【運転シーン別調査】運転時にAIに求める情報はシーンによって異なる!交通・駐車場情報は常にニーズありという結果に

7割以上がAIから情報が欲しいタイミングは「渋滞にはまった時」と回答

株式会社YAYのプレスリリース

株式会社YAY(本社所在地:東京都中央区、代表取締役:薬師寺 悠木)は車を持つ男女の方を対象に「自動車×AI」に関する調査を実施しました。

車を運転する際には、目的地までのルートや駐車場情報といった運転中に役立つ情報を得るためにナビゲーションシステムを活用しているドライバーも多いのではないでしょうか。
近年ではAI技術を取り入れ、リアルタイムで交通状況を収集・分析し、ドライバーに必要な情報をタイムリーに提供してくれる革新的な機能を備えたものも登場しています。

では、実際にドライバーは、どのような運転シーンでどのような情報を求めているのでしょうか。
高度な音声認識機能や学習機能、未来を予測する機能を備えたものもありますが、今後AIから提供される情報の詳細度やタイミングについては、どのようなニーズがあるのでしょうか?

そこで今回、株式会社YAYは、車を持つ20代から60代の男女1,020名を対象に「自動車×AI」に関する調査を実施しました。

調査概要:「自動車×AI」に関する調査
【調査期間】2024年6月7日(金)~2024年6月8日(土)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,020人
【調査対象】調査回答時に車を持つ男女と回答したモニター
【調査元】株式会社YAY(https://yay-corp.com/
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

どのような運転シーンで、どのような情報をAIから得たい?それぞれの傾向とは?

はじめに「一人での運転中にAIから得たい情報を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『交通情報(70.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『駐車場情報(51.9%)』『天気予報(42.6%)』と続きました。

一人での運転中は、まずはAIから詳細な交通情報を得たいという方が多いようです。
では、複数人の場合ではどのような傾向が見られるのでしょうか。

「複数人での運転中にAIから得たい情報を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『交通情報(62.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『駐車場情報(53.2%)』『グループ向け飲食店情報(43.6%)』と続きました。

複数人での運転中は、AIから「グループ向けの飲食店情報を得たい」と回答した方が約4割という結果となりましたが、それでも交通情報や駐車場情報の割合のほうが多い傾向が見られました。

では、もしもこれが旅行中(旅行先)での運転となると、どのように変化するのでしょうか。

「旅行先での運転中にAIから得たい情報を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『地域の観光スポット情報(61.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『交通情報(58.9%)』『駐車場情報(58.9%)』と続きました。

わずかな差ではありますが、旅行中は交通情報や駐車場情報よりも、旅行先の情報を優先する傾向があるようです。
では、ペットを乗せている場合はどのような傾向が見られるでしょうか。

「ペットを乗せている際の運転中にAIから得たい情報を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『ペット可のレストランやカフェ情報(43.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『交通情報(31.1%)』『駐車場情報(26.7%)』と続きました。

ペットを車に乗せている場合は、交通情報などよりもペットを優先する傾向があるようです。
では、例えばデート中の運転になるとどのような結果になるのでしょうか?

「デート中の運転中にAIから得たい情報を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『デートスポット情報(59.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『雰囲気の良い飲食店情報(52.0%)』『交通情報(50.2%)』と続きました。

全体的な数値を見ると、デートスポットや雰囲気の良い飲食店の情報を得たいと思いつつも、約半数の方が交通情報も得たい回答しました。
渋滞などに巻き込まれてしまうと、せっかくのデートに水を差されてしまうかもしれないため、交通情報も疎かにはできないと考えていることうかがえます。

では、プライベートではなく、ビジネスシーンでの運転ではAIからどのような情報を得たいと思っているのでしょうか。

「ビジネス(出張)中の運転中にAIから得たい情報を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『交通情報(59.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『駐車場情報(54.2%)』『天気予報(32.4%)』と続きました。

傾向としては、一人で運転する場合と割合は似ていますが、比較するとやや駐車場情報や天気予報を重視する傾向が増えるようです。
悪天候時の運転中は、どのような情報をAIから得たいと思っているのでしょうか?

「悪天候時の運転中にAIから得たい情報を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『天気予報(77.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『交通情報(62.5%)』『駐車場情報(33.6%)』と続きました。

AIによってリアルタイムで提供される雨雲レーダーや雷注意報などの情報は、悪天候時の運転中にとても役立つでしょう。
また、約6割の方が「交通情報」と回答したように、悪天候時は交通事故が増加する傾向もあるため、事故や渋滞といった交通情報も得たいと考える方が一定数いることが明らかになりました。


デートや複数名を乗せての運転中に、AIからの情報が欲しいと思うタイミングとは?

初めてのデートで車を運転することになった場合、駐車場やデートコースの確認、人によってはタイムスケジュールを組むといった準備を行うかと思います。
実際、初デートではどの程度準備しているものなのでしょうか?

「初デートで運転をする場合、経路等を含めどの程度準備しますか?(単一回答)」と質問したところ、『目的地までの経路だけ調べる(35.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『目的地だけでなく付近の駐車場も調べる(30.0%)』となりました。

約6割の方が目的地への経路は事前に調べており、その中の約半数は付近の駐車場のことも調べていることから事前準備に時間をある程度かけていることがうかがえます。

では、2人でのデートもそうですが、複数名を乗せて運転する際、AIからの情報がほしいと思うのはどのようなときなのでしょうか?

「複数名を乗せて運転をする際に、AIから情報が欲しいタイミングはいつですか?(複数回答可)」と質問したところ、7割以上の方が『渋滞にはまったとき(76.7%)』と回答しました。

非常に多くの方が渋滞にはまったときに情報が欲しいと考えていることが明らかになりました。


提供される情報の詳細度はどれくらいが良い?

最後に、AIから提供される情報の詳細度のニーズに関してお聞きしました。

「AIから提供される情報の詳細度はどの程度が良いですか?(単一回答)」と質問したところ、『ある程度の詳細情報まで知りたい(例:営業時間だけでなく目安の予算等)(59.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『大枠が簡潔に分かれば良い(例:営業時間のみ)(31.0%)』『歴史や背景まで含めて細かく詳しく知りたい(例:創立(開店)日やどういった層がよく来る・おすすめメニュー等)(9.6%)』と続きました。

約6割が「ある程度の詳細情報まで知りたい」と感じているようです。
また、来客層やおすすめメニューなど「歴史や背景まで含めて細かく詳しく知りたい」という方も一定数いることが明らかになりました。


まとめ:現状は交通情報と駐車場情報のニーズが高い?AIからの情報提供のニーズが高いタイミングは「渋滞にはまったとき」

今回の調査で、どのような運転シーンでどのような情報にニーズがあるのかが明らかになりました。
デート中や旅行中、ペットと一緒など、車を運転する目的や条件だけでなく、一人か複数名かによっても求める情報のニーズは異なるようです。
しかし、車を運転する際に求める情報は、「無事に目的地まで辿り着くこと」「車が駐車できること」が主なものとなっており、デート中はデートスポットの情報、悪天候時は天気予報を重視しつつも、車を運転するうえで交通情報や駐車場情報は疎かにはできないと考えていることがうかがえました。

AIから交通情報や駐車場情報、天気予報などの必要な情報が提供され、そのうえで、旅行ならば観光スポット情報、デートならデートスポット情報、ペット連れならペット可の飲食店の情報など、その状況に合った情報も知ることができたら、運転する際により快適になりそうです。

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