株式会社五竜のプレスリリース
■白馬五竜高山植物園 2023年グリーンシーズン営業の概要
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来場者数は前年比102.8%で増加。全来場者の52.2%が新規の来場者に
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貴重な「ヒマラヤの青いケシ」が100株以上咲き、ライトな登山客にも人気に
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学芸員スタッフと回る植物園散策ツアーを15日間、全30回開催し、リピーター増に繋がる
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ペット入園可能日の導入2年目にして、昨年比2.5倍以上の85件のペット連れ来園
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猛暑の8月に合わせオリジナルビール「GORYU PALE ALE」を発売
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季節ごとにアジアンフェスや苔テラリウムワークショップなどイベントを多数開催
2023年6月24日(土)から営業していた白馬五竜高山植物園は、今年3度目の降雪があった10月22日(日)が営業最終日となりました。毎年スキー場の営業終了後すぐに準備を始め、週末のみの早期オープン期間を経て、6月〜10月頃にグリーンシーズン営業をしております。高山植物が最も多く咲く6月を楽しんでいただこうと早期オープンの取り組みを始めて3年目となりました。
今年は白馬エリア全体に観光客が戻り、来場者数・新規来場者数ともに昨シーズンを上回ることができました。貴重な「ヒマラヤの青いケシ」や山全体をピンク色に彩る「コマクサ」も例年以上に多く咲き、北アルプスの初冠雪も早かったため見事な三段紅葉が見られた期間も長く、白馬の移ろう自然の魅力をたっぷりとお届けすることができました。
社会情勢やトレンドも追い風となり、季節ごとのイベントも盛りだくさんに。約4ヶ月間の営業成果や傾向をご報告いたします。
■来場者は前年比102.8%。新規来場者が全体の52.2%と半数以上に
株式会社五竜は、スキー場が営業しない春夏秋は「白馬五竜高山植物園」として、北アルプスの珍しい高山植物を皆様にお楽しみいただいています。今シーズンは、営業期間が長かった昨年と比べても総来場者数が102.8%と、多くのお客様にお越しいただくことができました。さらにお客様アンケートの結果、回答者224名のうち白馬五竜を訪れるのが「初めて」と答えた人が52.2%と、新規の来場者が半数以上という結果が見えました。
総来場者数は昨年比102.8%と増加
「初めて」訪れた人が52.2%
コロナ禍の終焉により全国的に観光客数が増加しているものの、アウトドアブームの流れにより白馬エリア全体への関心が高まった結果だと推測できます。新規のお客様が多かった背景には、NHKの朝の連続テレビ小説「らんまん」の主人公として植物学者・牧野富太郎博士(1862~1957)が取り上げられたことによる「植物園」自体への関心の高まりもあったと当社では考えています。
また、グリーンシーズンの白馬五竜の魅力を高めるため、新しい取り組みやイベントなども行ってまいりました。植物園スタッフのこまめな管理が実を結び、「ヒマラヤの青いケシ」が100株以上咲き好評となりました。今年で2年目となるペット入園可能日も好評で、昨年33件だったペット連れの来場者数は2.5倍以上の88件へと増加しました。
期間限定でペット連れでの入園が可能に
秋には紅葉をゆっくり満喫していただくために普段よりゴンドラの運行速度を落としたり、ビジターセンターを設けて高山植物のことがしっかり伝わる仕組みを作ったりと、細かな工夫も魅力向上に繋がりました。
ゴンドラ1本で1500mまで上がれ、北アルプスの雄大な絶景と珍しい高山植物が手軽に見られるのは白馬五竜ならではの価値であり、ライトな登山客にも楽しんでいただきやすい環境があります。「高山植物園」としての価値が発見されるようになってきた確かな手応えを感じられたシーズンとなりました。
■初夏から秋にかけて、季節ごとにイベントなどを実施
より魅力的なコンテンツを提供するため、商品開発やイベント実施などにも務めました。スキー場営業がGWに終了してから6月には早期開園をし、ビジターセンターにて牧野富太郎展を開催、夏にかけて草木染イベントや苔テラリウムワークショップを実施しました。
猛暑が予想された8月に合わせ、白馬村唯一のクラフトビール醸造所 Hakuba Brewing Company(ハクバ・ブルーイング・カンパニー)とのコラボレーションで白馬五竜のオリジナルビール「GORYU PALE ALE」を開発し、売店等で販売をいたしました。また多くのお客様にお越しいただく8月11〜13日の3日間には夜に「ナイトゴンドラ」を運行し、1500mを超える白馬五竜ならではの涼しさの中、都会では見ることができない北アルプスの満天の星空を堪能していただきました。
連続テレビ小説「らんまん」での取り上げに合わせ、牧野富太郎展を開催
夏の取り組み「GORYU PALE ALE」と「ナイトゴンドラ」
9月には「アジアンフェス」を開催。これまで2度にわたり台湾フェスを開催してきましたが、「台湾以外のアジア料理も五竜で食べたい!」というリクエストにお応えし、香港・中国・台湾などの食事や文化体験まで広げたイベントになりました。地元の飲食店によるフードブースのほか、台湾漢字書道体験や台湾飲み物手作り体験などのも盛り上がり、白馬エリアの中でも比較的アジアのお客様の比率が高い白馬五竜ならではの名物イベントとして定着しつつあります。
白馬五竜アジアンフェス
紅葉シーズンとして多くのお客様が訪れる10・11月は、爽やかな秋晴れの日にも恵まれ全国各地からのご来園がありました。10月初旬には山頂で初冠雪が観測され、山頂に白く積もった雪、中間部は燃えるような紅葉、山麓には木々の緑と3色の景色になる白馬名物「三段紅葉」が長く楽しんでいただけました。最終営業日には白馬五竜のアルプス平にも雪が降り積もり、見事なコントラストでシーズン終了となりました。
雪が降るまでの間は準備期間となり、また11月下旬〜12月にスキー場として営業を開始します。季節ごとにさまざまな表情を持つ白馬五竜では、冬もそれ以外の季節にも年間通して訪れていただけるよう、自然のリズムに合わせた遊び方を引き続きご提供してまいります。
【白馬五竜高山植物園 概要】
標高1515mの山頂エリアに広がる日本有数の高山植物園。8人乗りゴンドラ「テレキャビン」に乗って約8分で到着し、6月から10月にかけて300種以上200万株の高山植物をお楽しみ頂けます。
冬はスキー場として営業しますが、スキー場開発によりこの土地が本来もつ植生を失うことのないよう、20年以上にわたり丁寧に管理して守ってきた歴史があります。長野県はその特異な地理により、南北東西の異なる環境で生息する高山植物が国内で最もミックスして植生する土地です。明治時代から識者に指摘され、正式に植物園協会に登録された登園では、その貴重で稀有な植物たちをを間近で観察できる博物館のような存在を目指しています。
公式HP:https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/
【エイブル白馬五竜スキー場 概要】
長野県北部北アルプス山麓に位置し世界有数のパウダースノーに恵まれたスキー場。併設のスキー場Hakuba 47 Winter Sports Parkと合わせて一山のスキー場では長野県来場者数トップ。夏季はスキー場の一部が国内最大の高山植物園「白馬五竜高山植物園」となる。昭和45年創業以来革新的な経営を続け、東洋初のテレキャビンを導入、高山植物園の造成、恋人の聖地第一号選定、国内唯一スキー場でのISO14001取得や再生可能エネルギーナイター営業などの歴史があります。地域環境の特性を活かし地元に根付いた年間観光を目指して、持続可能性のある観光索道業を継続しています。
営業期間:2023年12月頃〜2023年5月GW頃(ナイター営業は3月中旬まで)
営業時間:8:00~17:00、18:00〜21:30
所在地:〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
TEL:0261-75-2101
アクセス: 東京方面から約4時間、名古屋方面から約3.5時間、大阪方面から約5.5時間
公式HP:https://www.hakubaescal.com
採用特設サイト:https://www.goryu-hakuba.com/recruit
【株式会社五竜 会社概要】
社名:株式会社五竜
代表:代表取締役 伊藤 英喜
所在地:〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
設立:昭和48年8月
資本金:1,000万円
事業内容:スキー場・高山植物園の経営
お問い合わせ先:info@hakubaescal.com