大田区立龍子記念館で高橋龍太郎コレクション連携企画「川端龍子プラスワン 濱田樹里・谷保玲奈 色彩は踊り、共鳴する」(後期)を開催!

公益財団法人大田区文化振興協会のプレスリリース

日本屈指の現代アート作品を所蔵する高橋龍太郎コレクションとの連携で、日本画家・川端龍子の作品に現代の美術作家をプラスワン!

高橋龍太郎コレクション連携企画
「川端龍子プラスワン 濱田樹里・谷保玲奈 色彩は踊り、共鳴する」
会期 後期/谷保玲奈 12月9日(土)~2024年1月28日(日)
休館 月曜日(1月8日(月・祝)は開館し、その翌日に休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
会場 大田区立龍子記念館(東京都大田区中央4-2-1)
   TEL03-3772-0680
主催 (公財)大田区文化振興協会、日本経済新聞社
展覧会情報 https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/news/detail?59123
高橋龍太郎コレクション https://www.takahashi-collection.com

展示内容の紹介

 日本屈指の現代アートのコレクター・高橋龍太郎氏のコレクションを、龍子記念館において日本画家・川端龍子の作品とともに展示します。高橋氏の現在3,000点以上におよぶ日本の現代アートのコレクションは「高橋龍太郎コレクション」と呼ばれ、これまで国内外の様々な展覧会で紹介されてきました。本展は「川端龍子プラスワン」をテーマに、高橋龍太郎コレクションとの連携で、所蔵作品に現代の美術作家をプラスワンすることで、どのような共鳴を呼び起こせるかを試みた企画です。

 後期に出品の谷保玲奈は、極彩色の植物や海洋生物のイメージが増殖、拡大していく作品を制作、本展では、大作《ウブスナ》(2017)や対の作品《共鳴/蒐荷》(2018/2020)の他、今回の展覧会に合わせ制作した天井から吊り下げ展示する約4メートルの絹本新作《狭間にゆれる》、さらには、《共鳴/蒐荷》を海岸に設置して撮影した映像作品などを出品します。また、川端龍子の南洋スケッチについては「生きもの」をテーマに一部資料の入れ替えをし、合わせて谷保の新作のスケッチも展示します。そして、龍子のアトリエにおいては、新作を含めた大作、小作をご覧いただけます(会期中の10:00~、11:00~、14:00~の龍子公園のご案内時に、アトリエ外周から見学)。このアトリエにおいて、龍子記念館では初となる滞在制作が出品作家によって12月13日(水)~19日(火)に実施されます。

 龍子の作品を新たな視点から眺めようとする本展において、前期の濱田樹里に引き続き、後期は谷保玲奈が生命の讃歌を描いて、開館60年を迎えた龍子記念館に新たな彩りを加えます。

12月13日(水)~19日(火)に滞在制作を実施

龍子記念館の向かいにある龍子のアトリエにおいて、谷保玲奈が記念館では初となる滞在制作を行います。龍子が制作に明け暮れた場所で、現代の美術作家はどのような光を、感覚を捉えるでしょうか。

龍子公園のご案内時刻(開館日の10:00~、11:00~、14:00~、30分程度開門)には、時間によっては作家が制作する様子をご覧いただけます。(12月18日(月)は休館)

※12月9日~翌1月28日の会期中、アトリエに展示した新作を含めた大作、小作をご覧いただけます(開館日の10:00~、11:00~、14:00~の龍子公園のご案内時に、アトリエ外周から見学)

※12月14日(木)~17日(日)の各日14:00~の龍子公園のご案内では、担当学芸員が同行し作家とのトークをいたします。

アトリエにおいて新作を含めた大作、小作を展示(撮影:木奥惠三)

主な展示作品(後期)

谷保玲奈《ウブスナ》(2017)高橋龍太郎コレクション蔵、©taniho reina

谷保玲奈《蒐荷》(2020年)高橋龍太郎コレクション蔵、©taniho reina

谷保玲奈《共鳴/蒐荷》(2018/2020)を海岸 に設置し映像作品を制作した際の様子 (キュレーション:小金沢智、撮影:岡安賢一)

谷保玲奈《タツナミガイ》2017年、高橋龍太郎コレクション、Ⓒtaniho reina

【新作の展示】谷保玲奈《狭間にゆれる》(2023)、360×120cm、作家蔵 Ⓒtaniho-reina 撮影:木奥惠三 (龍子記念館展示室に展示予定)

川端龍子《草の実》(1931)各177.2×382.7 cm、大田区立龍子記念館蔵

川端龍子《爆弾散華》(1945)249×188cm、大田区立龍子記念館蔵

川端龍子《薄暮》(1954)67.1×87.9cm、大田区立龍子記念館蔵

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