株式会社URリンケージ地域活力共創部のプレスリリース
東京・神奈川・千葉の企業の社員及びフリーランスの方が、県内市町村で テレワークを体験しながら、滞在先の市町村で地域課題の解決に取り組んで いただく「テレワーク・副業×地域ミッション事業」を実施!
そこで、東京・神奈川・千葉の企業の社員及びフリーランスの方が、県内市町村でテレワークを体験しながら滞在先の市町村で地域課題の解決(地域ミッション)に取り組んでいただく「テレワーク・副業×地域ミッション事業」を実施してきました。2020年から始まった本事業は今年で3年目を迎え、秩父市・皆野町・毛呂山町の3市町で実施しました。
参加者は、勤務時間後や休日に、市町と一緒に地域課題の解決に取り組み、関係人口として地域に携わります。
◇テレワーク・副業×地域ミッション事業概要
また都内から日帰りで訪れることができる埼玉県では、その強みを生かして、関係人口※を呼び込み、地域の担い手を確保できる可能性が広がっています。
そこで都内企業の社員等が、県内でテレワークを体験し、滞在先市町村と連携して地域課題に取り組んでいただきます。併せて、本事業参加者にはテレワーク体験していただく中で発見した、各地の魅力を随時紹介していただきます。
※関係人口:移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉
総務省HPより抜粋
本事業を通じて期待される効果として
・市町村は地域の課題解決に民間(企業・個人)のアドバイスが得られる
・企業・フリーランスの方は、行政との連携による地域課題解決を通じて、地域でのビジネスチャンスの創出にもつながる
・県外からのテレワーク滞在で新たな関係交流のきっかけになる
・地元の事業者や様々なステークホルダーとの新たな事業・サービス開発の検討の機会になる
などが考えられます。
令和5年度の実績
実施期間:令和5年4月-令和6年3月
今年度実施地域:秩父市、皆野町、毛呂山町
参加企業・フリーランス各事業者最大1週間程度、1市町村あたり3名程度
宿泊場所:ホテル、旅館、など
テレワーク場所:コワーキングスペース、カフェ等
◇今年度(令和5年度)実施地域の取組み
〇秩父市
【”定番ではない”新たな観光プランの構築に向けた取組】
秩父市内には、秩父神社をはじめ、番場通りや三峯神社など観光スポットが各所に点在しています。また、近年はレトロブームに伴い、若年層を中心とした観光客が多く訪れるようになり、番場通りではカフェなどの飲食店も立ち並ぶようになりました。
一方で、番場通りの賑わいは一定数あるものの、通りを離れた東町通りや夕方以降の市内の賑わいは乏しいという課題があります。
□地域ミッションの目的□
既存の地域資源を活用し、SNSでの情報発信やレンタサイクル等の二次交通手段も絡め、来訪者がより深く秩父市を楽しめる”定番ではない”新たな観光ルートの構築を目指します。
ミッション参加者による地域コンテンツの視察及びテレワーク体験を実施し、来訪に繋がる既存のキラーコンテンツを活用した「謎解きプログラム」や「ビジネス向け交流型パッケージプラン」などについて検討しました。
また、滞在最終日には各参加者よりアイデアを秩父市に提案し、今後の可能性を含めて意見交換を行いました。
〇皆野町
【テレワーク拠点を活用した体験型ふるさと納税返礼品の開発】
皆野町では、人口減少や少子高齢化への対策として、移住促進や子育て支援の施策に取り組んできました。ただ、近年は各自治体でもこうした課題や取組が一般化されつつある中、どのようにして地域資源を活用した関係人口(地域と多様に関わる人々)創出が可能なのかが課題となっています。
□地域ミッションの目的□
魅力資源の1つとして、地域内外の人の交流の場として開設したコワーキングスペース「みなのLABO」を軸に、ふるさと納税体験型返礼品の開発を目指し皆野町の認知来訪を促進します。
ミッション参加者による町内の視察を行い、新たな観光コンテンツの発掘や町に人を誘引する方法についてのアイデアを検討しました。滞在期間中は地元有識者や町役場の方々と意見交換を交えながら、現在、みなのLABOで作成したキットを用いた首都圏ショッピングセンターでのワークショップを開催することを企画検討しています。
また、「天空のポピー」を栽培するため、職員や地元住民でポピーの種まき自体を観光資源として前面に押し出すなど、多角的な視点で様々な助言をいただきました。
〇毛呂山町
【地元産木材「西川材」を活用したふるさと納税返礼品の開発】
毛呂山町では、地元産木材の積極的な活用により、循環型社会を実現するため「西川材」の原材料となる森を活用したふるさと納税返礼品の開発に取り組んでいます。一方で、林業の担い手不足もあり、開発商品を増やすことに苦労しており、寄付額が伸び悩んでいるという課題もあります。
□地域ミッションの目的□
本事業では、これまで開発した返礼品のブラッシュアップや「木育」などの体験型返礼品開発に取り組み、町の新たな地域資源になることを目指します。
地域ミッション参加者と地元材木店とで意見交換を行い、親子で楽しむ「木こり体験」イベントをふるさと納税体験型返礼品として開発しました。こうしたイベント等を開催することで西川材を通じて地域に興味関心を持ってもらい関わる人を増やしていけるよう、西川材による新たな商品開発の検討や西川材をフックとした町の情報発信についても検討しています。
〇きっかけ探しは埼玉で!事業報告会
専用webページ上で当日の模様をお伝えしております。
きっかけ探しは埼玉で!専用webページはこちら
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0106/telework_fukugyo_chiiki-mission.html
〇SNSで地域ミッションの状況を公開中
きっかけ探しは埼玉で!のアカウントはこちら
・X(旧Twitter):埼玉ものがたり(@saitama_story)
・Instagram:saitama_telework2023
株式会社URリンケージアセットソリューション本部地域活力共創部
担当:小玉・鈴木
TEL(代表)03-6803-6200
☆☆本事業に関する問い合わせ☆☆
埼玉県企画財政部地域政策課
地域振興担当栃本、藤田、伴
TEL(直通)048-830-2773