インバウンド旅行客の回復で和をコンセプトとした客室が人気、プライベートを重視したラグジュアリー志向の高まりも上昇
株式会社 金乃竹のプレスリリース
金乃竹グループの旅館施設の規模はスモール ラグジュアリーをモットーに8部屋~23部屋としております。各施設と各客室の設えを意匠異なる十人十色に合うものとし、客室露天風呂を備え食事をお部屋で提供するなど、プライベートを重視した時間と空間を提供いたしています。この度、行動制限がなくなり約4年ぶりに日常に戻った2023年度の「おこもり需要」に人気のお部屋ランキングTop10を発表いたします。
|おこもり客室 人気ランキング(利用者数)
2023年の人気ランキング1位は箱根 芦之湯温泉にある「松坂屋本店」の客室「若松」となり、上位5位までに松坂屋本店の客室が占める結果となりました。またTOP10のうち6客室で「金乃竹 塔之澤」となりました。
松坂屋本店は1662年(寛文2年)創業、歌川広重の浮世絵にも描かれ江戸の世から温泉宿として360年以上続く老舗旅館です。芦之湯温泉は神奈川県下で唯一国民保養温泉地に選ばれ、当館の温泉は毎分200リットル湧き出る「湯の花」舞う100%源泉かけ流しの温泉で、三大美肌泉質(硫黄泉、硫酸塩泉、炭酸水素塩泉)全てを含有し女性層にご支持をいただいています。また、歴史と良質な温泉の他に、館内は食事の他にフリードリンクのオールインクルーシブを採用したり外国籍スタッフ15名による日本の温泉・料理・旅館体験を通じて日本の伝統を伝え続けていることがインバウンド旅行客に支持いただいた結果と考えています。
また金乃竹 塔之澤はTop3こそ松坂屋本店に譲ることとなりましたが、客室でのチェックイン、ミニバー無料・チェックアウト時間の延長などの特典があるクラブフロア(空・雲タイプ)を中心に6客室がTOP10に入り、20代~40代のカップル・夫婦を中心に根強い人気をみせています。
2022年のランキングでは金乃竹 塔之澤は上位1位~4位を占めていましたが、2023年5月の新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後のインバウンド旅行客の増加(前期比131%)により松坂屋本店が上位に浮上した結果となりました。
|おこもり客室 人気ランキング(売上高)
1位は2023年3月に高付加価値化を目的に新たに誕生した金乃竹 仙石原の「帝(MIKADO)」の客室です。
「帝」は136㎡のメゾネットタイプの当グループ最上級の客室となり客単価は17,3万円で35%がインバウンド旅行客でした。2位と3位には利用客数でもTOP10入りした金乃竹 塔ノ澤のクラブフロアの2室がランクイン、客単価は8,6万円となります。他、TOP10には「金乃竹 仙石原」の帝を含めた合計7客室がランクイン、施設全体の平均客単価は9,3万円です。金乃竹 仙石原は誰もが知るお話し「竹取物語」をコンセプトとし、全9室すべて意匠異なる客室の造りで客室露天風呂を備え、食事は客室でお召し上がりいただきます。また「客室」にリピートするお客様が多くリピート率は40%となります。
※調査日 :2024年1月4日
※調査対象:金乃竹グループで対象利用日(2023年1月1日~2023年12月31日)をお申込みの方
※対象施設:金乃竹 仙石原、金乃竹 塔ノ澤、松坂屋本店、Hotel坐樂閑、金乃竹 茶寮
|まとめ
2023年は5月にコロナが5種となり4年ぶりに日常が戻りました。箱根DMOの調査によると令和5年度の箱根全体の入込数は1,420万人(前期比:81,83%)、訪日旅行客については61,2万人(前期比:841%)という結果です。金乃竹リゾート全体は施設利用客数3,7万人(前期比:141%)となり、入国規制撤廃や急激な円安の影響からインバウンド旅行客の急激な回復や、国内の物価高などの要因から客単価が前期比で112%となりました。
2024年のインバウンド旅行客は過去最高の3,310万人が見込まれています。インバウンド旅行客は先の日程を早期に予約する傾向が高く間際の空室が少なくなり国内旅行客が予約を取りづらくなることや、続く国内の物価高が国内のリベンジ消費を落ち着かせる影響を及ぼすと考えています。
|今後の展望
金乃竹リゾートでは各施設の客室リニューアルやジム・サウナ・プールの新設やスマート化など、各施設で新たな高付加価値化を図り顧客体験価値を高めて参ります。またインバウンド旅行客に向けて「日本」の伝統、文化、食事など様々なアクテビティで「日本らしさ」を体験する環境と場を提供することで、付加価値の向上を図り「連泊需要」を創出を目的に「Ryocance(リョカンス)」を立ち上げています。連泊で施設の滞在時間が増え顧客満足度の向上を図ることで新たな収益の創出や、チェックインやチェックアウト・清掃の減少など業務効率化を目的としています。この連泊需要を創出する収益モデルを確立することで、箱根の観光需要や日本の宿泊業界・観光業界の発展に寄与したいと考えています。集客においても多言語サイトやAI多言語チャット、SNSなどの他、海外に向けた販路の拡張などDX化を推進することで集客強化を図って参ります。
*Ryocance(リョカンス)HP : https://kinnotake-resorts.com/ryocance/tonosawa/
|各旅館施設ごとの利用人数ランキングTOP3
(金乃竹 仙石原)
遊びを忘れない大人たちの隠れ宿、誰もが知っている かぐや姫のお話「竹取物語」をコンセプトにした旅館です。全室露天風呂付の客室は95㎡~133㎡とゆとりある空間となりフラットとメゾネットタイプなど全9室あり、食事はすべて部屋食となります。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817-342
(金乃竹 塔ノ澤)
渓谷の吊り橋を渡り、“癒しの森 塔ノ澤”へようこそ。敷地面積約20,000坪という広大な自然を背景として、塔ノ澤の自然に溶け込む為のこだわりの空間を提供しています。ノーラインリゾートという考えのもと、サービス・空間・環境の全てにおいて線を引かないという意味合いを実現した、まさに塔ノ澤の自然を肌で感じる事の出来る究極の癒しの旅館施設としています。客室は全8タイプ23の部屋は全室露天風呂付き。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町塔ノ沢191
HP :https://kinnotake-resorts.com/kinnotake-tonosawa/
(松坂屋本店)
創業360年の箱根 芦之湯温泉にある旅館。2022年12月に「世界に発信したい“日本ならでは”の魅力にあふれている」と認められた対象としてOMOTENASHI Selection 2022(主催:OMOTENASHI NIPPON 実行委員会) で金賞を受賞いたしました。旅館では珍しい「オールインクルーシブ」を採用しています。毎分200リットル湧き出る湯の花舞う100%源泉かけ流しの温泉は、三大美肌泉質(硫黄泉、硫酸塩泉、炭酸水素塩泉)すべてを含有する温泉です。5つの貸切露天風呂を有する「万衛門の湯」は無料で何度でもお楽しみいただけます。客室は四千坪の敷地に趣の異なる6つの館に全22部屋、露天付は10部屋。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817-342
HP :https://matsuzakaya1662.jp/
(Hotel坐楽閑)
箱根湯本駅から徒歩7分、箱根観光を巡る拠点として便利な立地にあります。当館はホテルでありながらも、旅館を体験できる設えを施しており、客室露天風呂を備えるお部屋もご用意いたしております。客室は全10部屋、十人十色のStayライフに合わせてお部屋タイプをお選びいただけます。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本642-1
(泊まれない旅館 金乃竹 茶寮)
2022年8月4日オープン、当社グループの最高級ブランド「金乃竹」のデイユース体験を提供するデイユース施設です。プランは黒毛和牛のしゃぶしゃぶ御膳のご昼食付きで最大10時間のプランをご用意いたしております。客室数は全8部屋、1階の4部屋は客室に露天風呂を備えており各部屋すべて造りが異なっております。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817−460
|金乃竹リゾートについて
創業1947年、二代目の窪澤が1999年に事業を継承いたしました。当時の富士荘(金乃竹の前身)は昔ながらの古い民宿で客室は8部屋、年間わずか2,500万円ほどの売上規模でした。窪澤は自ら竹取物語のコンセプトを具現化した貸切露天風呂や客室露天風呂を新設したり、8年間ほど自ら包丁を握り厨房で料理を創りお客様が残した残飯から傾向を分析して、お客様が喜び食す料理メニューの考案に日々明け暮れました。その結果、貸切露天風呂と料理の評判から「昔ながらの古い民宿」を6年で日々満室になる人気旅館へ成長させました。現在では、箱根で5つの旅館施設と2つの飲食店を運営、コロナ禍を含むこの5年間では+18%の成長を遂げています。
ビジネスで注目をされ日常を送る大人たち。そんな遊び足りない大人たちが、大切な人と人目を気にせずに過ごせる大切な時間を、リュクスな空間・料理・サービスで提供しています。
社名 :株式会社 金乃竹
本社所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817
代表取締役:窪澤 圭
事業内容 :旅館運営/寿司、カフェ、鉄板焼レストラン運営
HP :https://kinnotake-resorts.com/