植え直後の瑞々しい新緑、豊かに実る稲穂の金色、晩秋の藁(わら)こづみ (*2)など。また、朝霧や夕焼けなど時間帯により景色の移ろいも棚田を通して感じることができます。
*2 稲わらを乾燥させるために刈田に積み上げたもの
界とは
「界」は星野リゾートが全国22施設に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽(ごとうちがく)」、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。2024年4月には、宮城県・秋保温泉に「界 秋保」、秋には岐阜県・奥飛騨温泉郷に「界 奥飛騨」を新規開業します。
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/
「界」初CM概要
タイトル:界 CM「こんな温泉あったんだ」篇(15秒/30秒)
YoutubeURL 15秒: https://youtu.be/7cawvkZwB7Q ※11月2日(木)AM4:00から公開
YoutubeURL 30秒: https://youtu.be/clzp69BqDAc ※11月2日(木)AM4:00から公開
公開日:2023年11月2日
放映期間:2023年11月3日~2023年11月19日