日本ミシュランタイヤ株式会社のプレスリリース
「すべてを持続可能に」を企業ビジョンとするミシュランの日本法人である日本ミシュランタイヤ(本社:群馬県太田市、代表取締役社長:須藤 元)は、日本全国のホテル・旅館を対象に、個性あふれる魅力的な宿泊施設を3段階のキー(鍵のマーク)で評価するミシュランキー掲載施設を発表し、7月4日(木)よりミシュランガイド公式ウェブサイトおよびアプリにて公開しました。本セレクションは、日本国内はもちろん、全世界のユーザーが無償で閲覧可能となります。
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レストランの星が優れたレストランの指標であるように、ミシュランキーは個性あふれる魅力的な宿泊施設の道しるべとなります
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アジアで初めてのミシュランキーは日本全国の素晴らしい宿泊施設108軒に付与されました
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ミシュランガイドのセレクションチームに厳選された、優れた体験を提供するホテルが予約可能に!ミシュランガイドは世界初の独立した予約プラットフォームを目指します
ミシュランは、今年4月からフランス、アメリカ、スペイン、イタリアで各国初となるミシュランキーホテルを発表してきました。そして、本日7月4日、日本初のミシュランキーホテルをアジア圏では先駆けて発表しました。108軒の旅館・ホテルに1から3までのミシュランキーが輝き、全国で最も優れた体験と滞在を提供する宿泊施設に光をあてています。
ミシュランガイドのホテルセレクションはデジタル化を推進し、より包括的なサービスを目指し、ユーザーに必要なおすすめの情報を提供しています。ミシュランガイドのセレクションチームによる、匿名の滞在や訪問に基づいたミシュランキーという新たなベンチマークを提供します。ユニークなホスピタリティ、個性的な施設、温かいおもてなし、高いレベルの多様なサービスで際立っている宿泊施設へ、ユーザーの皆様を導くことを目指しています。
【国内108軒の旅館・ホテルが1つ、2つ、3つのミシュランキーの評価に】
アジア初となる今回のセレクションでは、ミシュランガイドホテルセレクション掲載ホテル、国内243軒(7月1日現在)のうち、3ミシュランキー6軒、2ミシュランキー17軒、1ミシュランキー85軒の、トータル108軒のミシュランキーホテルが誕生しました。日本の伝統を現代に繋ぐ歴史ある旅館から、ファッショナブルな都会のブティックホテル、自然の中でリラックスできる隠れ家、世界的に有名なラグジュアリーホテルまで、幅広い宿泊施設が揃っています。
ミシュランガイド・インターナショナルディレクター グウェンダル・プレネックコメント
「この新しい指標により、ミシュランガイドの124年にわたる旅行者へのサービスに、新たな章がスタートしました。ミシュランガイドのインスペクターは、現地に足を運んで、旅行者と同じ体験をし、最高の滞在をユーザーに共有するためにこのセレクションリストを作成しました。1つ、2つ、3つのミシュランキーの宿泊施設は、エキスパートによって発掘された原石で、ミシュランキーは彼らの比類のないおもてなしへの敬意の証です。日本のミシュランキーセレクションは、伝統的な旅館から、ポップな建築とデザインのランドマーク、大都市を象徴する高層ホテル、小さな宿泊施設まで、様々なタイプ、コンセプト、スタイルのセレクションを紹介しています。旅行者は、自身の求めるエクスペリエンスを持つ宿泊施設を検索し、ミシュランキーホテルを予約して、忘れられない滞在を体験できます」
【1、2、3ミシュランキーの定義】
ミシュランガイドのレストランセレクションで優れた料理体験を示す星のように、ミシュランキーはホテルセレクションで最も優れた滞在を提供する宿泊施設を示しています。旅行者に新しいベンチマークを示し、単に素晴らしいアメニティを備えているかではなく、多様な角度から各ホテルの体験を評価します。
1ミシュランキー(ワンミシュランキー)とは:特別な滞在
独自の個性と魅力を持った目的地。型にはまらず、他にはない体験を提供している。サービスは常に一歩先を行き、同じ価格帯の宿泊施設より、はるかに多くのことを提案している。
2ミシュランキー(ツーミシュランキー)とは:素晴らしい滞在
思い出に残る体験ができ、あらゆる点においてユニークで特別な宿泊施設。個性的かつ魅力的であり、誇りを持ち細心の配慮を心がけ運営している。人々の目を引くデザインや建築、その土地の持つ魅力が特別な場所や空間を演出している。
3ミシュランキー(スリーミシュランキー)とは:最上級の滞在
快適さとサービス、スタイルとエレガンスの全てを高いレベルで提供。世界で最も注目に値する最上級のホテルのひとつであり、一生に一度の特別な旅の目的地となる。真に素晴らしいホスピタリティのすべての要素がここにあり、その滞在は長く記憶に残る。
【ミシュランガイドホテルセレクション 5つの評価基準】
ホテルのセレクションは次の5つの評価基準を基に決定します。
1. ホテル自体が旅の目的地であり、その土地ならではの体験ができる
2. 素晴らしい建築とインテリアデザイン
3. サービスの質、快適性、メンテナンスが行き届いている
4. 価格に見合った体験ができる
5. 施設の個性やユニークな特徴を反映した独自性がある
【3ミシュランキーに6軒の宿泊施設。世界で最も素晴らしい滞在を体験できる場所に】
強羅花壇(神奈川県箱根町)は、富士山の麓に位置する箱根国立公園の真ん中、かつての離宮跡地に佇む旅館。現代的な建築と伝統的なスタイルが融合し、雄大な田園風景に囲まれています。洋室と和室を備え、木や石の露天風呂をしつらえる客室、巨大な岩を見上げられる屋外温水プールは特に印象的です。
かつての三井総領家の邸宅跡に建てられたホテル ザ ミツイ キョウト(京都府京都市)は、アンドレ・フーと日本のアーティストや建築家によってデザインされた160室の客室を備えたホテル。二条城の真向かいにあるホテルのエントランスは、300年の歴史を持つ梶井宮門をくぐり、静寂の空間へ誘います。ホテルは1,300平方メートルの壮大な中庭を囲み、地下に沸く天然温泉と素晴らしいスパを提供しています。
アマネム(三重県志摩市)は、日本で育まれた伝統的な美意識を基調とした現代的な空間で、日本らしいおもてなしを提供しています。ケリー・ヒル氏による建築は、日本的であると同時に、現代的。伊勢志摩国立公園を見渡すこのホテルのスイートとヴィラからは、英虞湾の美しい景色を眺めることができます。客室はすべてプライベート温泉付き。広いスイートを24室備えるほか、6名まで宿泊可能なヴィラは、366平方メートル以上の空間にキッチンやリビング、ダイニングも備えています。現代風にアレンジされた会席料理を、素晴らしい景色とともに堪能できます。
パレスホテル東京(東京都千代田区)は皇居の緑豊かな庭園の一部に滞在しているかのような好立地。皇居と首都の街並み両方の景色を思い出に持ち帰れる特別な場所です。落ち着いた建築とデザイン、モダンジャパニーズのインテリアは重厚で、慎重に検討され、巧みに配置されています。ホテルが提案する多くの設備とサービスの一つがエビアンスパ。世界に知られる、レマン湖のほとりのユニークなエビアンスパを東京で体験できます。
フォーシーズンズホテル東京大手町(東京都千代田区)は皇居の東御苑を見下ろす高層階に位置するホテル。上品なインテリア、贅沢な設えの快適な空間です。日本的な装飾と禅のインスピレーションを取り入れたラグジュアリーなスパ、高級なレストランやバーも備えたホテル。
日本の首都にもかかわらず、イタリアにいるような気分を味わうことができるブルガリホテル東京(東京都中央区)。銀座、日本橋へのアクセスもよく、高層ビルの最上階にあるイタリアンクラシックスタイルのインテリア。客室とスイートはモダンイタリアンで、さりげなく日本のアクセントを取り入れた贅沢な空間。建築家パトリシア・ヴィエル氏とアントニオ・チッテリオ氏は、イタリアそのものを感じる空間の創出に見事に成功しました。
【2ミシュランキーに17軒、素晴らしい滞在を提供する宿泊施設】
遠回りする価値のある素晴らしい滞在を提供する17軒のホテルのいくつかをご紹介します。
瀬戸内海に浮かぶ小さな孤島にベネッセハウス(香川県直島町)は景色に溶け込むように存在しています。アートコレクターの福武總一郎氏とプリツカー賞を受賞した建築家、安藤忠雄氏のコラボレーションです。芸術への愛を形にしたこのホテルには、ジャクソン・ポロック氏からジェームズ・タレル氏まで、アーティストの個性的な作品やこのホテルのロケーションにふさわしいインスタレーションを置いています。島と海の景色を望む客室に加え、美術館で夜を過ごしているような空間は、唯一無二の体験を提供しています。
ふふ河口湖(山梨県富士河口湖町)は32室のモダンな旅館スタイルのホテル。完璧な静けさ、環境に配慮した経営、天然素材とオーガニック素材にこだわった建築やインテリアなど、建物とコンセプトが巧みに構成されています。どの客室からも富士山を一望できるのも魅力の一つ。新鮮な地元の食材を使用した会席料理はその土地の魅力に溢れています。
沖縄県石垣島に建つユサンディ(沖縄県石垣市)は、美しいビーチ、透明度の高い海、亜熱帯林に囲まれた5つのヴィラのみ。ここは建築家の團紀彦氏の情熱的なプロジェクトにより建てられました。雄大な自然環境に溶け込むように設計されたラグジュアリーでミニマルなホテル。
日本の伝統的な田舎旅館の1つである西村屋本館(兵庫県豊岡市)は美しい設えの和室、会席料理、温泉でもてなす、正統派旅館です。
ENOWA YUFUIN(大分県由布市)は自らの宿を「ボタニカル・リトリート」と呼んでいます。静かで贅沢な隠れ家は、山に囲まれた自然豊かな地。大きな窓とオープンエアのスペースから自然を招き入れるモダンな建築が特徴のホテルは、土を作り、食材を育てる「農場主導」の料理で締めくくられています。
ザ・キャピトルホテル 東急(東京都千代田区)は251室の客室を備えながら、ゲストが自然を感じられる数少ない東京のホテルです。隈研吾氏が設計する建物はすっきりしたラインとミニマルな美学が特徴で、和の空間を作り出しています。
ジャヌ東京(東京都港区)は都会の中でも最新鋭のホテルの一つ。アマンのヤングジェネレーション向けブランドであるこのホテルは、8つのレストラン、スパ、ウェルネスセンターを備え、滞在するゲストを飽きさせることはありません。
【1ミシュランキーに85軒の特別な滞在を提供する宿泊施設】
セレクションされた85軒の施設は、ロケーション、コンセプト、ホスピタリティ全てにおいて、多様性に富んでいます。その中にはプリツカー賞を受賞した坂茂氏や西沢立衛氏など、日本を代表する近代建築科の邸宅コレクションである、ししいわハウス軽井沢(長野県軽井沢町)も含まれています。牧歌的なロケーションに、洋室、和室のスタイリッシュな客室を備えた3棟の別棟からなるホテルです。
東京駅で行きかう旅人を温かく迎えてきた東京ステーションホテル(東京都千代田区)。天井の高い風格のある大きな客室、スマートカジュアルから高級レストランまで様々なバーやレストラン、クラシックな赤レンガの優雅さとは対照的な、モダンでミニマルなスパなど、ファーストクラスのモダンなホテルです。
平和な旅やユニークな逃避行には、ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座(沖縄県宜野座村)がおすすめです。この閑静なヴィラスタイルのリゾートは、半島の先端にあり、森林地帯により町から隔たれ、ひっそりと佇んでいます。ツインルームからヴィラまで、多様な19室の客室を備える贅沢な造り。全フロアから海を臨むプライベートテラスにジャクージを備え、ゲストはスパや、伝統的な沖縄料理とフランス・イタリアの料理を組み合わせたレストランを利用できます。
献身的で持続可能なホスピタリティを推進する里山十帖(新潟県南魚沼市)は魅惑的な山々の奥深くに佇み、環境に配慮する感性と、何世紀にもわたり受け継がれてきた古民家の伝統を併せもつ宿。明るく清潔で静かな佇まいを維持しながら、厳しい冬を越すために設計された田舎の木造家屋敷を融合させています。
鴨川を望む素晴らしいロケーション、モダン建築とインテリアを備えた源氏京都(京都府京都市)はホスピタリティ溢れるデザインがそこかしこに感じられます。伝統と革新、異文化の融合を感じられる客室は、ミニマルでありながら京都の職人技が細部にまで行き届いています。
ミシュランガイドのホテルセレクションは、ミシュランガイド公式ウェブサイトとアプリにて無料でご覧いただくことができます。これらのデジタルプラットフォームでは、全てのおすすめホテルを最適な価格で直接予約可能です。ミシュランガイドで、旅行中や、旅行の準備をするユーザーをサポートするために、ミシュランの正社員であるトラベルエキスパートによるコンシェルジュサービスも提供しています。
ミシュランキーは、フランス、アメリカ(アトランタ、カリフォルニア、シカゴ、コロラド、フロリダ、ニューヨーク、ワシントンDC)、スペイン、イタリア、日本に続き、9月には北中米(アメリカのその他地域、カナダ、メキシコ)、タイ、10月にはイギリスで発表します。
■ミシュランガイドホテルセレクションはレストランと同じく、ミシュランガイド公式ウェブサイト、公式アプリで
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公式ウェブサイトURL : https://guide.michelin.com/jp/ja
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ミシュランガイド公式アプリ
iOS, Androidともに二次元バーコードからダウンロード可能
・世界のミシュランガイド(レストラン・ホテル)が一つに
・レストランの先行公開により、最新のセレクションが入手可能
・周辺検索、旅先の検索にも
・お気に入りやリストを共有可能
・ダウンロード無料
【ミシュランガイドについて】
1900年8月、最初のミシュランガイドがフランスで発行されました。当初、ドライバーのために作成されたこのガイドには、タイヤの使い方と修理方法、自動車修理工場のリスト、ガソリンスタンド、ホテルやレストランなどの実用的な情報が多数掲載されていました。ミシュラン兄弟が目指したのは、自動車の活用を促進し、ひいてはタイヤ市場を発展させていくために、旅をより安全で楽しいものにすること、つまりモビリティを向上させることでした。これは現在も、タイヤはもちろん、ミシュランの地図、ガイドブックなど各種刊行物を含めた共通の目標になっています。1911年にヨーロッパ中を網羅したガイドブックが完成し、1926年、「おいしい料理を星の数で表す」評価法がスタートしました。ミシュランガイドはまたたく間に美食ガイドの代表格となりました。2005年、北米に進出してニューヨーク版、2006年にはサンフランシスコ、その後もラスベガス、シカゴ版が次々と発行され、2007年、『ミシュランガイド東京2008』がアジア初として発行されました。2009年には国内2番目として『ミシュランガイド京都・大阪 2010』が発行されました。その後も香港・マカオ版やリオデジャネイロ・サンパウロ版、シンガポール版、ソウル・釜山版、バンコク・プーケット&パンガー版、台北版、広州版、北京版、そして近年ではドバイ、アブダビ、トロント、イスタンブール、マレーシア、ベトナムなどエリアを拡大。対象エリアは現在世界で約50エリアに及びます。
【すべてを持続可能に】
ミシュランは「すべてを持続可能に」という企業ビジョンのもと、人(People)、地球(Planet)、利益(Profit)三方良しの理想を叶え、2050年までに100%持続可能なタイヤを製造することを約束しています。大西洋で帆船による海上輸送の推進、東南アジアの天然ゴム栽培および森林保全の最適化、自動車産業の電動化への貢献など、グローバルに脱炭素への取り組みを進めています。ミシュランのサステナビリティ経営強化に向けたコミットメントは、以下をご参照ください。
2050年のビジョン https://news.michelin.co.jp/divs/michelin-tires-will-be-100-sustainable-in-2050
2030年に向けた戦略 https://news.michelin.co.jp/divs/make-everything-sustainable-michelin-announces-strategy-to-2030
SDGsへの貢献 https://www.michelin.co.jp/csr
【ミシュランについて】
ミシュランは、人々の生活に変化をもたらす複合材料と体験機会を提供する世界的企業です。130年を超え工学材料のパイオニアとして、人類の進歩とより持続可能な世界の実現に一貫した貢献をしてきました。
高分子複合材料の深いノウハウをいかし、モビリティ、建設、航空、低炭素エネルギー、ヘルスケアなど様々な産業分野で重要な用途に使用される高品質なタイヤや部品を製造するため、常に革新を続けています。製品に込めた思いと、お客様目線のニーズをとらえ、ユニークで充実した体験を提供します。フリート向けデータやAIベースのコネクテッドソリューションの提供、ミシュランガイドの厳選したレストランやホテルのおすすめまで、事業領域は多岐にわたります。