日本交通株式会社のプレスリリース
日本交通株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:若林泰治、以下「日本交通」)は株式会社IRIS(本社:東京都港区、代表取締役:眞井卓弥・宇木大介、以下「IRIS社」)と協業し、本日2023年11月6日(月)よりポケトーク株式会社(本社:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター33階 代表取締役社長:松田憲幸、以下「ポケトーク社」)のAI通訳機「ポケトーク」を、都内100台のタクシー車両に搭載いたしました。
観光庁が公表した「訪日外国人の消費行動調査(2023 年 4-6 月期 報告書)」によると、訪日客が利用した交通手段は1位の「鉄道・モノレール」が79.4%であることに次いで、「タクシー・ハイヤー」が2位の28.4%と、訪日時における重要な交通手段であることが分かっています。
一方で、訪日旅客が日本滞在中に最も困難と感じる課題のひとつとして、「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」(※)という点が挙げられます。
※出典:日本政府観光局(JNTO):令和元年度「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート調査」
タクシー車内においても目的地に関する対話や支払いに関する事項など、コミュニケーションが多く発生する場でもあり、「言葉の壁」が多く存在します。この点に着目し、日本交通とIRIS社の協業により、多言語対応を可能にするAI通訳機「ポケトーク」が搭載された「ポケトークタクシー」100台の運行を開始しました。
ポケトーク社は、「言葉の壁をなくす」をミッションに掲げ、相手の言葉を話せなくても互いに自国語のまま対話でき、深くわかり合える世界の実現を目指しており、こうした「観光における言葉の壁」に着目し、「ポケトーク」シリーズを世界中に広げたいと考えています。
日本交通においても本企画の実施を通じて、滞在中の移動における「言葉の壁」を感じることなく、安心してタクシーを利用いただくことで、少しでも「言葉の壁」をなくし、タクシー乗務員との円滑なコミュニケーションを始めとする訪日体験の向上を目指すとともに、訪日客の誘致促進、「持続可能な観光」の実現を期待しています。
「ポケトークタクシー」について
AI通訳機「ポケトーク」のサービスを搭載した、多言語対応タクシーです。対象車両にはAI通訳機「ポケトーク」端末が搭載され、ドライバーおよび乗客との間での多言語コミュニケーションを可能にします。
期間:2023年11月6日(月)
台数:100台
運行エリア:東京都内23区・武蔵野・三鷹地区
AI通訳機 「ポケトーク」について
「ポケトーク (POCKETALK)」は、互いの言葉を話せない人同士が自国語のままで対話できるAI通訳機です。74言語を音声・テキストに翻訳し、11言語をテキストのみに翻訳できます。クラウド上の最新最適なエンジンとAIを使った翻訳精度の高さが特長で、長い文章も訳せます。Wi-Fiのない所でも世界130以上の国と地域(「ポケトーク S」:141の国と地域、「ポケトーク W」:139の国と地域)で、そのまま使えるモバイル通信機能を内蔵し「契約不要、通信料なし(2年間)」で、買ってすぐ使えます。
「ポケトーク」シリーズ(初代、「ポケトーク W」、「ポケトーク S」および「ポケトーク S Plus」を含む)の累計出荷台数(サンプル等除く)は、2017年12月の発売以来、2022年12月時点で100万台を突破しました。
詳細URL:https://pocketalk.jp/
株式会社IRISについて
2016年6月にGO株式会社(旧・株式会社Mobility Technologies)と、株式会社フリークアウト・ホールディングスの合弁会社として設立。日本最大のタクシーサイネージメディア「Tokyo Prime」を開発・運営。2022年1月より、「Tokyo Prime」の事業運営により培ったシステム開発、端末供給、広告販売ノウハウをモビリティ関連企業に展開する「デジタルサイネージOEM事業」を開始。
https://www.tokyo-prime.jp/company/
日本交通株式会社について
創業95年(1928年創業)、グループ売上高で日本最大のハイヤー・タクシー会社です。約9,000台のタクシー・ハイヤー・運行管理請負車両、10,000名以上の乗務員が、東京・大阪を中心とした各地の公共交通を支えています。独自の社内資格・キャリアパス制度による人材育成を通じて、「拾うではなく、選ばれるタクシー」として、Japan Hospitality とともに顧客満足を追求しています。