東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の被災地をフィールドとした教育旅行「未来志向型教育プログラム」を東京都中野区の新渡戸文化中学校で採用

福島県南相馬市のプレスリリース

福島県南相馬市(市長:門馬和夫)が探求学習・テーマ学習・キャリア教育といった教育旅行ニーズに対し、震災復興を背景とした“地方創生の先進地”としての側面を生かして造成・誘客している教育旅行「未来志向型教育プログラム」を新渡戸文化中学校(所在地:東京都中野区、校長:小倉良之)にご採用いただきました。

  • 地方創生人材支援制度を活用し、先進的な旅行プログラムを造成

南相馬市では、地方創生に積極的に取り組む市町村に対し、意欲と能力ある国家公務員や大学研究者、民間専門人材を市町村長の補佐役として派遣する、内閣府地方創生推進室の「地方創生人材支援制度」を活用し、持続的な誘客の実現を目的に市内の団体や事業者と連携した旅行プログラムの造成に令和3年度から取り組んでいます。

  • あすびと福島に協力し2プログラムを新規造成・提供開始

令和5年度は、地方創生人材支援制度により、株式会社JTB教育第一事業部長や内閣官房企画官などを歴任され、官民双方の知見を有する野出恭伸氏を同社より新たにご派遣いただき、商工観光部参事(観光政策担当)に据えて事業を推進。

国や東証プライム上場企業をはじめとする会社・組織から2014年度~2022年度で319回、7,274人の社会人研修の受け入れ実績を有する一般社団法人あすびと福島(所在地:福島県南相馬市、代表理事:半谷栄寿)のノウハウに着目し、同法人に協力して探究学習・テーマ学習・キャリア教育に特化した「リセットされたまちが、未来へのスイッチを押す。」など2プログラムを新規造成し、7月に提供を開始しました。

(写真は左から、あすびと福島次世代育成チームの沖沢真理子チーム長と國分隆成さん、南相馬市商工観光部の野出参事)

  • 「リセットされたまちが、未来へのスイッチを押す。」革新的なプログラム内容

「リセットされたまちが、未来へのスイッチを押す。」は、東日本大震災と原子力災害という過去に類を見ない被災地となった福島という“非日常”に身を置き、大震災から 10 年以上を経ても時が止まっている区域“影”を体感することを起点に、新しい地域の価値を創生しようとする力強い “光 ”に触れることで、これからの社会と自分に向き合いアウトプットするプログラムです。

将来の自分やありたい社会への気づきが持ちやすいよう、より未来志向型の内容にしており、大人が答えを持っていない問いを投げかけることで、生徒の未来志向を引き出す革新的な切り口が特徴です。

  • 新渡戸文化中学校が「リセットされたまちが、未来へのスイッチを押す。」の採用決定

新渡戸文化中学校の生徒30人が教育旅行プログラム「リセットされたまちが、未来へのスイッチを押す。」の採用第一号として、令和5年11月14日(火曜日)から17日(金曜日)まで3泊4日の日程で南相馬市に訪れることが決まりました。

  • 教職員向けモニターツアー申込受付中

南相馬市では、「未来志向型教育プログラム」の誘客活動の一環として、全国の中学校・高校の教職員向けのモニターツアーを実施しています。

福島再生加速化交付金を活用した補助事業の中で実施するモニターツアーのため、「出発地⇔南相馬間」の交通費及び旅行代金は無料となります。

日程、参加人数、希望視察先等お客様のご要望を伺い、南相馬教育旅行デスクが旅行内容の 企画を行い受注型企画旅行にてツアーを実施します。

ツアーにご参加いただいた方にはアンケートにご協力いただきます。

実施期間:令和5年 8月~ 令和6年 2月

行程:1泊2日

最少催行人数:5人

定員:20人/年間

  • 未来志向型教育プログラム事業に関するお問い合わせ先

南相馬市役所商工観光部観光交流課

 ✉ kankokoryu@city.minamisoma.lg.jp 

 ☎ 0244-24-5263

  〒975-8686 福島県南相馬市原町区本町2-27

  • 未来志向型教育プログラムの申込・予約に関するお問い合わせ先

南相馬教育旅行デスク(JTB福島サテライト内)

 ✉ fukushima_contents@jtb.com 

 ☎ 024-523-3314

  〒960-8043 福島県福島市中町1-19 中町ビル4階

  • 「リセットされたまちが、未来へのスイッチを押す。」プログラムの内容に関するお問い合わせ先

一般社団法人 あすびと福島

 ✉ info@asubito.or.jp  

 ☎ 0244-26-5623

  〒975-0023 福島県南相馬市原町区泉字前向15

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