日本百名山「金峰山」の忘れられつつある“古道” を復活させたい。「金峰山古道復活プロジェクト」のクラウドファンディングがスタート

株式会社ヤマップのプレスリリース

登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップ(福岡市、代表取締役CEO 春山慶彦、以下ヤマップ)は、山梨県甲府市(以下甲府市)、イーデザイン損害保険株式会社(以下イーデザイン損保)、山梨県在住の登山家などと連携し、2023年12月6日(水)に金峰山(きんぷさん)の古道復活のためのクラウドファンディングをスタートさせることをお知らせいたします。

「金峰山古道復活プロジェクト」とは?

日本百名山・金峰山で、かつて表参道として使われていた“御嶽道(みたけみち)”につながる林道を、一般の方々でも利用できるように開通させるプロジェクトです。

金峰山は、甲府市と長野県川上村にまたがる標高2,599mの山。山頂の巨岩「五丈岩」が特徴的な、日本百名山にも選ばれている美しい山で、古くから信仰の対象となっています。

そんな金峰山には、実は「忘れられつつある“古道”」が存在します。山伏や修験者たちが山麓の金櫻神社(かなざくら)から山頂の本宮(五丈岩)を目指すための“表参道”として使われていた「御嶽道」と呼ばれる道です。道中には「鶏冠岩(とさかいわ)」や「片手廻し岩」と呼ばれる神秘的な岩々やかつて水晶が見つかった「水晶峠」といった見所が存在し、振り返ると「富士山」の姿を見ることもできます。

しかし、山頂へのアクセスが容易な他の登山ルートが開通することで、いつしか足を運ぶ登山客が少なくなってしまいました。

金峰山

整備が必要な林道

「かつては “表参道”として親しまれてきた、この素晴らしい登山道をもっと多くの人に楽しんでほしい」との思いから、ヤマップは地元の甲府市や山梨県在住の登山家と連携し、「御嶽道に至る林業専用道路を、一般向けの林道として整備する」というアイデアの実現を目指して協議を重ねました。これを実現できれば、御嶽古道の登山口まで車で行けるようになるため、より多くの人が金峰山の旧表参道である “御嶽道”を体験できます。

協議の過程で、「事故のない世界」の実現を目指す「イーデザイン損保」も連携に加わり、自治体、民間企業、地元有志が手を取り合ってプロジェクトの実現を目指す、「金峰山を愛する登山者の会」を発足。

林道整備にかかる一部費用を、クラウドファンディングで募る挑戦を行うことになりました。


クラウドファンディング「金峰山古道復活プロジェクト」の目指すもの

クラウドファンディングの目標金額は、林道整備に最低限必要な工事費用などで、第一目標を1月31日までに1,300万円と設定。目標金額が集まれば、2024年春から工事が始まり、秋頃の完成を計画しています。

このクラウドファンディングによって新たな林道が開通すれば、多くの方から忘れ去られようとしていた金峰山の旧表参道である「御嶽道」を使った登山を楽しめます。

さらに、本プロジェクトは、日本の山々が抱える問題をみんなで解決していくための、ひとつのモデルケースにもなりうると考えています。

日本には、豊かな自然や悠久の時を経て培われた文化・歴史を持つ山々が数多くあります。しかし、少子高齢化に伴う人手不足や自治体の慢性的な資金不足により、整備が立ち行かなくなっているケースも多く存在しています。だからこそ、日本の自然を愛する方々の力を合わせた「クラウドファンディング」という形を通じて、日本の山々とそこに根付く文化・歴史を守るひとつのカタチをつくることができたらと思っています。自然は誰かの所有物ではなく、本来みんなのものであるべきだからこそ、国や特定の自治体、企業の資金に頼るのではなく、自然を愛する自分たちの手で守っていきたい。本プロジェクトには、そうした願いが込められています。

ご賛同いただける皆様からの温かいご支援を、どうかよろしくお願いいたします。

クラウドファンディング概要

・プロジェクト名:金峰山古道復活プロジェクト

・プロジェクトメンバー:甲府市、株式会社ヤマップ、イーデザイン損害保険株式会社、金峰山を愛する会/有限会社アウティングプロダクツエルク(創業40年 山梨県甲府市の老舗アウトドアショップ)、天野和明(国際山岳ガイド)、渡辺佐智(登山ガイド)、山本健一(プロマウンテンアスリート)

・募集額: 1,300万円

・寄付金の使い道:林道整備に最低限必要な工事費用、返礼品の送付

・募集期間:2023年12月6日(水)~2024年1月31(水)

・クラウドファンディングURL:https://readyfor.jp/projects/kinpusan

・プロジェクト特設ページURL:https://ande-mtkinpu.yamap.com

イーデザイン損保とYAMAPのこれまでの活動

YAMAPは、「事故時の安心だけでなく、事故のない世界そのものを、お客さまと共創する」というミッションを掲げるイーデザイン損保の自動車保険「&e」と共に、「長距離移動が多い登山前後の事故リスク」に着目し、登山者の安全に資する活動を継続的に実施してきました。 

具体的な内容として、 

・マイカー登山における万が一の事故に備えて、日々の運転行動を測定できる「&e」への見直しの提案。 

・冬山登山者に向けた「安全な雪道運転」の訴求活動。 

・事故のない社会の実現に向けたビッグデータ活用についての意見交換 

など、様々な活動を行ってまいりました。 

そして、この度私たちは「金峰山古道復活プロジェクト」を通じて、御嶽道へ続く林道の整備を行い、登山の「より安全な未来」への道を開いていきたいと考えております。

金峰山の素晴らしい登山道をより多くの人に安全かつ安心して楽しんでもらうため、事故のない社会を目指すイーデザイン損保と協力し、このプロジェクトを推進していきます。 

【YAMAPについて】

電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです。2023年10月に累計400万ダウンロードを突破。(2021年8月 登山アプリ利用者数調査 [App Ape調べ])

URL:​https://yamap.com/

【株式会社ヤマップ 会社概要】

会社名 株式会社ヤマップ

本社所在地 福岡市博多区博多駅前3-23-20 博多AGビル6F

資本金(資本準備金含む) 1億円

事業概要

 1. 登山・アウトドア向け WEB サービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」の運営

 2. 登山・アウトドア用品のセレクトオンラインストア「YAMAP STORE」の運営

 3. これからの登山文化をつくるメディア「YAMAP MAGAZINE」の運営

 4. ガイドと登山者をつなぐ山旅のプラットフォーム「YAMAP TRAVEL」の運営

 5. 自然特化型クラウンドファンディング「YAMAP FUNDING」の運営 

 6. 山・自然を活用したコンテンツ開発・コンサルティング・プロモーション 等

URL:https://corporate.yamap.co.jp/

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