敦賀市のプレスリリース
福井県敦賀市の国指定の名勝「柴田氏庭園」が、8年間の修復工事を経てリニューアルオープンしました。
柴田氏庭園は江戸時代、当地の豪農だった柴田権右衛門(しばたごんえもん)が、小浜藩主をもてなすために築いた庭園です。
「敦賀富士」とも称される敦賀一の名峰・野坂山を 借景とする美しい池泉庭園や、武家調の屋敷構えの「甘棠館(かんとうかん)」と称される書院から眺める景色は、四季折々の風情を感じさせてくれます。
1932年に庭園と書院が、2007年には屋敷地全体が国の名勝に指定されているほか、敦賀市指定記念物ともなっており、芸術的・歴史的価値が高く評価された貴重な文化財です。
修復工事では、往時の姿を忠実に再現しました。
甘棠館の「鶴の間」「松の間」「亀の間」などの書院は、建物を地上から1メートルの高さに上げる「揚屋(あげや)」作業を実施。腐朽した柱を根継ぎしたり、床は新しい木材をはめ込んで一部を取り換える「埋木(うめぎ)」を行ったりしました。
「鶴の間」の塗り壁は、修復前は焦げ茶色でしたが、表面を削ると赤色が現れたため、赤色に塗り直して当時の姿を再現しました。
野坂山を借景とする庭園は、堀の一部を池として取り込んでいます。工事では池の水を抜き修復したほか、木々を剪定して借景庭園として本来の姿を取り戻しました。
修復工事は、建物の老朽化が進んだことから、管理する敦賀市が2015年度から実施。2024年3月16日の北陸新幹線敦賀開業を約半年後に控えた2023年10月1日にリニューアルオープンしました。
柴田氏庭園は江戸時代、当地の豪農だった柴田権右衛門(しばたごんえもん)が、小浜藩主をもてなすために築いた庭園です。
「敦賀富士」とも称される敦賀一の名峰・野坂山を 借景とする美しい池泉庭園や、武家調の屋敷構えの「甘棠館(かんとうかん)」と称される書院から眺める景色は、四季折々の風情を感じさせてくれます。
1932年に庭園と書院が、2007年には屋敷地全体が国の名勝に指定されているほか、敦賀市指定記念物ともなっており、芸術的・歴史的価値が高く評価された貴重な文化財です。
修復工事では、往時の姿を忠実に再現しました。
甘棠館の「鶴の間」「松の間」「亀の間」などの書院は、建物を地上から1メートルの高さに上げる「揚屋(あげや)」作業を実施。腐朽した柱を根継ぎしたり、床は新しい木材をはめ込んで一部を取り換える「埋木(うめぎ)」を行ったりしました。
「鶴の間」の塗り壁は、修復前は焦げ茶色でしたが、表面を削ると赤色が現れたため、赤色に塗り直して当時の姿を再現しました。
野坂山を借景とする庭園は、堀の一部を池として取り込んでいます。工事では池の水を抜き修復したほか、木々を剪定して借景庭園として本来の姿を取り戻しました。
修復工事は、建物の老朽化が進んだことから、管理する敦賀市が2015年度から実施。2024年3月16日の北陸新幹線敦賀開業を約半年後に控えた2023年10月1日にリニューアルオープンしました。
施設概要
【住所】福井県敦賀市市野々町1丁目723番地
【公開時間】午前10時~午後5時
【休館日】水曜日(祝日の場合その翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
【入館料】一般200円、中学生以下100円 / 団体(20名以上)一般150円、中学生以下50円
※4歳未満、障がい者と介護者(1名まで)は無料
【ホームページ】https://www.city.tsuruga.lg.jp/sightseeing/culture/119000020230911.html