木曽地域の「関係人口」創出に向けた新たな取組 ―藝大生ら都市部の若者と共に、土着の匠のレンズに写る地域や文化の深部に迫る1泊2日の旅『LOCAL TAKUMI TOURISM』開催(11/25-26)

Hue-ish株式会社のプレスリリース

長野県木曽郡の6町村によって構成される木曽広域連合(以下、「木曽広域連合」)と長野県信州暮らし推進課からの委託事業を行うHue-ish株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:神原沙耶)は、2023年11月25日-26日にかけて木曽地域の関係人口創出に向けた1泊2日のツアープログラム「LOCAL TAKUMI TOURISM」を新たに開催します。これまでの観光目的のツアーや移住・地域おこし協力隊への勧誘などとは異なるアプローチで、地域の本質的な価値をツアー中に見出しながら木曽地域との「関わりしろ」を発見していく実験的な内容となっております。本ツアーは「関係人口創出」のテーマにおける新たな試みであると同時に、近年の「オーバーツーリズム」問題の一つの解決方向にもつながるものと考えています。

土着の匠たちに宿るもの。その源を探り、追体験することで
歴史、文化、風土、産業、人のなかから
これからを生きるヒントや地域との関わりしろを見つけていく。
さあさあ、木曽の発酵と木工の世界を巡る旅へ。出発進行!

(〜LOCAL TAKUMI TOURISM のコンセプトより〜)

  • ツアーイベント概要

ツアーイベント名:

 LOCAL TAKUMI TOURISM

 – 木曽に息づく「発酵」と「木工」の文化をたどる一泊二日のツアー旅
概要:

 ローカルで活躍する土着の匠はなぜこの地にこだわるのか。そんなことに焦点をあてて、

 普段とは異なる視点で地域を巡るツアー旅。

日時:

 2023年11月25日(土) 11:00集合

  ~ 11月26日(日)16時00分頃解散予定 

場所(集合・解散):

 木曽町役場(JR木曽福島駅より徒歩5分)

定員:

 15名(最少催行人員:7名)

ツアー詳細情報:
https://kiso-localtakumitourism.peatix.com/

運営者:

主催:

木曽広域連合
企画:

Hue-ish株式会社

企画協力:

東京藝術大学 非常勤講師 林 久仁則氏(身体教育家)

東京藝術大学の学生のみなさま

こんな方におすすめ:
・木曽や地域の文化、人の営み、匠の世界・思想哲学などに関心のある方
・発酵の食文化や産業、木工・工芸の文化や産業に関心のある方
・地域の人や匠、企業・自治体と関わりをつくりたい方
・ただの観光ではなく、今後も通える地域や会いにいける地域をつくりたい方
・匠の哲学や手仕事を通じて、自分自身が取り組むテーマに役立つ何かを発見したい方
・地域への移住や関わりを実践しているプレーヤーとつながりたい方

  • 旅で訪問する匠のみなさま

◇木工の匠① 「家具木工山戸」山戸 忠さん(木工職人)

木曽郡上松町にて平成8年より木工の製造業(家具や小木工品)をして暮らしています。木の本場で、立木から製品になるまでを行なえる、この地の独自性を大切にしたいと考えています。
https://www.kiso-yamato.jp
メディアご出演:NHK 美の壺「語りの芸術 講談」
〜講談師 神田山緑さんの折畳み式釈台の製作者として出演〜

◇発酵の匠①「中善酒造」山口 孝さん(杜氏)

自然に恵まれた木曽谷の中心、かつては中山道の宿場町で栄えた木曽福島で、慶応元年に創業いたしました。手づくりの酒を先祖代々受け継ぐ小さな酒蔵です。年間90キロリットルほどのお酒を醸造しており、あえて蔵を大きくせず、造り手の温もりが伝わる酒造りを心がけています。 なかでも、御嶽山系の伏流水と自家栽培を含む長野県産の酒米で仕込む木曽の地酒「中乗さん」がイチオシです。日本酒を通じてぜひ木曽の四季を感じてください。
https://nakanorisan.com

◇発酵の匠②「民宿りんどう」原 恵美子さん(女将・どぶろく名人)

りんどうは木曽の藪原にある昔ながらの民宿です。田舎の風景と山の食材しかありませんが、自然の食べ物と地域ならではの伝統的な生活をお楽しみいただけると思います。料理には自家製のどぶろくや味噌はもちろん、野菜はほとんど自家製のものをお出しします。 お米も自家製。清らかな空気と水で育ったお米です。どぶろくづくりについてのお話などもいたしますので、ぜひお楽しみください。皆様のお越しを、家族一同、心よりお待ち申し上げます。

◇木工の匠②「お六櫛組合」北川 聰さん・柳川 浩司さん

わずか10cmにも満たない幅におよそ100本もの歯が挽かれたミネバリの小さな櫛「お六櫛(おろくぐし)」は、江戸時代から中山道の名物 御嶽信仰や善光寺参りの土産として全国に知られていました。ここ薮原宿を中心に作られ、実用品であるとともに県の伝統工芸品として愛されています。当日は体験を楽しんでいただくことはもちろん、文化の背景からお六櫛ならではの魅力、素材や技術のこだわりに至るまでじっくりお話しできればと思いますので、みなさんからも気になることはどんどん聞いてください。

◇木工の匠③「海老屋漆器店」三上 肇さん(漆職人・6代目店主)

長野県木曾の地で慶応元年(西暦1865年)創業。豊かな森林資源と共に谷間の清澄な空気と山肌の湿度が木曾漆器の長い伝統を育んで参りました。当店では木曽の厳しい寒さの中、数百年かけて育った天然のひのき、またケヤキや栃などの良材に漆を塗った普段使いのお箸や器を制作しております。木曽漆器の伝統を母体として漆のもつ渋味の中に新しい感覚を生かした名品をいつまでも御愛顧を頂くべく販売いたしております。

※その他、1日目の宿では地域おこし協力隊として活躍する方や、都市部と木曽地域の2つの地域で相互に活躍(春夏は東京のコンサルティング企業、秋冬は木曽の酒造で働く)する方などもゲストで登場予定。日中とはまた異なる価値観やものの見方を持つ現地プレーヤーとも交流することで、気づきの幅の広がりも実現していく。

  • 企画協力 / 一緒に旅をまわる外部の匠

◇ 東京藝術大学 非常勤講師 林 久仁則さん(身体教育家)

東京藝術大学非常勤講師。筑波大学、筑波大学大学院にて運動生理学を専門に探究 (体育科学修士)。テーマは「姿勢制御における中枢神経系の機能的役割」として、バランス機能に注目し姿勢や動きに注目。その後、19年に渡り古武術に学ぶ身体の使い方を研鑽する。

https://kuninory.com(著書、メディア出演など詳細)

Vision : 他者の前向きな変化に貢献する./Mission : 身体性を育む事業の展開と普及.匠や職人が宿す熟達の技を 身体性から探究しその保全や普及を通じ自国の魅力を掘り上げる./Values : 結(Yui), 縁(Yosuga), 島(Shima), 武道(Budo)

*今回のツアー協力に際してのコメント*
「自然の息吹きを感じる、という表現には五感全てで自然と隣り合わせに居る人間の解放感や雄大な時間との繋がりを想起させる。芸術には創造性や感性がつきものだ。が、それを育む手段に身体性が関与することはあまり知られていない。アーティストには窓の外へ足を運んで欲しい。自らの足で日常から離れ、体験や体感をする先に独自の解釈や見方が育まれる感性の源泉がある。今回の木曽地域の匠ツーリズムでは、先達者と共に互いのアートとしての技へのこだわりや、異ジャンルだからこそ語り合える熟達への想いの交錯を期待する。」

  • Hue-ish株式会社について(長野県信州暮らし推進課「令和5年度信州つながりマッチング事業」受託)

令和3年度より「ふるさとLIFE CAMPUS(略称:さとキャン)」というコミュニティを運営しています。ふるさとLIFE CAMPUSは、地域で起業・複業、移住・多拠点居住をスタートする意欲のある人「ふるさとSTARTER」と、それを応援したい「ふるさと」が繋がり・共創するコミュニティです。コミュニティ活動として、過去60回を超えるイベントを銀座NAGANO(東京都銀座)で実施し、地域共同プロジェクトの企画運営を行い、述べ500名以上の首都圏在住の方に参加いただき、実際に長野県に移住する事例が生まれました。

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