~「伝統」と「革新」に出逢い、「生き方」「在り方」を考えるきっかけに~
株式会社JTBのプレスリリース
本プログラムは、京都を訪問する中学生・高校生を対象とし、伝統産業を継承する人々の中から「10代のうちに出逢ってほしい」と感じた人々を厳選し、工房などを訪問します。一般的な伝統体験学習とは一線を画し、選りすぐりの伝統継承者との「出逢い」と「対話」に全ての時間を費やします。
プログラムを通じ、子供たちは伝統を未来へつなぐ方々の「生き様が反映された営み」を五感で体感し、伝統を守りつつも新たな挑戦をし続け、強い信念をもって変化の時代を生き抜く姿に触れます。そうすることで、伝統に対する新たな認識を得て、その魅力を自らの言葉で語ることが出来るようになることや自身の「生き方」や「在り方」について考えるきっかけになるプログラムです。
■開発背景
日本の伝統は、数百年もの環境の変化に対応し継承されてきたものです。一方、後継者不足など様々な課題も抱えています。そういった中で、「伝統を次世代につなぐことに挑戦している大人の背中に触れ、今後の生き方について考えるきっかけを提供したい」という和えるの想いと、「ここ数年コロナ禍において、子供たちにとって様々な制約があったこと、またこれからのAI時代を見据え、子供たちの感性に響く旅を作りたい」というJTBの想いが合致し、旅先で選りすぐりの伝統継承者と出逢い・対話をし、五感で体感する探究型のプログラムの開発に至りました。
■プログラム概要
■プログラムの構成
参考1:訪問する事業者のプロフィールシート
参考2:訪問する事業者の例
【仏像の彫刻・修復・仏像彫刻教室】 土御門仏所 三浦耀山さん
仏像が好き過ぎるあまり、サラリーマンから仏師に転身した経歴を持つ。ドローンで仏像を浮遊させるなど、誰にも思いつかないような新しい挑戦をしている。
【注目ポイント】
・サラリーマンから仏師へ転身。
職人のなり方、ゼロから仕事を獲得する方法とは?
・工房中に広がる木の香りを体感。
木の種類、質感、重さの違いに着目してみよう。
・ドローン仏、ガチャ仏さまなど、固定観念に囚われないアイデア
のきっかけは?
【手描京友禅の商品製作・販売・発信】 有限会社豊明 京都デニム 宮本和友さん
「世界に発信できる産業を作りたい」という想いから、手描き京友禅の技法を活かしデニム生地を装飾、スタイリッシュな商品を製作している。海外からの購入も多い。
【注目ポイント】
・手描京友禅を着物ではなくデニムに施すという前代未聞の挑戦。
その原動力は?
・海外の方にも選ばれている京都デニムの、製作・発信において意
識していること
・「作り手」「伝え手」伝統を次世代につなぐうえで欠かせない仕
事の役割とは?
■今後の展望
受入数は初年度12校2,000名、3か年で92校15,000名を目指します。修学旅行生が多く伝統産業が盛んな奈良など他地域でのプログラム開発・実施も視野に入れています。その中で本質的な社会課題の解決や地域活性化にも取り組んでいきたいと考えています。
■共同開発パートナー
●株式会社和える
日本の伝統を次世代につなぐことを目指し、2011年創業。幼少期から職人の手仕事に触れられる環境を創出する“0歳からの伝統ブランドaeru”や、学びを通して伝統を伝える“aeru school”等を展開。未来の教室「STEAMライブラリー」(経済産業省)で伝統工芸を題材にした教材の開発や、のべ100校以上で伝統をテーマにした授業やワークショップを開催。先人の智慧が蓄積された日本ならではの伝統文化を、心の豊かさを育む具体的な手段と捉え、「伝える職人」として、次世代に日本の伝統をつなぐ仕組みを創出し続ける。
■一般のお客様からのお問合せ先
全国のJTB法人サービス店舗 https://www.jtbbwt.com/branches/
JTB法人サービスサイト お問合せフォーム https://www.jtbbwt.com/education/contact/
■商品の開発に関するお問合せ先
JTB 企画開発プロデュースセンター 教育企画開発課
メール:kpc_dev@jtb.com TEL:03-6704-5527 受付時間:9:30~17:30(土・日・祝日を除く)